おたより:関東の内科医師
こんばんは。
みなさん…学術的な話題の一方で、自分は忙しさに流される毎日です。
かなり厳しい毎日を送っております。先日、薬草棚に薬草を入れて帰宅したのは午前4時でした。本日は10社以上の製薬会社が挨拶に来ました。帰ってきて「職員のシフト表」を作成し…現在午前3時です。殆どが生まれて初めての経験です。
先日は「防火管理者講習」に受講してきました。その最後に久しぶりの試験。簡単でしたので、どうにか合格でした(笑。でも、これから防火計画書を作り消防署に届けなくてはいけません。面倒くさいなぁ。。。
今週は、契約書と請求書のハンコを押してばかりです。先生にご紹介頂いた営業部長さんには大変よくして頂いております。その会社との契約書も、今日、記名したところです。きっと…この先生のブログを見ているだろうなぁ〜(汗。あ・契約書に添付する開院許可のコピーを取らなくては…。
職員は5名になりました。薬草の子守係が3名もいます。保健所から「調剤室に薬剤師を置いて欲しい」との要望もあり、「まさか、来ないだろうな…」と広告を出しましたら見事来てしまいました(泣。医院に薬剤師というのは…なんで?(笑
明日から、再度の改装が入ります。
あ・医師会の入会金や会費も払わなくては…(泣
開院できるんでしょうか…?
泣き笑いの日々です。
おやすみなさい。
御返事メール:開業の準備にご多忙を極められているご様子、37〜38年前を思い出します。
当時は、右も左も分からない中、毎晩徹夜に近い日々を送っていました。虚弱な愚妻は早くから寝て、一人で黙々と頑張っていました。ヒゲジジに付き合っていたら、私は死んでしまうよ〜と言われる日々でした。
漢方専門薬局を開業後も、殆ど毎日夜中の4時まで、専門書の読破に費やし、よくぞ過労死しなかったものと、今思い出してもゾッとします。
当時は私は二十代だから頑張れたので、先生のお歳を考えると・・・医者の耳に念仏でしょうけど(苦笑・・・あまり無理をされず、少しくらい開業日が延期になっても、体力を温存されて下さい・・・とっ
> 開院できるんでしょうか…?
こういう冗談は困りますよ。
こちらでも関東地方在住の2〜3名が、先生のご開業を首を長くしてお待ちしている患者さんがおられます。
お一人は通常の配合(数種類)で一旦は殆ど治っていたのが直ぐに再発し、その後は大黄牡丹皮湯だけは効くものの、それ以外の方剤を見つけるのに、関東から通うにはあまりにも遠過ぎる。毎回(交通費に)何万円もかけて通うというのは10日毎に来てもらうには無理がある・・・・。
もうお一人は、病院治療はおろか十年以上、あらゆる漢方薬がほとんど効を奏さず、とうとうこちらに一ヶ月ごとに通うと言われて来られたのはよいのですが、あきらかに葛根黄連黄ゴン湯と杞菊地黄丸の証がみられるのに、ほとんど効果が出ない。 (追記:たくさんある症状のうち、肛門周囲炎だけは大黄牡丹皮湯が奏効)。
前回のブログではどの漢方薬を飲んでも不快反応がでる稀有な例を取り上げましたが、そのようなケースとは異なり、絶対に合っていると自信を持ってお出ししても不快反応こそ皆無ではありますが、一向に効果が出ない。牛黄製剤ですら効果は微弱。こういうケースは超マレな事態で困惑しているところです(涙。
上記のお二人とも、それほど長く通って来られた訳ではありませんが、さいわい関東在住の方々ですので、頻繁に通える態勢でないと弁証論治は不可能と判断・・・ちょうどよいところへ先生がご開業とて、2〜3名を押し付けるようで甚だ恐縮ですが、皆さん首を長くして待たれています。
ともあれ、患者さんを治療される前に、先生が倒れては困りますよ〜っ。
いまにも飛びつきそうなウグイス posted by (C)ヒゲジジイ
【関連する記事】
- 煎じ薬が不要となったのは中医薬学理論を学んだお陰
- 漢方薬配合のピント調整について
- 創立40周年を迎えられた美人女性薬剤師さんからのおたより
- 台風停滞による体調の異変に対するツボ療法と漢方薬
- 漢方や中医学について、やけに詳しい素人さん達は・・・
- クレーマー予備軍を避けるために
- 藿香正気散と猪苓湯の応用
- 病気が治らない人の共通点
- 中医学的な「虚熱」のイメージ
- 高血圧と塩
- アルツハイマーに対する医師の処方例
- ほめ殺し?(苦笑
- 「免疫の不思議」の続き
- 免疫の不思議
- 開業間近の関東の先生からのおたより
- 北海道からのおたより
- 夏は内臓が冷える季節
- 内科医の先生による漢方臨床報告:牛車腎気丸合疎経活血湯
- 夏バテについて
- 開業準備中の内科医の先生からのおたより