病院治療ではまったく無効だった繰り返す眩暈(めまい)に、葛根黄連黄芩湯で即効を得たケースは意外に多く、寒熱が真逆の葛根湯で即効を得た例も珍しくない。
但し、いずれもフィットするには確たる諸条件にマッチしないと、まったく効果は得られない。
その見分け方は、項背部が強張り、揉むと気持ちがよく、寒熱の違いでどちらかを使い分けるなどとともに詳細な自覚症状とあわせて、総合的に判断しなければならない。
葛根湯証の場合は、苓桂朮甘湯や五苓散証とやや共通する部分があるので、安易に葛根湯を優先すると、逆効果になる場合もあるので、紛らわしい場合は、苓桂朮甘湯や五苓散を先に試して、効果がなければ葛根湯を考えても遅くない。
その点では、葛根黄連黄芩湯証の場合の見分けは比較的容易なはずである。
まったくの蛇足ながら、折々に生じる頭痛持ちの女性は、葛根湯と五苓散それぞれが有効で、上手に両者を使い分けて愛用されているケースもある。
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2012年01月23日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母