2008年07月19日

本人不在で漢方薬を販売する特殊例

 ガジガジ頭に見えるヒゲジジイでも、内容如何によっては柔軟に対処できることがあるのが常連さんからの依頼である。まさに特別待遇することがあっても当然であろう。二十年以上もどっぷりと中医漢方薬学に嵌って漢方薬の何たるかを体感的に熟知されている人達である。

 常連さんのお孫さんが遠くに在住ではあるが、来れる状態ではないので何とかならならないかとの依頼は、これが初めての人であったり、多少のお馴染みさん程度であっても、すべて絶対的にお断りすることは常日頃から徹底している。
 
 ところが常連さんともなると心得ていて、かなり的確な情報を収集して詳細な報告があり、一部の配合薬もみずから示唆するほどの知識を持っているから話が早い。
 二方剤の提案は常連さんからあり、もっとも主軸になる方剤はこちらから提案し、併せて三方剤。

 早速、送って服用後の反応は(信頼感というバックアップの薬が後押しするのか)的確な著効を得たのである。
 新人さんで著効があっても、稀には先日書いたように逆に大きな態度をされるのとは大違い、常連さん達からは心から感謝してもらえるから、また頑張らなくちゃ〜という意欲も湧くというものである。

 巷では、漢方はやさしいとか、漢方薬は効かないとか、様々に言われているが、決してやさしいとは思わないし、一昔前の多く医師たちがのたもうていたように「漢方薬なんて効くわけがないっ!」とも思わない。

 時に難問の数学を解くように、一定期間、お互いに難行苦行を強いられることもあるが、想像を絶する著効を奏することも決して珍しくないのが中医漢方薬学なのである(笑。
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posted by ヒゲジジイ at 18:24| 山口 ☁| 漢方薬および生薬・中草薬・漢方の即効例 | 更新情報をチェックする