イソヒヨドリ posted by (C)ヒゲジジイ
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢: 40歳〜49歳
簡単なご住所 : 関東地方
具体的な御職業: 一応内科医(^ー^;
男性ですか女性ですか?: 男です
お問い合わせ内容 : 村田先生、お久しぶりです。
実は先生のご自宅上空を何度も往復しておりました(笑。経営の勉強をしに知人を頼って月一度程度、福岡に行っておりましたが、どういう訳か? それが往診旅行へと変わってしまい…未だに月一度程度、先生のご自宅の上空を通過し福岡へ行っております。
一人の患者さんを治すと次に紹介があったりして患者さんは増えて行きます。。。
福岡で開業するつもりはないのですが…(汗
これも修行なのでしょうか??? 今、もっとも重症の患者さんはアトピーで実際、手ごわいです。胸の重圧感が出てから、頭部に湿疹が出現するタイプです。
これって大血管内の血熱でインチンコウが入っているんですね。まさしく「みみずモデル」だぁ…(笑
臓器の血熱は時間が経つと大血管内に入るんですね。早い時期に治した人にはインチンコウまでは必要なかったこともあるんですが…。
話は変わり、春先に一度、下関側の関門人道トンネル入り口まで行きましたが、土曜日の午後だったので念願だった「先生の薬局の外から先生を拝見しに行くこと」が出来ませんでした。
とりあえず…来週も先生のご自宅上空を飛んで福岡へ参ります。飛行機から手を振りますねヾ(^_^)
DSC_3437 posted by (C)ヒゲジジイ
お返事メール:ほんとうにお久しぶりです。
いよいよ開業間近でしょうかっ!?
まさか先生が村田漢方堂薬局の上空を何度も往復されていようとは、思いもよりませんでした。
上空から見下ろされて、村田漢方堂薬局付近でキラリと鏡のように光るものを御覧になっていたら、あれが小生愛用の500mmの望遠レンズです(笑。
これは、空飛ぶ鳥を夢中になって連写しているところです。
ときには上空に見える飛行機めがけて連写することもありますが、一度も先生のお姿は映っていませんでした。きっと2000mm以上の望遠レンズが必要ですが、天体望遠鏡にデジ一をドッキングしない限りは不可能です。
アトピーの重症化した人たちは、かなり複雑な病状を呈しておられるので、通り一遍の漢方治療では寛解できないものですね。互いに苦労に苦労を重ねた上にようやく寛解したような人達こそ、漢方の本質をいつのまにか体得されています。
四季折々や天候変化や食事内容や精神的なストレスによっても病状変化を繰り返す難治性の人が多いのですが、臨機応変の配合変化の法則を互いに努力して体得してもらうのがヒゲジジイのやり方です。
仕事も出来ないほど重症化した人を目が覚めるような美人に戻して差し上げ、社会復帰された人が多いのですが、患者さんが謙虚で素直な人にしか通用しない方法です。
効果が少し出たところで、直ぐに音信不通になる人も多いのですが、アトピーを甘く見ている証拠で、きっと、のちのちになって後悔されている人も多いと思います。
あるいは漢方薬は一時効いたけど、次第に効かなくなったと誤解されている人も多いのかもしれません。
すなわち、状況に応じた配合変化が必須であるということが、どうしても理解できないバカな人も多い世の中です。
インチンコウですか、当方では以前にも書きましたように、茵陳蒿湯と猪苓湯や六味丸が基本となることが多いのですが、これらで一時は著効を示しても、これらだけで治りきる人はほんの少数です。
一定レベル以上のアトピーでは、単純な方剤の配合で治るほど甘くはないと思っています。
インチンコウといえば、昨今、肝胆系統に湿熱を蓄えた人達がやけに増えましたが、そのくせ、一年中、冷たいものを好んで摂るだけでなく、下着類はローライズ?とやらで、女性のみならず男性たちも、ヘソよりもかなり下をちょこっと寸足らずの下着をひっかけるだけ。
昔からお腹を冷すとロクなことはないという古人の知恵も今は昔、腹部を冷す生活ばかり送るから、寒熱錯雑証なんぞは当たり前の時代のようです。
もしかすると、肝胆の熱邪を冷ましたい為に、無駄な抵抗として腹部を冷す飲食や、お腹を冷す下着を好むのかも?と思ったりもしています。
肝胆系統に湿熱を蓄えながら、脾胃や衝任の虚寒証を呈する女性達に多く遭遇する昨今ですので、おのずから配合も複雑化せざるを得ません。
臍上を覆うデカパンを履く運動を起こそうかと企んでいるくらいです(苦笑。
ミサゴ posted by (C)ヒゲジジイ
折り返し頂いたメール:ご丁寧な返信を頂き感謝いたします。
漢方を極めるには自分で苦しむ以外無いですね。羽田を飛び立ち、ちょうど村田先生のご自宅の関門海峡が見える頃になると…にわかにプレッシャーを感じたりします。
それは患者さんが空港に出迎えて下さっているからです。表面上は平静を装って到着ゲートへ向かうのですが、心は戦場へ向かう侍の様な感じです。
「相手を切るか、自分が切られるか」です。
一人一人の患者さんの治療が真剣勝負です。
でも来週の土曜日の福岡行きでは関門海峡が見えたら、先生の500ミリの望遠レンズを探そうかな…きっと「心に余裕が出来るのではないか?」と思います。有り難うございます。
>患者さんが謙虚で素直な人にしか通用しない方法…
本当に、そんな感覚を覚えます。
勤めている病院のの看護師が喉の違和感を訴えて、色々な検査をしたのですが全く問題なし。「胃が悪い」と最初から話しているのにもかかわらず自分勝手放題です。
本当は半夏瀉心湯なんですけど…彼女がかかった心療内科医で出された薬が、予想された半夏厚朴湯ですよね。これが「漢方専門医」の実態ですよね、溜息しか出なかったりします。
自分が手渡した「半夏瀉心湯」で症状が取れてきたのに…飲みにくいからと、今度は「ガスターを下さい」と。(×_×)
医療関係者は一般の患者さんと比べても始末に負えません。
例のアトピーの患者さんは1剤から始まったのが現在は4剤です。。。
顔のむくみと色黒さは取れてきたのですが…まだ、蕁麻疹の様に湿疹が出るところがアトピーですよね。
結局は全身を考えないと治らないのかもしれません。
先生が仰るように、お腹が冷えれば相対的に季肋部にある実質臓器が熱を帯びます。また…冷えは熱の裏側で、冷えた後の臓器は熱くなることから腸にも熱を持つ結果にもなるでしょう。
さて、今回は、どこまで見抜けるか?
博多ラーメンの一杯を食べることと先生の望遠レンズが見えることを楽しみに、福岡に向かいたいと思います。先生に感謝致します。
モズの餌食となったカマキリの補遺 posted by (C)ヒゲジジイ
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