2009年02月07日

アトピー性皮膚炎は本人のやる気次第

 よほど怖い所に決死の覚悟でやって来たという雰囲気の人達が多いが、ブログで想像されるほど恐い人間ではないと思っている。
 でも、それくらいの覚悟で来られる人の方が、経過がよいことが断然多いのも事実である。

 本気でやる気のある人で、変な駆け引きや及び腰、思わせぶりをするようなイヤ〜〜な雰囲気を漂わせない限りは、こちらは本人以上に真剣・真面目に対処する。

 その証拠に素直に頑張れる人のほとんどは一年以内にかなりなレベルの寛解を得ている。
 様々な医療機関はもとより、漢方薬もかなり続けても治らないどころか、悪化してどうしようもなくなって来る人がとても多い。
 
 数ヶ月は互いに苦労の連続ということも多いが、それに堪えられる人は半年から一年後にはかなりな寛解を得ることが出来るのである。

 各種の漢方相談の中では、最も時間と労力を費やし、多大な苦労を強いられるアトピー性皮膚炎ではあるが、互いに切磋琢磨するつもりで頑張れる人達の結果は百発百中に近いものと思っている。

 但し、毎年、数ヶ月の忍耐ができない複数の脱落者が出るのは実にもったいないことではあるが、そのような根性のない人は、最初から村田漢方堂薬局へ来る資格はなかったのである。

 ここ数ヶ月は、新しく真面目な女性達ばかりが増えているが、短期間で驚くほどの効果が出ている人も多い。だからといって実に油断がならないアトピーだから、四季折々の変化を観察しながら、時に応じた微調整のコツを、本人みずから一定レベル習得する必要がある。

 脾虚がある人には六味丸は使えないなどと、とんでもない暴論を公言して憚らない机上の空論家の中医学の指導者もいるそうだから、気をつけなければならない。

 最近では、黄連解毒湯に葛根湯製剤を併用する機会が増えているが、そのような配合をその机上の空論家氏が知ったら、またどのような影口を叩かれることやらっ!


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posted by ヒゲジジイ at 01:16| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする