また、例によってもっとも苦手な若い女性からの質問だな、ということが。
口の渇きが漢方薬で治るかどうか、最後の結論的には、それだけが知りたいための質問の電話だった。
原因疾患が何か、先ずは病院に行って検査すべきだとのアドバイスに、本人は矢張りシェーグレン症候群などを疑っているようで、だからなおさら即刻病院に行くべきだとアドバイスするも、
「病院に行けばそれは直ぐに分かるんでしょうけどね、ただ漢方薬で口の渇きが治るかどうかが知りた」かっただけで電話をかけたのだという返事。
人のアドバイスを聞くような返事ではない。
こんな場合、多少とも強い口調でアドバイスしようものなら、逆にひどく噛み付かれた経験のあるベテラン女性薬剤師も懲りているので、身構えたままである。
ヒゲ薬剤師が応対に出ていたら「さっさと病院に行って検査しなさい!」と強い口調になっていて、またまた見知らぬ若き女性に逆切れされていたことだろう。
こうやってブログにも書いてしまうほど、昨今の若い女性の多くはまったくの苦手である。
正直言って異星人に思えるのだった。
ところで、苦手苦手と言いながら、実際には数年レベルの常連さんなら若き女性達が相当な人数おられるのだった!
これ等の方たちは、まったくの例外で、多くは最初に御両親とともにやって来られて真剣そのもの。
各種膠原病や重度のアトピー性皮膚炎で、病気そのものに長く苦しめられた分、却って人間形成が驚くほど向上されていて、当方が苦手とする若き女性の異星人ではなかったのだった。
覚悟を決めて来られた方たちばかりだっただけに、比較的容易に互いに真剣なご相談により緩解していった、あるいはしつつある方たちばかりである。
うんっ、今、数えて見ればそのような若き淑女の常連さんは意外にも、相当な人数がいるのですよ



【関連する記事】
- 今朝偶然、途中から見たNHKの生物学的製剤の関節リウマチに対する効果の放送があっ..
- 数十年前は関節リウマチにしばしば桂枝二越婢一湯加朮附湯の適応者が多かったが
- 42年以上の漢方相談事例で、慢性関リウマチが根治したように思われる人はとても多い..
- 全身性強皮症でも軽症の場合は
- エアコンに、どっぷり漬かって、藿香正気散(カッコウショウキサン)
- ビールを止めるくらいなら死んだ方がマシ、という関節リウマチ患者さん
- 関節リウマチの原因は20年間続けた生野菜などの冷食と冷飲だった可能性大
- CRP6だった関節リウマチが半年の漢方で0.0以下に
- 根治していた関節リウマチ
- 関節リウマチのように冷えと湿気と風邪が原因の疾患でも化熱して実熱が併存することも..
- ご高齢者の関節リウマチに対する漢方薬の考え方
- 関節リウマチの漢方相談
- 薬局店頭での相談業務は御相談者が医療関係者の場合は徒労が多い
- 慢性関節リウマチの漢方薬および乳幼児の顔面湿疹の漢方薬
- 膠原病の可能性が高いのに専門医に御紹介されない一般医院にかわって患者さんを専門医..