2006年04月03日

4月1日のネフローゼ御質問の方からの返信メール

二十代男性のネフローゼ症候群の御相談の続き

お忙しい中、ご丁寧なお返事ありがとうございます。

ネフローゼ症候群は、多かれ少なかれ免疫系の問題も絡んで以外に複雑多変なものですが、漢方といっても中医学・中薬学理論にもとづいた理詰めの考察で根気よく適切な漢方薬を合わせていけば、多くの場合は緩解できるものと思います。

これを聞いて、少し安心しました。

病院に行った際、主治医に漢方の使用について伺ったところ、併用は認めてもらえま した。

そこで、自分でも漢方薬局を探しているのですが、なかなか見つけられていな いのが現在ですね。

私の探し方が足りないのでしょうが。。なかなか漢方の知識がないためにどうしても 不安になってしまいます。

漢方専門店はありましたが、不安は残るところです。

探して、探して見つからなければ。実家が◎◎ですので、長期の休み中にでも少し足 をのばしてそちらに一度お話を伺うだけでも行く事を考えてみます。

最後に本当にお返事ありがとうございました。


これに対するヒゲ薬剤師のお返事メール:拝復

せっかくですが、直接話を訊きに来られても無駄です。

お互いに時間を浪費するだけです。

人生は賭けの連続なのです。

右顧左眄ばかりして、あれかこれかでは解決はつきません。

お近くで、不安はあっても、これは、と思うところに賭けてみるのが一番です。

世の中には同じように深刻な病で苦しんでおられる若者も多いのです。

それぞれの個性にもよるでしょうが、今一歩を漢方に賭けようと思われるのなら、なるべくお近くで、話だけを聞くのではなくて適切な漢方薬を少しでも早く得られるよう、頑張って見ることです。

お話だけでは、何の進歩もありません。

当方では、しばしば「お話だけでも」と言って直接訪問される方があるのですが、実際に当方の漢方に賭けておられる方のための時間を奪うことになるのです。

少しキツイ言い方かもしれませんが、その「お話だけでも」という迷いを持ちながら直接ご訪問下さる方達は、本音を言って、ありがた迷惑なのです。

こうして空いた時間にメールでヒントくらいは差し上げれても、開局している仕事中に「お話し」だけを訊きに来られることは、困るということです。

遠路はるばる迷いながら来られるくらいなら、一日も早くお近くの専門のところで、話だけではなく、即、相談と漢方薬の服用を始めるべきです。

ほどほどの知識と経験のある先生だったら、直ぐ直ぐにピントが合わなくとも、頑張って通っているうちに、次第にピントのあった漢方薬の配合が得られるようになるものですよ!

以上、お返事まで。
posted by ヒゲジジイ at 07:50| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする