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昨日の続き
折返し頂いた美人薬剤師さんの陰火論のメール
陰火は、まさしく先生がおっしゃるとおりのしくみだと私も考えています。
気滞の場合は、欝滞があるために熱化しやすいですが、気虚では、これ以上の気の下陥を防ぐために、何らかの生体の防御機構が働き、発熱して欝結化熱することにより、気下陥を防いでいるのかもしれません。
随分と昔に経験した1例がありました。
その方は、やせ形でもともと脾虚がある女性で、大変な難産でした。
お産後から39度前後の熱がいつもお昼近くになると出るようになり、病院では、化膿性の炎症は見あたらないが、産褥熱の一種だと言われ、あらゆる抗生剤や解熱鎮痛剤が処方されましたが、一向に治る気配はありませんでした。
確か、ボルタレン等の座薬も処方されていたように思いますが、全く熱がひかないので、不安になって相談にこられたと記憶しております。
そのとき、直感的にこれこそが気虚による内傷発熱では?と思い補中益気湯を処方したところ、見事に熱がひき、次第に体力も回復され、農家の方でしたので、米俵を御礼に・・・と持ってこられたことを覚えております。
通常の解熱剤が効かない発熱が、補気剤により落ち着いたところを見ると、体が要求していたのだろうと思えてなりません。
お話は変わりますが、関東地方の内科の先生の、ガン細胞の理論を大変に興味深く読ませていただきました。
命あるものは、すべて生きることに必死です。
これは一つ一つの細胞を見ても同じですね。
その細胞にとって過酷な環境になればなるほど、生き残りをかけて進化しようとするのかもしれません。
食毒やストレスで、住んでいるところが汚れ、酸素が不足し、寒さが厳しくなれば、細胞はそんな環境でも生きていけるように励起され、テンションを高めて分裂を早めるのかもしれませんね・・・・あくまで推測ですが・・・。
そう思うと、体がとても切なく愛おしく感じられ、良い環境を作ってあげねば・・・・とも思えてきます。
実は私の右足には、5年来しぶしぶお付き合いしているウオノメ様がおりりまして、今までさんざん、スピール膏を試したり、削ったり・・・それはそれはあの手この手で攻めても、2日ほどすると角質があっという間に増殖し、また激しい痛みを伴うことを繰り返しておりました。
直接の原因は、8センチヒールのタンゴシューズでしたが、今となってはどんなズック靴でもダメになり、弱っていました。
ところが先週からあることを思いつき、ウオノメの中心にもぐさをすえたり、線香の先で少しずつ温めたところ、驚くような変化が見られました。
硬い角質が焦げて押し上げられ、下から新鮮な皮膚が形成し始められています。
十分な血液と酸素により、増殖して角質化する必要が無くなった為かと思われます。
中医学の弁証論治とは、体の声を素直に聞くことなのかもしれませんね・・・・。
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ヒゲジジのお返事メール:とても有益で貴重なコメントおよび症例など、ありがとございます。
いつもブログへのご協力ありがとうございます。
また、明日ブログに転載させて頂きます。
編集後記:
今回は東海地方の美人女性薬剤師さんから昨夜頂いたメールを転載させて頂いたが、上記のメールを頂いたまもなく、関東地方の内科医の先生からもユニークな解釈のメールを頂いている。
明日19日(土曜日)のブログとして転載させて頂く予定。
乞うご期待っ!
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