なにせ、霊黄参や人参牛黄カプセルを組み入れた「伝家の宝刀3点セット」の驚くべき効果の自慢話しは余りに多すぎて目に余る。
のみならず、それらに前後して採用した1カプセル中に牛黄100mg含有の「カイキョー100」のごときは、他方剤との併用で危機的な状況下でも劇的な効果を発揮したことは枚挙にいとまがなかった。
それら耄碌ジジイの思い出話しも、結局は皆を白けさせる老いの繰り言に過ぎない(苦笑。
それでなくとも、昨今の牛黄の暴騰により、人参牛黄散カプセルは製造を止めたほどであるし、他製品でも、安いのが販売されているとしたら、含有するビリルビン値を疑わざるを得ないだろう。
『中薬大辞典』などでは、ビリルビンは牛黄の有効成分の本質であるとは考えがたい成分だが,その含量は市場品では10〜70%の間でばらついており,品質評価の指標として利用されているとあるように、実際のところ、2023年09月05日 漢方の品質や製造方法および濃度などによって効能に優劣があるのは想像以上 で書いたように、
牛黄などは含有するビリルビン値の多寡によって、効果は激しく異なる。いずれにせよ、過去、各種の牛黄製剤のお陰で、多くの人の重大な疾患に役立てて来た長い?歴史も、原料暴騰のお陰で、いつしか以前のような相場に落ち着くまで、特定の人でしか利用しにくくなった昨今、老いの繰り言は、これ以上続けるべきではないだろう。
この牛黄に含有するビリルビン値に関する多寡による優劣鑑定の実験は、数十年前に、ヒゲジジイ自身が某社の牛黄の異なるロット毎の5種類だったか、それぞれ味わって、少ない順にすべて正確に当てたものだった。
実際に当時、チヌ釣りに凝っていた当時、疲労回復に某社の牛黄製剤を愛用していたのに、ロット変わりで突然まったく効果がなくなったので、某社にクレームを入れたことで、上記の実験を行うことになったものだった。
すなわち、間違いなくビリルビン値の高いロットの牛黄製剤では確実な効果を感じていたのであるが、含有するビリルビン値が低い製剤では、まったく無効だったのは、驚くほどだった。
ということから、その後は某社ではヒゲジジイが合格を出したビリルビン値含有以下の牛黄は採用しないことに決したのだった。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒


2011年10月23日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ