ご意見やご質問をどうぞ : 特に頭ののぼせ、ほてり、発汗が10年ほど続いています。
手足はいつも暖かく冷えは全身全くありません。
ツムラの女神散と六味丸を服用していますが、ツムラの漢方薬でもっと効果のあるものと考えています。
今自分なりに考えてみたのですが、温清飲と女神散を一緒に服用したら、どうか大変悩んでいます。
是非 教えて下さい。自律神経と更年期が一緒にきているからだと先生に言われました。
体がオーバーヒートを起こしているんです。
少し蒸したり暑いと感じたりプレッシャーが感じたりすると タラタラと頭から汗が出てしまいます。
夏は特に辛いですね。
それと目と喉が乾燥しやすいです。生理はありません。
返信メール宜しくお願いいたします。
ヒゲ薬剤師のお返事メール:貴方とそっくりさんを、数年以上前、比較的急速に悩みを解決して差し上げた経験があります。
その時の漢方処方は、桃核承気湯と黄連解毒湯に六味丸でした。
その前に、桃核承気湯と黄連解毒湯だけではやや効き目が弱いので、六味丸を加えたら急速に回復しましたが、それでも弱ければ、猪苓湯を加えるつもりでしたが、その必要もなく軽快しました。
最近では、服薬を怠ってますが、夏の暑いときだけで間に合うようです。昨年の夏にも、一時的に服用していたほうが楽みたいだと言われ、秋になるとその必要も無くなったようです。
このような方がいたからと言って、貴方の場合も全く同じ処方で治るとは限りません。
正確な弁証論治にもとづいて方剤を決めなければ、逆効果になることだってありえます。
冷えは全身全く無いとのことでしたら、温清飲の中には四物湯という、かなり温める薬物が多いので、貴方には逆効果になる可能性すらあります。
女神散にしても、やや温める薬物が多すぎるように思いますよ。
目と咽喉が乾燥しやすいとのことですが、案外、辛夷清肺湯と六味丸に猪苓湯、あるいは血の滞りが強いようでしたら、桂枝茯苓丸や桃核承気湯などが適応かどうかを考慮すべきです。
メールでの判断は、直接お会いしての類推とは異なり、すべてかなりな憶測に過ぎません。決して正確ではありませんが、すくなくとも上記の服用しても無駄なものの中には、温清飲や女神散のような気がしてなりません、ということです。
以上、あくまで一つのヒント程度に思われて、あまり素人療法は考えらず、そのツムラ漢方を出してもらえるお医者様ともよく御相談されることです。
但し、その先生が漢方に詳しい先生であることを祈るばかりですが・・・・・・
頓首
追記 多汗症に猪苓湯を用いることがあり得る理由は、津気の通り道である少陽三焦のルートを利用して汗を小便に導き、結果として発汗量を少なくする方法である。
これはヒゲ薬剤師の試案としてやや古い論文もある。
猪苓湯が滑石茯苓湯に変わるとき(アトピー性皮膚炎)など
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