2008年06月24日

漢方医学の聖典「傷寒論」には理論構成が書かれなかった真の理由

おたより: 関東地方の内科医師

独り言です。

 黄耆と言えば…表血を巡らす感じ?
 加えて腎臓が後腹膜にあり表裏の中間の実質臓器。
 とすれば…虚血により起きる腎不全には可で…
 充血によるものは不可?

 または全く逆かもしれない…。

 早く本を書け!とか言われそうな?(笑
 Good Night ! (-。_)。。o〇


御返事メール:たとえ先生の独り言でも意味深長な内容ですので、今回ばかりは強引に(笑)ブログに転載させて頂きますっ!
早く本を出版されるべきですっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
追記:黄耆の補気作用は実質的な補血をもたらす。それゆえ虚血により生じる腎不全に有効でも、充血によるものは不可では?とされる推測は妥当かもしれない。


折り返し酔っ払い先生から頂いたメール:
梅酒で良い気分で〜す。(^^)v

 ん〜傷寒論って不思議な本なんですよね。
 張仲景先生は何を思って…あんな構成にしたんでしょうかねぇ〜?
 あれだけの本を書く人なのに何で中身の理論構成を書かないのかなぁ〜?
 書こう思えば書くだけの力はあるのに何ででしょうねぇ〜?

 何かの思惑があるような…。
 自分に取っては傷寒論の最大の不思議を感じる場所なんですねぇ〜。
 とても不思議…。張仲景先生は何を考えたんでしょうねぇ〜?

 酔っぱらいの戯言でしたぁ!
 単なる酔っぱらいですから…気にしないで下さいねぇ〜(笑
 村田先生、眠れなくなったりして…(笑


ヒゲジジイの的確な御返事メール: 傷寒論医学は異病同治のお手本です。
 それ以上に深く考えないようにしています。
 それ以上のことは傷寒論を研究される学者さんたちにお任せします。学者さんの真似をいつまでもしていたら、老い先短いジジイには、目前に迫っている日々の仕事に支障を来たします(苦笑。

 実はですね〜〜〜、どうして張仲景さんが理論を書かなかったかというと、実際のところは、木簡にする資材が足らなかったからなのです。
 ご存じなかったでしょう〜〜〜〜(笑。



折り返し頂いたメール:さすが先生!

>木簡にする資材が足らなかったからなのです。
 なるほど〜!(^o^)/ハーイ

 如何に理論的な解析が出来ても臨床とは離れていますものね…。 理論解析をして思うことは…今の人達が病気の本質を知る必要があったんだろうか?
 病気と闘って泣いているのが人の姿として自然なのではないか?
とか考えてしまいます…。

 また、理論的な背景が書かれていたら傷寒論は今に残らなかったのでは…と感じます。

 明日はお休みで…クーラーが壊れたので秋葉原で買ってきますね。 
 酔っぱらいにお付き合い頂き有り難うございました。
 感謝しております。お休みなさい。
posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☁| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする