ヒゲ薬剤師のお返事メール:前略
温経湯の中医学的な効能は、衝任虚寒・於血阻滞に対する温経散寒・養血去於(ようけつきょお)です。(本ブログでは旧漢字が使用できないので、詳細は⇒温経湯で!)
この病機(衝任虚寒・於血阻滞の証候)であれば、男性・女性の区別なく使用できます。
但し、小生自身の経験では、ご夫婦で手の湿疹で病院治療で不可能だった病名はショウセキノウホウショウだったかどうか、ちょっと記憶は定かではありませんが、拙著「求道と創造の漢方」にも実例を簡単に書いております。
ご夫婦とも、とりわけご主人の方が、かなり即効だった記憶があります。
それ以外では、男性に使用した経験はありません。(女性には数知れず!ですが・・・)
しかしながら、上記の病機を呈する場合は、男性・女性区別なく応用はできます。
いずれにせよ、中医学あるいは漢方医学においても病名も大切ですが、病名ばかりに拘っていては、漢方と漢方薬の本領が発揮できるものではありません。
(ご質問者のご職業や資格が書かれていませんので、どの程度のレベルに基準を合わせてお答えすべきか難しいのですが、)
病名だけで、漢方処方を選ぶのは間違いのもと、ということです。
不悉
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