朝の開局後はしばらくぶりに訪れた安定期に入っているアトピーの方、一年半経過して環境変化の好転もあってまずまず順調でホッとする。
次に訪れたお馴染みさんはご家族数人で漢方薬を利用されているだけに常備薬が各種様々、補充購入のついでに女性薬剤師と、各個人に応じた食事療法の重要さについて花が咲いている模様。
その喧騒(笑)の中で、引き続き沢山の返信メールを認めながら、電話注文やメールで入る補充注文類の伝票発行を続けるヒゲジジイ。
薬局店頭では月曜日ほどの来客は多くないので、たくさん溜まっていた送り状発行と返信メールが能率よくはかどる。
この季節、クーラーが気持ちよいとは言え、気がついてみると長時間眼球を酷使し過ぎたためか、血圧が上がっている訳でもないのに、いやなフラツキと首の真裏から後頭部にかけてのヒドイ凝り。
揉んでみると気持ちが良いし、温めても気持ちが良い。
もともと葛根湯証には滅多にならない体質だが、一年に1〜2回、急性の首凝りと眼精疲労が合併して生じることが稀にある。
今回は歴然とした葛根湯証に間違いない。息苦しいほどの苦痛であるから、早速服用すると5分もしない間にほぼ雲散霧消っ!
急に気分がよくなったので、すべての送り注文や返信メールを終わったところで、このブログを書いて報告する気になった。
精度の良い葛根湯エキス製剤を用いれば、こんなに速効が得られることをみずから味わってみると、シンプルな疾患に対する漢方薬の優越性をあらためて実感するのであった。
ところが、複雑に錯綜する慢性疾患では、こうもうまくは運ばないことが多いのは当然で、様々な要素が合併しているケースが多いので、一方剤や二方剤の併用くらいではビクとも動かないことが多い。
といってもあらゆる西洋医学治療や漢方治療で難航を極めた人が、思いがけない少ない方剤の配合で、超速効が得られるケースも、それほど稀でもないので、ま〜〜ケース・バイ・ケースということでしょうねっ(笑。
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