2009年08月01日

アトピー性皮膚炎梅雨時の異変の対処法

美しい?カラス
美しい?カラス posted by (C)ヒゲジジイ

 数年も当方の漢方薬を継続されてる人で、休日になるとマニキュアを行っていたとんでもない女性がいた。
 だから折々に軽度の再発を繰り返していたのである。

 まさかっ!?と思うことをやっていることがあるので、いくらお馴染みさんになっても油断もスキもあったもんじゃないっ(苦笑。


 ところで、高温多湿が続いた梅雨時に、一定の効果が持続していたアトピー性皮膚炎の人達でも、季節の異変に反応してやや逆戻りして微調整が必要となった人達があった。

 新人さんたちのなかでは、それまで順調に経過していたのに、発疹が再発したり熱感と痒みがぶり返したりで、黄連解毒湯や地竜の追加が必要となった人達がいたが、世間でしばしば投与される消風散ではますます逆効果だったが、村田漢方堂薬局ではアトピーに消風散が有効だった例は僅少である。

 二年も続けてほとんど治癒に近づいていた人達でも、やけに浮腫みっぽくなり乾燥感が強まった人達がいたが、これは六味丸系列の地黄のねっとりとした滋潤作用が一時的に邪魔になって来た証拠で、いずれも六味丸系列の方剤を休薬するのと同時に、猪苓湯製剤に重点を置くことで解決している。(もちろん、これらの異変は一部の人達に限られる現象である。)

 このように一年間を通じた四季折々の変化に対処する必要が最も生じやすいのがアトピー性皮膚炎であるから、しばしば見られるように、一定の効果があったからといって自己治療に走って無音となるのがいかに安易なことか分かろうというものである。

 といってもどうせ彼や彼女らには馬の耳に念仏だから、どうぞ御勝手に・・・自己責任の問題ですからねっ。

 アトピー性皮膚炎を舐めてかかるとロクなことはない。

早朝曇天のツバメたち
早朝曇天のツバメたち posted by (C)ヒゲジジイ
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