電話での問い合わせでもっとも無駄な時間の浪費となる確率100%が最初に「ちょっとお訊ねですが・・・」である。この「ちょっとお訊ねですが・・・」ではいつも身構えている受付嬢である。
「ご相談があるのですが・・」の確率も99パーセント以上。
電話でまたぞろ「ご相談があるのですが・・・」というお問い合わせにやや年老いた受付嬢が「電話相談は行っておりません」という毎度の返事。
何度かやり取りがあって後、勧めようともしないっ!・・・と不満気に食い下がる男性に手を焼いてヒゲジジイにバトンタッチ。
その間には薬局店頭にやってきた中年女性にヒゲジジイはお断りが終わったばかり。
中学生の生理痛に効く漢方薬が欲しいという要求に、子供さんにはお出しできない旨を諭して瞬時に終わったところ。本人も連れて来ないで、なおさら不可能。
電話をかわって、こちらに気を使わせて奨めなければいけないような甘ったれた考えの人は来なくてよい旨を諭して電話を終わる。
やがて本気モードになったらしく、やや遠方から車を飛ばしてやって来る。
薬を買ってあげるという奢った考えでは、こちらの頭がフリーズして名案が浮かばないではないかっと言うまでも無く、真剣な態度でやって来られたので一時間以上延長戦となり、へとへとになるまで無い頭を振り絞って考え抜いて、閉店後はぐったり。
午前中は最初から真剣真面目な新人さんがあり、真剣勝負の毎日が続いている。そういう人は最初っからこちらの漢方に賭けてやって来られているから、及び腰の人にありがちな電話でのサグリもなく、雑音に悩まされることがない。
いつもこんなことばかり書いていると皆に敬遠されそうだが、腐りきった平成の御世でも、奇特な人達がたくさんおられるもので、毎日新しい人が、しかも半数は(紹介されてというよりも)人に紹介を依頼して来られる人達である。
もちろん残りの半数はネットっ!
ラベル:ちょっとお訊ねですが ご相談があるのですが
【関連する記事】
- 話しだけでよいので、聞いてもらえますか?
- 消費税アップ前夜までの喧騒が終わったと思ったら・・・
- 電話の問い合わせで、村田漢方堂薬局にとっては典型的なクレーマー予備軍の実例
- 現代日本社会における漢方薬局の存在意義
- 下品な言葉遣いながら、このクソ忙しい日に限って
- 主訴の記載のない問合せの返事ついでに、付録として:親身な説得に暴言で返礼する無礼..
- 図々しい電話が急に増えているのは、これもトランプ現象の影響か?
- 電話相談は受け付けてないのだが、それにしても
- 残念ながら代理人による電話の問合せは、クレーマ予備軍としてしか受け取れない長年の..
- 薬局には間違いありませんが、漢方薬の専門薬局です
- 1月は問い合わせによるクレーマーはゼロ
- 家族や親戚、友人・知人という人達からの問い合わせ
- えっ!? 軽くあしらわれた?!
- クレーマー豹変率が高いのは、ご本人よりも、周囲や代理人の責任転嫁性格傾向者
- アリガタメイワクな紹介者
- 上から目線で何が悪いのか? 客を選んで何が悪いのか?
- 一定レベル拗れた病態であれば、十分な相談時間は必須
- それほど乗り気でもない人を、無理に連れて来ないで欲しい理由
- 病院で治る可能性が高いゆえ、自費の漢方薬を考えるにはまだ早すぎる人達
- 元クレーマーさんだったのを、あとで思い出して冷や汗