キビタキ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ
今頃になってもまだ、もはやどのように美容的な工夫を凝らしても救いようがないオバサンたちでも、紫根、シコンと、紫根を求めて東奔西走している姿が本日もみられた。苦笑を禁じ得ない。
午前中、昼近くになって店頭も閑散として来たので、その合間を縫って近くの郵便局に出かけた受付嬢が常連さんを連れて帰ってきた。
「鳥は飛んでませんでしたか?」とヒゲジジイ。
「とんでもないっ! 今畑に出たらオオゴトですよ、ぶっ倒れますよっ!」と常連さん。
超望遠カメラを持って裏庭に出ようと企んでいた目論見をぶっ潰されたが、この常連さんの面白い話、お嫁さんが最近、身体がだるく浮腫んで頭がボーとするのに、五苓散よりも猪苓湯でシャープに効いたので補充に来たというのである。
そういえば、血の道症の女性の浮腫に加味逍遙散に猪苓湯でしっかり効いている人が多い。
五苓散中に配合される桂枝は、日本ではすべて桂皮が使用されるという問題点は実は問題ではないどころか、むしろ有利に働くことも無きにしも非ずなのだが、それはともかく腎陽を温補して温陽行水する必要がない浮腫も多いということである。
つまり、昨今の一般有閑夫人の浮腫の中には猪苓湯がしっかり適応する人も多く、その場合は五苓散の比ではない。
と、こんなことを書いていたら、別の中年の常連さんから電話がかかり、お蔭様で先日の頭痛も浮腫みも五苓散一服で完全に取れました。長く続いていた顔面筋肉のピクピクもそれ以来二度と起こっていません。10日間続けたけど、まだ続けたほうがよいでしょうか?
という内容である。
まっ、要するに正確な弁証論治が必要なことは間違いありませんねっ。
実はヒゲジジイ、中医古方派なのです(笑。
ホオジロ posted by (C)ヒゲジジイ
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