ジジイになって体力が無くなっていることをヒシヒシと感じる。木曜日からもうバテてしまった。昨夜は風呂から上がるとそのままボクチンと一緒にベットで寝込んでしまって早朝4時まで起きれなかった。
薬剤師は二人いても人員不足だから寝ているとき以外は仕事が山積み、せいぜい鬱憤をブログで晴らすしかない惨めさ(苦笑。
ところで相変わらず葛根湯を飲んではいけない人達が、医師の奨めで常用されていたり、素人判断で使用するなど、このために却って病状を少し悪くしているケースさえみられる。
といっても村田漢方堂薬局においては優れた配合比率の葛根湯製剤を適応証の人達にしばしば販売し、とんでもない病状が治って喜ばれることがサイサイである。
しかしながら世間一般の素人判断や病院から奨められる葛根湯の適応症が誤っていることが多いのである。
いわゆる熱証が主体の患者さんたちに風邪様の症状であれば何でも葛根湯という風潮が災いの元である。
幸いにも合成医薬品ほどの激しい副作用はないものの、全然適用が誤っていることが多く、むしろ飲むべきでない人が常用したり、愛用?されているケースが目立つのである。
とくに今月目立ったことは、小陥胸湯証の人や辛夷清肺湯証の人、銀翹散(天津感冒片など)が適応する人などが、村田漢方堂薬局に来るまで葛根湯を常用されているから、却って病状を治りにくくしているケースが目立った。
なかでも気管支炎喘息や慢性気管支炎の熱証で、肺熱を伴っている人達が目立つが、このような体質の人達にまで葛根湯が投与されるという世の中の漢方知識レベルだから、村田漢方堂薬局もまだまだ廃業できないのだろう。
ところで世の中は想定外のことが稀には起こるもので、不思議でならない現象を申し出られても困惑するばかりのことがある。
足の静脈瘤が悪化して手術の予定日が決まっていた女性が、以前、当方で販売していた清熱解毒消癰の中草薬「●●●●●」があったのを思い出し、手術まで必死で服用したら短期間で綺麗さっぱり消えてしまったというのである。
当然、手術は中止となり喜んでご報告されたが、どうして単味の中草薬だけで下肢静脈瘤が速効で消えたのか、清熱解毒消癰作用により消失したのは厳然たる事実である。
そのご家族の中には様々な難病が当方の漢方薬で治った実績があったので、鰯の頭も信心の類も薬効を増進したとしか考えようがないのである。
先日あったばかりの話であるが、喜ばしい話であっても理詰めで考えても単味の中草薬だけでそれほど効果があるとはっ!些か信じられないケースは、トウヘンボクなヒゲジジイにとってはあまり気持ちの良い話とは言えないのである(笑。
2008年06月27日
葛根湯を飲んではいけない人たちの話しと下肢静脈瘤が中草薬で消えたお話し
posted by ヒゲジジイ at 07:54| 山口 ☁| 下肢の疾患(下肢静脈瘤・深部静脈血栓・変形性膝関節症など)
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