2010年02月09日

医薬品の通販規制を恨む人々

懐かしいウグイスの素顔
懐かしいウグイスの素顔 posted by (C)ヒゲジジイ

 多少とも命に関わる疾患で、西洋医学の限界を感じた人達が遠路はるばる漢方相談に来られる。昨年暮れからそういう人達が増えている。
 同様に地元の人達も過去に治った人達からの紹介で新たに来られる。

 中には主治医から治療方法ナシと宣告され、意を決して通って来られる医療関係者も複数おられる。

 地元近辺の人は問題ないが、遠路はるばる通って来られる人達の望みは配合パターンが決まった時点で通信販売に切り替えて欲しいという皆の要求である。

 しかしながら、漢方薬は第二類に該当するものが多いだけに、新規の人達は例の悪法によって通信販売に切り替えるという従来の方法が取れない。

 無理をおして遠路はるばる直接何度も来られるのにハラハラさせられる病状の人もおられる。
 見るにみかねて地元近辺で漢方薬局や漢方専門医院を探すように説得するのだが、多くの人は既に地元で漢方薬の服用経験済みで、ほとんど無効であったり、あるいはそのような疾患は未経験というところが多くて話にならないといわれる。

 幸いに速効が出た人たちは一ヶ月分をまとめ買いすることで来局頻度を減らす工夫が可能になっているが、まだ微妙な微調整が必要な段階の人は、代理のご家族が高い交通費を使って10日分の漢方薬を購入に来られる。
 実に交通費の十分の一以下の薬代のケースすらある。

 皆が口を揃えてあの慈悲心のかけらもない、暗記力しか能のない冷酷無比な強権組織「厚生労働省」のキチガイじみた医薬品の通販規制を恨むのは当然であろう。

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