2008年11月10日

邪の湊るところ、その気は必ず虚す

おたより:東海地方の女性薬剤師

 ブログを拝見いたしました。
 本当に、世の中にはいろいろな方がいるものですね。

 中医学に、”邪の湊るところ、その気は必ず虚す”というくだりがありますが、妙なクレーマーや、どれだけお話しても平行線で、徒労に終わる人などが続くと、自分自身がこの心境になります。
 やりとりだけで気をそがれ、確実にエネルギーが低下してしまいます。
 先生もそんなときは、香り高いコーヒーや、甘いお菓子で気分転換してくださいね。

 さて、ブログにあったカメムシですが、ヒメヘリカメムシ科の幼虫に似ていますが、どう思われますか?

 こちらで調べてみました。ヒメヘリカメムシ科(幼虫)

 カメムシ図鑑・・・・色とりどりのカメムシがいて、ちょっとハマリそうです。
 先生の昆虫や花のマクロの世界は本当に不思議な世界で楽しいです。写真部にいる娘は、先生の見事な撮影技術を絶賛していますヨ♪

 こちらでは、カメムシが大量に発生すると、その年は雪が多いと言われていますが、今年はあまりみかけません。

 雲の撮影は、夏場の積乱雲に魅力があります。
 どこまでも天高く発達し、次第に色を変え、スーパーセルを形成すると、稲光がはじまります。
 遠巻きに見るイナズマは、花火よりも刺激的です。

 周りの者は”また始まった!”とアキレ顔ですが、趣味なんだからとやかく言われなくてもよいですよね!

 今夜も冷えそうです。
 お体ご自愛くださいね。


お返事メール:おたよりありがとうございます。
邪の湊るところ、その気は必ず虚す”はまことに言い得て妙ですねっ!

 さいわいに薬局店頭には滅多にクレーマーは来ないのですが、電話ですっ!
 電話によるお邪魔虫は毎日のようにかかります。
 しかも電話で見ず知らずの連中に理不尽で意味不明な難題を吹っかけられて客ヅラされるのには、もはや我慢がなりません。その点では既にプッツンしています(苦笑。

 世の中、脾虚気弱の参苓白朮散を使用される人が「強気」のメールを寄こしたり、という駄洒落を本当に理解してもらえるのは同業者だけかもしれません。
 そして先生の”邪の湊るところ、その気は必ず虚す”の喩えこそ最高級な洒落ですねっ!
 今後は素人さんからの揚げ足取りのメールには付き合わないようにしようと思っています。

 ところで早速の御案内ありがとうございます。さっそくヒメヘリカメムシなどご案内のサイト以外にも様々さぐってみましたが、やはり異なるもののように思えます。第一角(ツノ)の造作がまるで異なるようなのです。鎧(ヨロイ)部分は確かにそっくりですが、胴体部分の模様もやや異なるようです。

IMGP2919zxcvvvv.JPG

 すでに、様々ネットで調べたのですが、似たものは見つかりませんでした。もしかすると村田家の荒庭だけに生息する珍種かもしれません(笑。以前からしばしば見かけるカメムシで、総じて村田家に生息するカメムシは、贔屓目かもしれませんが実に美しいのです(苦笑。

 写真部におられるお嬢さんに褒められるとはとても光栄です。レンズの先にクローズアップレンズを装着しただけの簡易マクロで、本格的で高価なマクロレンズを装着した撮影ではありません。でも、このおかげで別世界に逃亡できて救われています。

 雲の魅力についてのご教示、今後は地べたばかりでなく上空も少しは眺めてみようかと思い始めましたっ!

 ともあれ、実際の仕事では真剣で真面目な人達ばかりですので、いかに順調に寛解してもらえるか、そのことでいつも思案しているところへ、あのお邪魔虫電話の数々で集中力をいつも寸断されて歯がゆいばかりです。

 思い出すとまたむかっ腹が立つので、夜のマクロ撮影に裏庭に出ますっ! ↓↓↓

IMG_0271aaa.JPG
(マクロでなくズームに終わったっ・・・苦笑)


【追記】 でも、あらためてご案内頂いたサイトを眺めてみると、ヒメヘリカメムシ科の幼虫の仲間であることは間違いないように思われる。
 この「幼虫」という点で、頑固ジジイだから(苦笑)異なるもののように勘違いしたのだと思う。
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