それにしても、よけいなお騒がせをやって呉れて、しばらくは漢方業界は大混乱に陥っていたが、これで安堵の胸を撫で下ろす人は多いに違いない。
以下、ヒゲジジイの主催するもう一つのブログ、漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱における漢方薬・漢方専門薬局薬剤師の憂鬱">良識が残っていた厚生労働省・・・漢方薬、伝統薬は電話販売容認へ!!!の全文転載である。
OTC薬ネット販売の拡大は無視
厚労省方針 漢方薬、伝統薬の電話販売は容認へ
厚生労働省医薬食品局はちかく、OTC薬販売の改正薬事法に関する局長通知を通達する。 ━医薬経済社 http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=28563
つまりインターネットによるお誘い販売は、第3類以外の医薬品は全面禁止されることは予定通り で、この件に関しては、医薬品のネット販売業者以外の同業者は大方、小生も含めて大賛成である。
ところが、漢方薬など一度は直接出向いて相談販売を受けても、その後は遠方などの理由から二度目からは電話相談などで宅配便などに頼っていた従来の方式までも否定する非常識な法制化を行う厚生労働省の異様な動きに唖然としていた。
つまり、憲法違反を犯しかねない厚生労働省の味噌も糞も同列に扱う異常さに、この愛すべき日本をいつも滅茶苦茶にしてしまう官僚達の悪しき伝統を嘆いていた訳である。
ところが、4月16日の上記の報道によれば、漢方薬、伝統薬に関しては、初回に対面販売したうえで2回目以降は電話販売は容認の動きであるという、極めて良識的は配慮がなされる模様である。
これで各地の皆さんにご迷惑をおかけすることはなくなりそう。
厚生労働省の皆さんも、国民の生命と財産を守る公務員の義務事項を、ここへ来てようやく自覚されたに違いない(苦笑。
カラスもかっこいい飛翔をするのだった posted by (C)ヒゲジジイ
【関連する記事】
- 免疫力を保つ中医漢方薬学のテクニック
- 最近の漢方薬の応用事例
- 漢方や中医学が一部の西洋医や薬剤師に貶められる理由
- しっかり学ぶべき生薬単味の利用方法
- 寒熱が錯雑しやすい季節
- 過信は禁物
- 柴朴湯加麦門冬のみならず、半夏厚朴湯加麦門冬という優れた加味方剤
- 活血化瘀の方剤が胃の不快症状の改善に役立つこともある
- 数回以上、直接通うことで見えてくる、隠れたもう一つの疾病の本質
- 四逆散は、本来あらゆる領域の慢性疾患に対する繁用方剤であるべき理由
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)に漢方薬の数年連用によって徹底的に根治した事例
- 中医漢方薬学の優れた点は
- 中医学派が日本古方派に学ぶべきこと:同病異治と異病同治
- 日本漢方と中医学、それぞれの特徴を一言で云えば・・・
- 村田漢方堂薬局で最も流通量の多い第2類医薬品としての漢方薬三羽烏は
- 用法・用量の記載よりも少ない量で充分に奏効しやすい中成薬や漢方製剤
- やっぱり有効だった咽中炙臠に天津感冒片のトローチ使用
- こんなに長くやっている仕事だが・・・
- ネットの情報は便利だが・・・
- 車の運転時に前後左右を走行する車にイライラする女性達は