2010年07月30日

脾肺病であるアトピー性皮膚炎の8割は心肝腎と少陽三焦の治療方剤の配合で安定した寛解が得られる

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飛んでる燕さんのさらにアップ画像 posted by (C)ヒゲジジイ

 脾肺病であるアトピー性皮膚炎は、直接的に脾肺を治療する方剤はそれほど必要とせず、多くは心肝腎の治療方剤とともに少陽三焦のルートを利用した滋陰利水剤の併用で安定した寛解が得られるケースが7割以上でおそらく8割程度。

 残りは変種ばかりで、たとえば葛根湯と玉屏風散に猪苓湯の併用という珍しいケースもあれば、残りの2割に比較的多いのが肺陰を補い、肺熱を除去する方剤を併用する必要が生じるケース。

 注目すべき点は、脾肺病のアトピー性皮膚炎で、脾肺を直接治療する玉屏風散を必要とするケースのほとんどは、ステロイド外用剤の乱用による副作用により、滲出液が流れ出るケースである。

 以上は成人の話で、小児や子供さんを扱うケースは、ご両親のいずれかが当方の漢方薬経験がない限りはお断りしているが、小学生以上で見る限りは大人とほとんど同様である。

 今回のブログは、ツバメの写真をアップしたいばかりに、イヤイヤしかたなく書いた(苦笑。

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posted by ヒゲジジイ at 22:39| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする