スズメ posted by (C)ヒゲジジイ
老体にはこたえる。連休前のためか日々慌しく少人数の薬局では交代が出来ないので日々バテる。
関東などからの遠来者の新人さん達も半月に一度は通う決意で来られているが、当方のアトピー関連サイトやブログを熟読して、それをヒントに黄連解毒湯の医療用を東洋医学専門病院の医師に請うて使用したところ速効を得たのはよいが、吐き気が続くので、やはり当方のブログを参考にして六味丸を追加したらやや軽減したという。
それ以上の配合変化は素人では無理なので遠路はるばるやって来られたわけだが、黄連解毒湯も六味丸も当方で愛用する製剤に切り替えてもらい、さらに茵陳蒿湯と猪苓湯を追加したところ、即日で吐き気は完全にやんだ。
翌日は黄連解毒湯証にはややずれがあるようなので、他の清熱解毒剤に変更したところ、食欲が俄然出てきた。
いくら速効があっても油断がならない場合があるのが黄連解毒湯の特徴でもある。(あるいは吐き気を生じた原因が医療用の黄連解毒湯の製法に問題があったのかも知れない?)
ジョウビタキ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:黄連解毒湯
【関連する記事】
- 免疫力を保つ中医漢方薬学のテクニック
- 最近の漢方薬の応用事例
- 漢方や中医学が一部の西洋医や薬剤師に貶められる理由
- しっかり学ぶべき生薬単味の利用方法
- 寒熱が錯雑しやすい季節
- 過信は禁物
- 柴朴湯加麦門冬のみならず、半夏厚朴湯加麦門冬という優れた加味方剤
- 活血化瘀の方剤が胃の不快症状の改善に役立つこともある
- 数回以上、直接通うことで見えてくる、隠れたもう一つの疾病の本質
- 四逆散は、本来あらゆる領域の慢性疾患に対する繁用方剤であるべき理由
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)に漢方薬の数年連用によって徹底的に根治した事例
- 中医漢方薬学の優れた点は
- 中医学派が日本古方派に学ぶべきこと:同病異治と異病同治
- 日本漢方と中医学、それぞれの特徴を一言で云えば・・・
- 村田漢方堂薬局で最も流通量の多い第2類医薬品としての漢方薬三羽烏は
- 用法・用量の記載よりも少ない量で充分に奏効しやすい中成薬や漢方製剤
- やっぱり有効だった咽中炙臠に天津感冒片のトローチ使用
- こんなに長くやっている仕事だが・・・
- ネットの情報は便利だが・・・
- 車の運転時に前後左右を走行する車にイライラする女性達は