全文は、先ほど厚生労働省に送ったパブリックコメントに掲載しているが、ここにも全文転載する。
医薬品の通販は「離島」「継続購入」のみ 2年間の経過措置として認める省令再改正案が5月11日出された件につきまして。
そもそも買い物カゴ等による医薬品のお誘い販売であるネット通販と、我々漢方薬局において直接来局頂いて詳細綿密な漢方相談行った後に2〜5度目以降に通販を行うものとを同列に置かれることは実に心外です。
もしもこの省令案がそのまま施行されるとしたら・・・。
たとえば、三十年来の常連さんで、合成医薬品が一切服用できない特異体質のご高齢者が、現実に漢方薬だけを頼りに健康を維持されておられ、様々な頑固な疾患をすべて漢方薬で解決されて来た。
その方に、二年後からはクロネコなどを利用した代引き販売が出来ないとなると、即座にそのお年寄りの健康のみならず生命を維持すること自体にも重大問題が発生することが目に見えている。
もしもそのために、様々な病気が再発して取り返しのつかないことになれば、厚生労働省は未必の故意として裁かれなければならないでしょう。
そのような事例が他にも頻出することは目に見えているので、国民の生命を守るべき国家機関の厚生労働省は、憲法違反を犯すのと同時に、未必の故意という犯罪も犯すことは明白です。
命の遣り取りをしている遠方の人達が、保険の利かない優れた漢方製剤を頼りに健康を維持している手段を奪い取るという厚生労働省の恣意的な省令は断じて容認することは出来ません。
一度は遠路はるばる泊りがけで直接来られた人達も多く、繰り返し微調整の方法を伝授しつつ、2〜5度目以降は電話相談やメール相談に切り替えて宅配便を利用しておられるお馴染みさんや常連さんは少なくありません。
ネット通販(具体的な医薬品画像とともに販売価格を表示し、買い物カゴ等によるお誘い販売)によるお誘いネット販売とは次元が異なるものであり、 漢方相談薬局の立場としましては、ネット通販を禁止されることには何の依存もありません。
最後に付け加えたいことは、まことに書きにくいことではありますが、もしも6月1日以降に、漢方薬や伝統薬(各地の家伝薬)の通信販売までも禁止する省令を施行するようなことがあれば、厚生労働省による憲法違反および未必の故意として訴訟をも辞さないつもりでおります。
自動的に送られてきた厚生労働省からのご挨拶:パブリックコメントを受け取りました 日付: 2009/05/12 23:08 [ソース表示]
厚生労働省です。
この度は貴重なコメントをいただきありがとうございました。
頂いたご意見は今後の厚生労働行政の参考にさせていただきます。
これからも厚生労働省をよろしくお願いいたします。
真剣に飛んでるスズメ posted by (C)ヒゲジジイ
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