おたより:関東地方の内科医師
こんばんは。
先生は多くのストレスを抱えられて患者さんを診ているんですよね。
「身体を治療する」ということが分かってない患者さん。治療する人が、如何に、その患者さんの立場にならなくてはならないのか。そんなことも知らずに治療を受けに来る患者さん達ばかりですよね。
身体を治療する医療関係者は、病気で苦しむ患者さんの精神と付き合うばかりでなく、何も話すことができない身体を理解しようとします。つまり、その身体が示す症状から、身体の気持ちを推察するしようとします。これが治療することの基本に他なりません。
そんな姿勢で医療関係者が治療しようと努力するのに、患者さんは分かっていないばかりか、他人の気持ちさえ考えようとしませんよね。先生が感じられることと同じですよ 〜自分も、きっと(笑。
同業者でも同じような人もいますよね…。
自分の利益ばかりを追って、他人のことを考えない人達。。。
まぁ〜そんな人達が病気を治せるわけはないんですけど…。
違いますか?(笑
今、自分はテナントが決まるかも知れないところにいます。賃貸料は高いです…(汗。
テナントが決まっても「借金を返すことが出来るのだろうか?」と悩んだりします。もちろん、自分の医療を通して、今の村田先生の気持ちと同じ感覚になりながらも…借金を返していくことは間違いのない事実ですよね。あぁ〜大丈夫なんだろうか?(汗
さて、先生へのプレゼントは自分の患者さんが書いた絵です。
とても優しい絵でしょ? 優しさに満ちあふれている感覚を覚えます。
そして驚くことに、その患者さんは、この絵を手で書いていません。口で描いています 。。。中学校の時に器械体操で頸椎損傷をして以来、身体が動かない患者さんです。とても大きな苦しみ。私たちの苦しみとは比較にならない深い苦しみを通して、大きな優しさを知ったのだと感じます。(先生以外の方が転載出来ない様に「無断転載を禁ず」と書き込みました。
私たちが他人の心を真剣に考え感じるとき、次の医学が生まれてくるに違いないと思います。村田先生は、それを目指されているに違いありません。
自分も頑張りますよぉ〜!
自分の本は出来てないんですけど、
開業の前には先生にお目にかかりに下関へ…ですよね(^_^)v。
おやすみなさい。
DSC_4951 posted by (C)ボクチンの母
お返事メール:おたよりありがとうございます。
素晴らしい絵のお写真は当ブログに限って掲載の許可は頂けるわけですねっ!?
さっそくトップに掲載させて頂きます。
相変わらず「チョッとお訊ねですが」のお邪魔虫電話が、少人数のスタッフの薬局では貴重な仕事時間や休憩時間を一方的に奪われて困っています(苦笑。
実際に漢方相談に通われる人達は、一昔前の日本の伝統的なマナーが身についた人達だけを選別させていただいており、それゆえ弁証論治に専念できるので大きなストレスは純粋に自分との戦いです。
お医者さんたちのように診療拒否ができない立場とは異なります。保健医療と無関係な我々は、安全に正しく漢方薬(医薬品)を使用してもらえそうにない人には販売をお断りできる立場です。
もちろん漢方薬を利用される人の中には、当方の非力なために、あるいは経費的な問題で、あるいは面倒な弁証論治に付き合う根気が続かないためにいつの間にか無音となられるのは止むを得ないことと割り切っています。
むしろ先日ブログで取り上げたように、学閥の抗争めいた医師同士の確執の犠牲になる患者さんの問題に、鶏冠(トサカ)に血が昇って、冷酷な医師たちが折々に目に付いて頭に来ている昨今です(苦笑。
西洋医学治療で治らなかった患者さんが、当方の漢方薬で急速に改善をみて、検査でお世話になっている先生にそのことを告げたら「何番を飲んでいますか?」という質問に、「いえいえ薬局で購入している自費の漢方薬です」という返事に、「それはおかしい、漢方薬は病院でしか出されないはず」といきり立つ医師が存在するなど、毎日ウルサイ「チョッとお訊ねですが」と同様、人間世界との付き合いを絶ちたくなる馬鹿バカしい出来事にウンザリする毎日です。
でも、本業そのものは、真面目な人達ばかりがお相手だからとても救われています。
相性の合わない人はお断りしているからに他なりませんが、このくらいワガママをしないと弁証論治の世界は身を削り精神を消耗し尽くして、突然死の危険性を感じるからです(苦笑。
ともあれ、先生もいよいよご開業間近とか、どうぞクレマーが多い昨今、お気をつけ下さいませ。
DSC_5089 posted by (C)ボクチンの母
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