新薬業界は、品切れ続出が数年続いてなかなか解消する目途がたたないままだが、漢方業界はまだマシな方とはいえ、特殊な製剤の多い薬系漢方では、怪しい兆候が急速に目立ち始めた。
今年の初めには一元漢方さんが突然廃業されたのは驚きだったが、そのために愛用者が多かった大黄錠では、大変なご迷惑をおかけすることになった。
新薬業界にしても漢方業界にしても、たとえよかれと思っていたにせよ、効率重視か、改良のつもりか、許可申請を行わないまま多くは賦形剤を改変したことが発覚して、製造中止に追い込まれた事例が多発した問題は大き過ぎた。
それでなくとも円安続きで、原料の高騰や世界各国の政情不安も絡まって、原料確保もままならなくなったのか、これまで一回に100箱単位で注文していたものが(他社のように出荷制限で少量ずつしか入荷が得られないというのならまだしも)某社などは完全に品切れ中で、12月には再出荷できるが、びっくりするほど値上げになるとの報告もある。
この会社も一元さんのようにならないか、実に怪しい雰囲気である。
少なくとも製品が確保できるだけマシだが、一部の会社では販売不振の方剤を次々に製造廃止にしているメーカーさんが、報告があっただけでも数社を下らない。
ひるがえって、世界中が不穏な空気に支配されている今日、日本の新たな首相のごときは、前代未聞の大恥を晒し続けて、やんぬるかな。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2011年11月27日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
2024年11月27日
昨今、不穏な漢方業界
posted by ヒゲジジイ at 11:06| 山口 ☔| 近況報告
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