2010年04月27日

黄連解毒湯証の素人判断は要注意っ!

スズメ
スズメ posted by (C)ヒゲジジイ

 老体にはこたえる。連休前のためか日々慌しく少人数の薬局では交代が出来ないので日々バテる。

 関東などからの遠来者の新人さん達も半月に一度は通う決意で来られているが、当方のアトピー関連サイトやブログを熟読して、それをヒントに黄連解毒湯の医療用を東洋医学専門病院の医師に請うて使用したところ速効を得たのはよいが、吐き気が続くので、やはり当方のブログを参考にして六味丸を追加したらやや軽減したという。

 それ以上の配合変化は素人では無理なので遠路はるばるやって来られたわけだが、黄連解毒湯も六味丸も当方で愛用する製剤に切り替えてもらい、さらに茵陳蒿湯と猪苓湯を追加したところ、即日で吐き気は完全にやんだ。

 翌日は黄連解毒湯証にはややずれがあるようなので、他の清熱解毒剤に変更したところ、食欲が俄然出てきた。
 いくら速効があっても油断がならない場合があるのが黄連解毒湯の特徴でもある。(あるいは吐き気を生じた原因が医療用の黄連解毒湯の製法に問題があったのかも知れない?)

ジョウビタキ(オス)
ジョウビタキ(オス) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:黄連解毒湯
posted by ヒゲジジイ at 19:47| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする