地震にめげず建っている新東京タワー(撮影者:関東の内科医師
おたより:関東の内科医師
あの大きな地震の後…東京の活気は消えてしまっています。開業して一ヶ月余り、次第に増えていた自分の医院の患者さんの数にも影響が出ています。自分は借金を払えるんだろうかぁ?(汗
そして今日、秋葉原の大きな電気屋さんに行った時に感じたのは、「ここで、あの大きな揺れが来て、全館停電になったらどうしよう?」と言う不安感でした。それは、そのお店のお客さんの数が平常の1/3以下であったことからも分かります。加えて、そんなことから感じたのは…「地震の後に来院して下さった患者さんの気持ち」でした。
地震発生当日、全ての電車が止まってしまい、多くの方が帰宅困難者となって自宅まで歩いて帰宅しました。その光景は異様でした。自分の医院のスタッフを送って行こうと車で移動している時のこと。街は朝方の通勤光景そのものでした。出勤する人達のラッシュみたいな感じなのです。でも…それは陽の当たっている朝ではなく、暗闇に包まれた夜の光景でした。
当然、渋滞で車が全く進みません。そんなことから自分の車で帰宅させようとしているスタッフに「医院で、もう少し待つか? それとも自分の足で帰宅するか?」の選択をせざるを得ませんでした。結局、スタッフ達は「歩いて帰る」ことを決めたため歩いて帰宅しました。スタッフの自宅まで3時間余りの道のりだったそうです。ごく一般的には6時間以上歩いた方も多かった様です。
さて、明るいニュースをば!
地震により帰宅困難者になり、歩いて自宅まで戻った1人の花粉症の患者さんのお話です。この患者さんは自分が処方した漢方薬を飲んでいました。そして、再診した彼女が言うには「あの地震の後、花粉症の症状が消えてしまいました。先生はどんな人?」などと話すのです。
身体を診ると肺熱の症状が消えていました。とすれば…歩いたことで熱のベクトルが変わったことを意味している様に思いました。「腹部から胸部への熱のベクトル」が「腹部から皮膚への熱のベクトル」へと移ったことが推測されました。
村田先生のブログをご覧になっていらっしゃる皆さんにお願いがあります。
今の日本は沢山の方々の涙の中にあります。
そんな日本でも、世界の未来は日本に託されていると感じます。
今の困難な日本の現状…それを救えるのは「多くの方々の勇気」であるのは言うまでもありません。同時に、今こそが、日本を大きく変化させることが出来る時でもあると感じます。
新しい日本を作る切欠を作らなくては、亡くなった方に申し訳ないと思います。
皆様方と一緒に、世界に誇れる日本を作って行かなくては!と感じてなりません。
関東の内科医師 (^_-)v
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