年齢 : 30歳〜39歳
ご職業 : 公務員
簡単なご住所 : 近畿地方
お問い合わせ内容 : 初めまして。子宮内膜症について調べていた時に、こちらのホームページにたどりつきました。
私は20代に入ってから生理痛が強くなりだしたのですが、半ば頃から産婦人科にかかるようになり、子宮内膜症の診断を受けながらも特に治療は無く、痛み止めの処方のみされていました。
その後病院をかわり、痛み以外に嘔吐や下痢を伴うようになってしばらく経った29歳の頃に、チョコレートのう胞で腹腔鏡手術を受け、連続してしばらくホルモン治療を行いました。その治療では目立った変化はなく、近くの漢方薬局で相談するなどしながら何とか嘔吐はしないようになっていたのですが、31歳を前にした春に今度は癒着による腸閉塞を引き起こし、開腹手術を行いました。
その後はまた何の治療をするでもなく、ただ自分で探し出した漢方薬局に通っていたのですが、今回の生理中に激痛で救急搬送されてしまいました。原因はまたチョコレートのう胞のように溜まっていたものが破れたようだ、とのことでした。西洋医学では治療が難しいといわれる病気なので、何とか漢方薬でとあれこれ探していたのですが、今回こちらのお店を知り、ここなら何とかしていただけるのでは、と思い問い合わせをさせていただきました。
お店におうかがいしたいと思うのですが、予約などは必要なのでしょうか?
あまり近くはない上に仕事を持っているため、平日は厳しいのですが、土曜日は混むそうですし、そのあたりについてもお聞かせ願えますか?よろしくお願いいたします。
お返事メール: 子宮内膜症は比較的漢方薬の得意分野ではないかと感じています。
チョコレート嚢胞を伴う場合は、3〜4方剤の併用がこれまでの通例でした。程度によっては高濃度を必要とする場合もあります。
漢方薬によって治癒した証明は当然ながら婦人科で行ってもらうことになりますが、基本的に治っていると診断された後でも関東地方の女性で数年以上経った現在も予防で継続服用している人もおられます。それくらいの根性が望ましいと考えています。
相当に重症な人も現在通われていますが、通える範囲内であるだけに疼痛軽減についてはかなりな速効を得ています。
ところで貴女の場合は、土曜日しか日程がとれない御様子ですが、土曜日は午前中(延長戦ばかりですが)ですので混雑しやすく、また遠方から一度だけ、それも一日だけというのは体質の把握と意思の疎通において不十分なために十分な弁証論治が出来ない可能性があります。
遠方で滅多に来られない人では少なくとも二泊三日で、三日連続のご相談が望ましいのです。
数ヶ月前にもアトピーで日帰りで来られたケースで、その後のメールだけでは意思の疎通の点で大いに問題があった苦い経験をしています。
長年のステロイド漬けであるからには、これまで同様に塗布しながら漢方薬を利用されるべきところを、信じられない思い込みから、当方の漢方薬の利用をきっかけに無理にほとんど中止されてしまったという、絶対にやってはいけないことを見逃してしまった例があります。
実際には来られた時にも、その後のメールでも念押ししていたのに、意思の疎通の不徹底から、思い込みを覆すことが出来なかった例です。
ところが二泊三日くらいで来られれば、かなり意思の疎通が行えて今後の方針などを詳しく説明することも可能で、以後のメールによる微調整なども比較的スムーズに行きやすいのです。
ところが貴女のご希望のような慌しい土曜日の1回限りの漢方相談であれば、意思の疎通をはかることは不可能だと思います。
但し、たとえ土曜日だけでも1〜3週間毎に通えるというのであれば、そういう人はかなりおられますので十分可能なのですが・・・。
もしも土曜日だけ一回ポッキリのご相談で、あとはすべてメール相談に移行というのであれば、上記のような例があったばかりだけに、うまく行くとは限らないと思いますので、現在通われている「漢方薬局を育てる」くらいのつもりで、執拗に通い続けるのが最善だと思います。
以上、お返事まで。
折り返し頂いたメール:お返事ありがとうございました。
丁寧にご説明いただいて、漢方薬の子宮内膜症に対する有効性や、薬局の方との意思疎通の重要性がわかりました。
一度で簡単に済むとは決して思っていませんでしたが、二泊三日で通うというところまでは想像していませんでした。
現在仕事を持つ身ですので、二泊三日は難しいと思います。
でも、初回を平日にしてその後は土曜日も織り交ぜつつなら、何度か通うことは出来ると思っています。
現状維持しつつ将来的には妊娠出産も可能、ではなく、今のこの状態を何とか変えていきたいのです。
何とか相談に乗っていただけるでしょうか?
よろしくお願いします。
お返事メール:考えてみれば近畿地方からであれば新幹線で日帰りで来られていたアトピーの人などもおられましたので、貴女のやる気次第です。
体力と経費(苦笑)を消耗する日帰りは大変だとは思いますが、たとえ慌しい土曜日ばかりを狙って来られるにしても、一度でなくて、それを何度か繰り返し、配合の微調整の方針がしっかり決まるまで、何度か通ってもらえれば、という意味ですが、一定期間を経て互いの意思の疎通がはかれると感じた時点で、メール相談と通信販売に切り替えることが可能です。
結局は、貴女が遠路を厭わず、何度か通うという覚悟と決意があるかどうかの熱心度によるわけです。
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