ゴイサギ(幼鳥) posted by (C)ヒゲジジイ
村田漢方堂薬局で最もご相談が多いのは、アトピー性皮膚炎ではなく、進行癌や転移癌、あるいは初期癌、手術後の癌サポートなど多少とも命に関わる疾患である。
タイトルの病院における抗癌剤治療時における漢方薬の有用性について。
ここでいまさら取り立てて書くこともない抗癌剤治療時の副作用軽減効果は、あまりに有名である。
吐き気がほとんど出なかった、体力の損耗がほとんど見られなかった、などはほとんどの例で見られる。抗癌剤による骨髄損傷の副作用の軽減効果も医師に驚かれる例もしばしば。
たとえば転移が広く、腹水や体力の損耗も激しいので抗癌剤治療も断念していたところへ、漢方薬を利用されるようになって目覚しい効果が出て体力も上向き抗癌剤治療が出来る状態となった例。
この時点で抗癌剤がプラスに出るかマイナスに出るかは賭けと同じで、逆効果の例をしばしば見ているご家族などの反対もあったが、好結果が得られた例の話である。
幸いにも漢方薬とも相俟って抗癌剤治療も目覚しく効果を発揮して腹水のみならず主治医も不思議がるほどの数々の転移巣の顕著な縮減がみられ、その割には目だった副作用も出ず、白血球は正常値を保ったまま。2クールを終え、3クール目でようやく正常値を僅かに下回る程度。
主治医が気味悪がるほど、抗癌剤の効果と白血球に対する副作用の微弱である相反性が不思議でならないといわれる。
当然、漢方薬のサポートによることが大きいのは服用者自身が体感されていることでもある。
なお、癌サポートにおける弁証論治は他の疾患時と同様で、たとえば乳癌であれば加味逍遥散、逍遥散あるいは四逆散などが基本方剤として薬効を患部に集中させる働きを発揮させるイメージがあり、これに必要な諸々の中草薬を併用する。
馬鹿の一つ覚えのように、十全大補湯や補中益気湯が必須とは限らないのである。
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ラベル:抗癌剤の副作用
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