2009年09月19日

不自然な健康法

ムクドリ
ムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 散歩やジョギング、ラジオ体操など常識的に考えてもあまり疑問の余地の少ない健康法はさておき、昨今、ブームとなっている異常に身体を温める「温め療法」や辛温の性質のニンニクや生姜を過剰に摂取する健康法、半身浴などはいかにも不自然だから少しは疑ってみるべきではないだろうか?

 鰯の頭も信心と言っておけばよいようなものの、一部の人ではそれらの不自然な健康法による被害を蒙っているのだから、繰り返し問題点を指摘するのである。

 過ぎたる猶及ばざるが如し、という格言以上に問題が多く
一般の飲食物でさえ、多くのもの(例えば、銀杏、ピーナッツ、アルコール、フグなど)、一品を一時に大量に食すれば急性毒性により、とりわけ銀杏やアルコールなどでは命を奪い兼ねないことに留意すべきです。
漢方薬の安全性の問題について
 あらゆる食品にも共通することであり、一品を大量に食することは、そのものの利点よりも毒に転化する場合もあるということを知っておく必要があろう。

 半身浴にしても血行がよくなり云々と盛んに推奨されているが、日本薬局方の医薬品でもあるアルコールこそ血行促進作用の最たるものであろう。

 ところが酔い覚めの冷え込みによる脳卒中などの弊害も大きく、同様なリバウンドが半身浴でも生じかねないのでは? と疑問を呈する人が一人くらいいてもよさそうなものである。
 ここいらへんの問題こそ、いかにも追究不足で錯覚や錯誤を犯しやすい茶の間の科学の限界ではないだろうか?

 それでなくとも、通常の風呂上りにでさえ湯冷めして風邪を引かないないようにと、昔から注意されているところである。

 いかにも不自然な健康法に疑義を呈する人が少ない日本の現状は、やっぱり日本がカルタゴのように亡びる前兆なのではないかと些か怪訝である(苦笑。

蚊が即死状態
蚊が即死状態 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 08:06| 山口 ☀| 温め療法や温補薬による弊害 | 更新情報をチェックする