アレルギー検査スギ+とヒノキ+(クラス2)と言われアレジオン20を処方される。花粉の時期だけでなく、鼻と耳の異常は5月、9月もひどい。
この時は消炎剤、コウヒスタミン剤と抗生物質でたいしょ。
16年11月に黄色い鼻と痰のでる風邪を引いてから副鼻腔炎といわれ市民病院でクラリスとムコダイン。
CT検査で治癒したといわれたが まだ喉の奥からの鼻がでる(透明な鼻じ
る)。
小児科のアレルギーの得意な先生から10日前から辛夷清肺湯、柴令湯を処方してもらい飲むが早朝鼻の熱 感はひどい。
気長に治療します。御指導をお願いします。
中間症だと思います。157センチ52キロ
ヒゲ薬剤師によるお返事メール(届かない! きっと記入頂いたメールアドレスが間違っていたに違いない):拝復
頂いたメールだけでの判断ですが、辛夷清肺湯と柴苓湯を併用して10日もなるのに、早朝の鼻の熱感がひどいと言われるのは、明らかに柴苓湯が適切でない証拠です。
多分、辛夷清肺湯はかなり適切と思われます。しかしながら、温燥の性質の柴苓湯(小柴胡湯+五苓散)が明らかに辛夷清肺湯の効果を台無しにしているのです。
これは、ほぼ断言してもよいでしょう。
むしろ年齢的なことを考えれば、めまい等も考慮すれば、辛夷清肺湯に釣藤散を加えるのが適切な可能性もあります。
アレルギーに関しては当方では中西医結合のオリジナルな方法がありますが、ここで述べるのは適切ではないので、あくまで、メールで提示された漢方薬方剤を中心にお返事申し上げました。
少なくとも、貴女様には柴苓湯は邪魔モノであるということは、ほぼ断言できそうですよ。
但し、文面だけから判断しての上ですので、上記のヒントをお話してお医者様にご相談なさるとよいかもしれません。
なお、まったくの蛇足ながら、文面の最後に「中間症」とありましたが、きっと日本漢方でいう「虚実中間証」のことでしょう。
この日本漢方の虚実の概念こそ噴飯もので、私は専門誌にも長年批判して来ました。
こういう殆どナンセンスに近い実にアヤフヤな概念が漢方医学の中心概念となっているから、中国をはじめフランスなど中医学(中国漢方)理論が当然の国から、日本の漢方医学の基礎理論は顰蹙を買っているといっても過言ではないのです。
漢方の素人の方に、このようなことを言うのが場違いかもしれませんが、
日本漢方の「虚実中間証」という概念が、中医学派にとって最も理解に苦しむ概念の代表的なものであろうということ
再び「虚実中間証」の問題について
これらが、参考になるかもしれません。
以上、簡単ながらお答えまで。
頓首
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