2009年01月08日

明るい正月が過ごせた人々

 明るい正月とは言えないまでも、充実した正月というのであれば、ヒゲジジイもその一人で、雄ネコのボクチンを小鳥発見用のセンサーとして使用し、様々な小鳥の撮影に成功して、とても満足な充実した正月を過ごせた。

 休み明けは暴飲暴食による再発例がさぞ多いことと思いきや、いまのところいずれも軽症に終わって直ぐに改善策を講じてもらって事なきを得ている。だから、それほど頭を悩ます事例が沢山あるわけでもなく、慌しい年末に来られた新人さんも、正月の不摂生による悪化を心配していたが、順調に好転に向かっていたのでほっとした。

 こちらも明るくなった嬉しい報告は、昨年の正月とは打って変わって、お陰さまでとても明るい楽しい正月を過ごせましたという報告を複数得られたことである。
 
 そのいずれもが遅々として漢方薬の効果が出ずに難航した時期があった人達だけに、「石の上にも三年」という故人の名言が身に染みているであろう人達である。

 数ヶ月も頑張れない渡り鳥さんたちに爪の垢でも煎じて飲ませたいほとだが、かといって漢方薬で絶対に治るという保障ができない以上、こちらとて大きなことは言えない。

 しかしながら、世の中には大言壮語する人が多く、絶対に治るからと延々と数年も引き留めて、結局は治るどころか悪化して、村田漢方堂薬局に辿り着いて、ようやく快方に向かっている人達はとても多い。

 ヒゲジジイはいかにも大言壮語しそうだが、とんでもないっ!
 彼らのように「絶対」という保障はできないし、常に言うのは「賭け」てもらえるかどうかの問題である。
 人生は賭けの連続であり、確率と統計の問題でもあるが、やはり最終的には決断、賭けなのである。
 
 漢方世界は、結果がよければすべてよし。
 いくら百万語の甘言を弄しても、結果が伴わなければ、その人にとっては最悪である。
 他の人にはスムーズに大きな効果が出ても、個別性の大きい病気の世界だから、同様にうまく行くばかりとは限らない。

 結局は、上記のような「石の上にも三年」の覚悟と実行が出来た人こそ、確率は大きく上がっていることに間違いない。

 もちろん現実には、現在進行形で味わっている人が多いように、順調な経過で一ヶ月以内に明らかな効果に喜んでおられる人は、ザラにいる。

 しかしながら、真に体質改善を行うには数年を要するケースはそれほど珍しい訳ではなく、むしろザラである。

 そして残念ながら、一部の人達は難航に難航を重ねて、裏読みが必要なほど複雑な弁証論治の分析に期間がかかり、あるいは一定段階からは持久戦に持ち込んで、固定した基本方剤を主軸に徹底的に連用することで打開することも多い。

 それらの苦労を味わい尽くされた後に、昨年の正月とは隔世の感であると言えるほどに寛解された人達に喜ばれ、心から感謝されることは、まぁ〜仕事冥利に尽きるというものですよ。
posted by ヒゲジジイ at 00:38| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする