2010年08月07日

予告されないほうが頭が冴える弁証論治

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DSC_7669 posted by (C)ヒゲジジイ

 電話で問い合わされると、お断り口調になるには理由がある。電話で問い合わせる人に本気の人は少ないから。
 勧誘して欲しい、誘って欲しいというのが見えみえのことも多いから。こちらから奨めてまで弁証論治の苦労をしたくない。どうしてこちらがおべんちゃらを言わなきゃならんのだっ。

 だから村田漢方堂薬局の流儀を研究して来られる本気の人は、予告ナシに来られるので賢い振る舞いといえる。
 本気の人は目を見れば一瞬でわかることが多い。

 そのように遠路はるばる本気で来られる人の多くは、とりわけ今年の打率は初回から速効が出ることが9割以上に上っている。
 昨今は地元のおばさん連中でさえ、予告ナシに意外に神妙な態度で謙虚、本気のまなざしで来られるケースが続いているので、一回目から速効が出ているケースばかり。

 但し、初回から速効があったからといって、それで漢方薬の方剤が今後も一定不変ということは滅多にない。
 さらに増強すべき方剤や、季節的に配合変化を必要とするなど、最初から治り切るまで同様の方剤で最後まで押し通せる訳ではない。

 せっかちな人は誤解し、初期の方剤だけで最後までよいものと誤解し、しばらくすると音信不通になって、おそらく地元で同様の方剤を入手しているのかもしれないが、実際にはなお加えるべき方剤や、情況に応じた配合変化の法則を見つけ出さないまま自己治療に移行している人は、その点で大きな間違いをおかしている。

 ところで、男性の中にはネットで調べたと言ってやって来るのはよいが、挑戦的な態度が見え隠れする人もいる。
 当然、お断りである。何様のつもりか知らないけれど、挑戦的な態度で来られては弁証論治もクソもなくなって、いかに早く帰ってもらうかの努力に専念することになる。

 もともと男性には女性よりも厳しい態度で接する癖があるので、挑戦的な態度で来られれば、こちらから逆に喧嘩を吹っかけたくなる若い頃の虫が起こってきてもショウガナイダロウ(苦笑。

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DSC00656 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:12| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする