2008年10月11日

アトピー性皮膚炎で大学病院の漢方科に行くにあたってアドバイスを求められるが・・・

性別 : 女性
年齢 : 40歳〜49歳
簡単なご住所 : 東北地方
具体的な御職業 : 看護師
お問合せ・ご連絡内容 : ステロイドを減量しながら約1年、その後ステロイドをやめて約5年の計6年、漢方治療してきました。

 最初の1年は、体に熱があると言われ、特に冬はもともと足が冷えるにもかかわらず、漢方薬で足がしびれるほど冷え、その上顔ばかり赤かったので、アトピーを治すか冷えを我慢するかと言われ、疑問に思いやめました。

 次の薬局は4年かかりました。根本原因は冷えと言われ、漢方の生薬は附子(ブシ),乾姜(カンギョウ)が基本と温める治療でした。
 最初は体を動かすのもつらい状態でしたが良いときには近くの温泉施設で人前で裸になることもできる位になりました。

 ただ、あまりにも重症で治るのにかなり時間が掛かり、良くはなってもまだまだひどい状態だったし、あまり冷えが原因という考えにとらわれたくないと思い、今のところに変えてみました。
 原因は血虚、肺と腎を強めることとのこと。

 調子が落ち着いているときは、一ヶ月くらい同じ漢方を飲めましたが、六月に胃の調子をくずしてから、胃の調子を整える漢方を加えるようになりましたが、なかなかよくならずたびたび薬が変わるうち皮膚のほうも悪化して頑張って10日くらいしか飲めなくなってきました。

 このことを相談しましたが解決する話にならず少し不信に思い始めました。毎回の薬で当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)だけは変わりません

 たまたま大学病院に漢方科があるのを知り来週初診予約しています。ただ今までの経験上、アトピーのことを知る先生でないとだらだらと辛い思いが続くように感じています。
 ●●市には漢方医院や薬局が数少なく、頼るところがない現状です。

 私は看護師でアトピーについて知識もあると思います。自分なりに調べて試して見たい漢方もありますが、大学に行くにあたり、何かアドバイス頂けないかとネットをみて思いました。

 よろしくお願いします。近ければ伺いたいのですが、遠方のため継続して治療は難しいと考えます。


お返事メール:「何かアドバイス頂けないかと」ということですが、せっかくステロイドを離脱しているのに、随分漢方治療をこれまで頑張られているのに惜しいケースだと思います。
 4年も頑張られたところがあるのに・・・そこまで頑張ってくれれば何とかなりそうなものですね。

 といっても、ステロイド軟膏も使い方次第では、決して問題とはならないはずです。

アトピーとステロイド

また、

>私は看護師でアトピーについて知識もあると思います。

という点については、当方にも医療関係者が各種疾患で各地から来られていますが、各大学病院ですら、若い年齢層の各科の医師自身が複数、アトピー性皮膚炎に苦しめられている実体をしばしば耳にします。(さすがに医師自身が当方に来られるケースは僅少ですが・・・)

>大学病院に漢方科があるのを知り

という点については、最初にそれらを受けて、それで治らずに転々と各地の医院や漢方薬局を巡り・・・という順番の方が、当方では多い印象なのですが、貴女はその逆コースを辿られているようです。

 良い先生にめぐり合える事を祈るばかりです。
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posted by ヒゲジジイ at 06:36| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする