2008年08月07日

最近の超速効例の数々

 8月に入ってようやく新人さんの来局率が落ち着いて来たが、先々月から二ヶ月間というもの、ほとんど毎日、遠近様々なところから新しい人が続いた。

 数ある中には超速効例が必ず出て来るもので、中でも目立ったのが超真面目系の女性達の落ち込みの救済である。本当に著効が目立った二ヶ月間だった。(このことは先日も書いたばかりである。)
 人生観も変えるほどの効果がでるケースがあるので、ヒゲジジイの毒舌も快い音楽に聞こえる風情である(苦笑。

 処方は今回は明かさない。
 へんに真似されて効果が出なかった場合は、またまた電話で馬鹿な女性達からヒステリックな抗議を受け兼ねないからであるパンチ
 こちらで相談して購入した訳でもない連中に客ヅラされてたまるかっダッシュ(走り出すさま)
 純情可憐な大和撫子でもないのに効果が出なくて当然da。そもそも図々しく電話でイッチャモンつけるような女性には無縁な方剤である。

 それはともかく、同じ女性でも四十代の女性でメニエール氏症候群で、高血圧気味となり160以上が持続しているのに、弁証論治により、釣藤散と半夏白朮天麻湯と杞菊地黄丸の三種類の併用が必須とみたが、初回なので前の二種類だけで様子をみてもらったところ、服用直後から血圧が130代に安定し、体調も頗る良好ゆえ一週間後に喜んで報告に来られた。

 一年間の病院治療も空しく頑固に続いていた蕁麻疹が、カルシウムと漢方処方の単方の併用によって明らかな瞑眩(めんげん)⇒好転反応を起こした直後にほとんど緩解してしまった。

 瞑眩(めんげん)⇒好転反応が実際に生じるのは超稀なことであるが、このケースの詳細は⇒漢方薬による瞑眩(めんげん)⇒好転反応は超稀にはあるっ!:漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂

 アトピー性皮膚炎の例では黄連解毒湯と猪苓湯に血行障害改善剤の併用で一定の効果が出ているところへ暑さによってやや痒みが出てきたところで、舌証に基いて茵蔯蒿湯と六味丸を加えたところ、痒みがほとんど解消するのと同時に、ステロイドの長期間塗布による酸化コレステロールが原因と思われる色素沈着が半月もしないうちに驚くほど薄らいでいる。

 この最も多い配合パターンに該当する体質者では、比較的短期間(半年くらい)でかなりな寛解が得られることが多い。
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posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☀| 漢方薬および生薬・中草薬・漢方の即効例 | 更新情報をチェックする