十年一日のごとく、どころか五十年一日のごとく、春の季節を迎えて桜は満開に近づくとも、今春もみるみるうちに過ぎ去っていくのは例年と変わるところがない。
日々、同じ仕事の繰り返しの毎日、これを幸せというべきか、冥土の旅への執行猶予期間が短くなるばかりと嘆くべきか。
そのような日々でも、発送準備の荷物が山と積まれた店頭に、なんと二十年ぶりに、当時とまったく同じ症状でやって来られた再来者。
ここは病院で治らない人だけが来るところだが、とやや意地悪な応対に、当時も同様、病院に通っても小便が濁り、残尿感がいつまでも治らないのに、医師からは検査で異常はないから来ないでよいと言われたとか。
当時とまったく同じ症状なので、当時とまったく同じ猪苓湯+白花蛇舌草。
当時の中年女性も、既に老人の仲間入り。
人生とは意外に短いもので、日本の歴史にしても、わずか百年まえには関東大震災があった大正12年。
千年前といえば平安時代。千年前といっても、わずか三十数世代前(世代交代を30年と計算)のこと。
ところが現代の人生百年時代という嘘を鵜吞みにして計算すれば、わずか人間の寿命の10人交代でさかのぼると平安時代という計算になる。
歴史を振り返ってみれば、自我がようやく芽生え、わずかながら歴史が記録されるようになった時代から、今日に至る人類の歴史は、なんと短いことか。
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2011年03月29日の茶トラのボクチン(歳6半) posted by (C)ヒゲジジイ
2023年03月29日
今春も、みすみすまた過ぐ
posted by ヒゲジジイ at 23:03| 山口 | 近況報告
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2023年03月28日
無知なのか確信犯なのか?
サッカー日本代表の監督、森保一氏が、昨今さかんに劇薬のmRNAワクチン接種を促すテレビ宣伝に登場して、実に目障り。
あまりにも無知なのか、あるいは金に目がくらんだ確信犯なのか?
このようなえげつない人間が、いつまでもサッカー日本代表の監督であることは不気味である。
翻って、巨大企業ほど巨悪をなすのが世の常であるように、著名人であればあるほど、一歩ハシゴを踏み外すと、地獄の使者と成り下がる。
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2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
あまりにも無知なのか、あるいは金に目がくらんだ確信犯なのか?
このようなえげつない人間が、いつまでもサッカー日本代表の監督であることは不気味である。
翻って、巨大企業ほど巨悪をなすのが世の常であるように、著名人であればあるほど、一歩ハシゴを踏み外すと、地獄の使者と成り下がる。
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2012年03月28日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:mRNAワクチン
posted by ヒゲジジイ at 08:17| 山口 ☀| 日本残酷物語
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2023年03月27日
コロナのパンデミック以前でさえ
コロナのパンデミックが起こった以前であっても、お断りせざるを得なかったご高齢者の切迫した病状の新規相談依頼が目立つ昨今。
まったくの新規で訪れるご高齢者の場合、当時でさえ、いったん漢方薬を出してしまうと、親族(多くは遠方の大人の子供さん達)の横やりで、延々と不快な詰問を受ける羽目に陥り、他の仕事に支障を来したトラウマから、常連さんの超身近なご家族のご高齢者でもない限りはすべてお断りせざるを得なかった。
昨今はなおさら、すべて新規のご相談はお断りしているのだから、なおさらとはいえ、立て続けにご高齢者の新規の依頼がかなり目立つ。
しかも、かなりきわどい末期的な状況下であることも多い。
「相談できなければ、漢方薬だけでも販売してもらえないだろうか?」 というなんとも怪訝な質問。
適切な漢方薬を選ぶのに、詳細な質問に答えてもらう必要があり、それをもとに弁証論治する必要があるのだから、やるせない。
と、そんなことで思い出したのが、過去、ご自身の病苦を治すのに、漢方を勉強しているが自身では治せないと、遠路はるばるやって来られた若い医師(超トップクラスの医学部を卒業)の漢方相談時の出来事。
あれこれとフィットする漢方薬の配合を考えている最中に、唐突に「そんなに考え続けてもしょうがないじゃないですか!」という趣旨の発言に、こちらは頭にきて、烈火のごとく𠮟り飛ばして、二度と来るなと拒絶したことを思い出したのである。
受験は暗記力だけで勝てるので、いくらコピー人間のように暗記力が優れていても、中医学や漢方医学のように、やや特殊な思考能力を必要とする領域には、いくら超難関の医学部を卒業していても、まったく不可能な領域であるらしい。
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2012年03月27日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
まったくの新規で訪れるご高齢者の場合、当時でさえ、いったん漢方薬を出してしまうと、親族(多くは遠方の大人の子供さん達)の横やりで、延々と不快な詰問を受ける羽目に陥り、他の仕事に支障を来したトラウマから、常連さんの超身近なご家族のご高齢者でもない限りはすべてお断りせざるを得なかった。
昨今はなおさら、すべて新規のご相談はお断りしているのだから、なおさらとはいえ、立て続けにご高齢者の新規の依頼がかなり目立つ。
しかも、かなりきわどい末期的な状況下であることも多い。
「相談できなければ、漢方薬だけでも販売してもらえないだろうか?」 というなんとも怪訝な質問。
適切な漢方薬を選ぶのに、詳細な質問に答えてもらう必要があり、それをもとに弁証論治する必要があるのだから、やるせない。
と、そんなことで思い出したのが、過去、ご自身の病苦を治すのに、漢方を勉強しているが自身では治せないと、遠路はるばるやって来られた若い医師(超トップクラスの医学部を卒業)の漢方相談時の出来事。
あれこれとフィットする漢方薬の配合を考えている最中に、唐突に「そんなに考え続けてもしょうがないじゃないですか!」という趣旨の発言に、こちらは頭にきて、烈火のごとく𠮟り飛ばして、二度と来るなと拒絶したことを思い出したのである。
受験は暗記力だけで勝てるので、いくらコピー人間のように暗記力が優れていても、中医学や漢方医学のように、やや特殊な思考能力を必要とする領域には、いくら超難関の医学部を卒業していても、まったく不可能な領域であるらしい。
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2012年03月27日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:弁証論治
posted by ヒゲジジイ at 08:34| 山口 ☁| 近況報告
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2023年03月23日
ようやく回復しつつあるようだが・・・
漢方界におけるエキス製剤で生じていた一部の品切れ問題も、ようやく回復しつつある模様。
コロナ禍における中国のロックダウンの影響で、ツムラさんなど現地生産が途絶えたために、日本で製造している各社が煽りを受けて、フル回転で製造しても間に合わず、一時は品切れ続出で、薬系漢方にまで影響が出たこともあった。
そのような真只中で、当方でも一時はヒヤヒヤの時期もあった。
中には以前は当方の漢方相談でフィットしたエキス製剤を、いつの間にかお住いの地元で入手されるようになって遠ざかっていた人が、突然、地元で品切れになっているから、分けてもらえないだろうかと依頼があったものだが、こちらでは常用されている人が多いので、お断りせざるを得なかった。
そういうこともあったが、当方で常用されている人達には、一度も品切れのお断りせずに済んだのは幸いだった。
むしろ、今後、頭が痛いのは、高用量のカプセル入りの牛黄製剤の、さらなる値上がり問題である。
製造量も少ないといわれるからには、常用されている人が多いだけに、場合によっては他社のやや低用量の「牛黄+人参」のカプセル製剤に切り替えてもらわざるを得ないかもしれない。
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2011年03月23日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母
コロナ禍における中国のロックダウンの影響で、ツムラさんなど現地生産が途絶えたために、日本で製造している各社が煽りを受けて、フル回転で製造しても間に合わず、一時は品切れ続出で、薬系漢方にまで影響が出たこともあった。
そのような真只中で、当方でも一時はヒヤヒヤの時期もあった。
中には以前は当方の漢方相談でフィットしたエキス製剤を、いつの間にかお住いの地元で入手されるようになって遠ざかっていた人が、突然、地元で品切れになっているから、分けてもらえないだろうかと依頼があったものだが、こちらでは常用されている人が多いので、お断りせざるを得なかった。
そういうこともあったが、当方で常用されている人達には、一度も品切れのお断りせずに済んだのは幸いだった。
むしろ、今後、頭が痛いのは、高用量のカプセル入りの牛黄製剤の、さらなる値上がり問題である。
製造量も少ないといわれるからには、常用されている人が多いだけに、場合によっては他社のやや低用量の「牛黄+人参」のカプセル製剤に切り替えてもらわざるを得ないかもしれない。
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2011年03月23日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 17:25| 山口 ☔| 近況報告
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2023年03月22日
お陰様で
野球のお陰で薬局が暇になってホッと一息。
サッカーと違って、世界の中ではややローカルなスポーツの野球であるが、日本全国狂ったようにお祭り騒ぎ。
朝から薬局は暇なので、台所のテレビをつけっぱなしにしていたが、サッカーのW杯の一つ一つの勝利ほどの感激はないので、試合が終わった瞬間にテレビを消した。
勝つことはよいことなので、いちおうオメデトウ。
ウクライナも早く戦争に勝利して欲しいが、西側諸国で野球やサッカーに浮かれている間にも、戦死者は増え続けている。
いつ日本に火の粉がかかるか分かったものじゃないが、ロスケが核兵器搭載可能な爆撃機2機、7時間も日本近辺を脅し飛行を続けたというから、狂気のプーチンは何をしでかすか分かったものじゃない。
浮かれる日本も、この平和ボケが長続きするとは限らない。
核戦争が始まると日本は両陣営の真只中に置かれるというから、いまさら何を講じても無駄である。
「軍事より話し合いの平和外交を」なんてきれいごとを叫んでも、狂気の独裁者たちには絶対に通用しない。
日本も緊急に核武装する以外に生き残る道は皆無。
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2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
サッカーと違って、世界の中ではややローカルなスポーツの野球であるが、日本全国狂ったようにお祭り騒ぎ。
朝から薬局は暇なので、台所のテレビをつけっぱなしにしていたが、サッカーのW杯の一つ一つの勝利ほどの感激はないので、試合が終わった瞬間にテレビを消した。
勝つことはよいことなので、いちおうオメデトウ。
ウクライナも早く戦争に勝利して欲しいが、西側諸国で野球やサッカーに浮かれている間にも、戦死者は増え続けている。
いつ日本に火の粉がかかるか分かったものじゃないが、ロスケが核兵器搭載可能な爆撃機2機、7時間も日本近辺を脅し飛行を続けたというから、狂気のプーチンは何をしでかすか分かったものじゃない。
浮かれる日本も、この平和ボケが長続きするとは限らない。
核戦争が始まると日本は両陣営の真只中に置かれるというから、いまさら何を講じても無駄である。
「軍事より話し合いの平和外交を」なんてきれいごとを叫んでも、狂気の独裁者たちには絶対に通用しない。
日本も緊急に核武装する以外に生き残る道は皆無。
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2012年03月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:平和ボケ
posted by ヒゲジジイ at 15:23| 山口 ☁| 日本残酷物語
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2023年03月19日
こんな時代が青春だった!
個人的な好みの例外は、プレスリーとビートルズだけは雑音にしか聞こえなかった唐変木な青春時代。
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2009年03月19日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
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2009年03月19日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:青春時代
posted by ヒゲジジイ at 22:49| 山口 ☀| 漢方相談に疲れたあとに癒される桃源郷およびスピリチュアルな話題
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2023年03月18日
寿命を確実に減らす現代社会の3大害悪
酒とタバコと体温を上げる間違った健康法の3大害悪。
まずはお酒だが、たとえ少量の飲酒でも、最初の代謝産物として毒性の強いアセトアルデヒドが生じるので、酒が百薬の長というのはまったくの嘘!!!
アルコールを摂ればとるほど、様々な重大な疾患を誘発して寿命を縮めることは常識中の常識であるが、この事実を広めると、各地で無数に存在する酒造会社が立ち行かなくなり、それ以上に、世界中の飲兵衛が欲望に勝てないばかりか、国家の税収にまで大きく損失を被るので、永遠に秘匿し続けることだろう。
タバコの害については、いまさら述べることもないだろうが、唯一、哲学の煙であるという素晴らしい利点を忘れてはならない(苦笑。
最後に、体温を上昇させようとする様々な健康法の害悪であるが、そもそも低体温の方が長生きしやすいことを忘れてはならない。
どこのどいつが体温上昇させるのが健康によいと唱えだしたのか知らないが、身体を温めることばかりを心掛け、度が過ぎると、不必要に熱性炎症を誘発して、各種の炎症性疾患の発病を促す。
とりわけ大きな問題は、体温を上げようと長風呂する人などは入浴熱中症などのリスクが高まり、溺死の危険性も大きい。
以上のことが納得できない人は、縁なき衆生としか言いようがない。
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2011年03月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
まずはお酒だが、たとえ少量の飲酒でも、最初の代謝産物として毒性の強いアセトアルデヒドが生じるので、酒が百薬の長というのはまったくの嘘!!!
アルコールを摂ればとるほど、様々な重大な疾患を誘発して寿命を縮めることは常識中の常識であるが、この事実を広めると、各地で無数に存在する酒造会社が立ち行かなくなり、それ以上に、世界中の飲兵衛が欲望に勝てないばかりか、国家の税収にまで大きく損失を被るので、永遠に秘匿し続けることだろう。
タバコの害については、いまさら述べることもないだろうが、唯一、哲学の煙であるという素晴らしい利点を忘れてはならない(苦笑。
最後に、体温を上昇させようとする様々な健康法の害悪であるが、そもそも低体温の方が長生きしやすいことを忘れてはならない。
どこのどいつが体温上昇させるのが健康によいと唱えだしたのか知らないが、身体を温めることばかりを心掛け、度が過ぎると、不必要に熱性炎症を誘発して、各種の炎症性疾患の発病を促す。
とりわけ大きな問題は、体温を上げようと長風呂する人などは入浴熱中症などのリスクが高まり、溺死の危険性も大きい。
以上のことが納得できない人は、縁なき衆生としか言いようがない。
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2011年03月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:健康法
posted by ヒゲジジイ at 15:12| 山口 ☁| 日本残酷物語
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2023年03月17日
猪苓湯エキス製剤における各社の効能格差の問題点
猪苓湯のエキス製剤における各社の効能において、人によって優劣やフィット感の違いに大きな問題を感じることが多い。
これについては、このブログでは何年も前に繰り返し訴えたこともあったが、久しぶりに、やや具体的に昨今の状況を報告するものである。
たとえばお馴染みさんの中には、自費の漢方に費やす経費に余裕が出せないといつも嘆きつつも、膀胱炎でクリニックに受診しても、投与されるT社の猪苓湯ではまったく効果がなく、やむを得ず我が薬局を訪れる。
購入されるのは、ネットで派手な安売り競争が盛んなS社の猪苓湯で、これで即効を得るのは毎度のことである。
ところが、このS社の安売り猪苓湯では、常連さんの中にはアトピーで大事な配合の一角を占めるというのに、このS社の猪苓湯では逆に悪化するが、K社の猪苓湯であれば、間違いなくよくフィットしているのだから、猪苓湯の各社使用方法には、それぞれの体質や病状に応じて、いつも熟慮が必要である。
このような格差・優劣が生じるのは、エキス製造時の阿膠の投入方法に各社の違いが大きくものをいい、それぞれの優劣、あるいはそれぞれの特徴および特長が生じるのではないかと怪しんでいる。
どこかにヒントがあるとすれば、過去、尿路結石に苦しんだ私自身も愚妻の時も、煎じ薬で「猪苓湯+連銭草・裏白樫(石流茶)」として、阿膠が邪魔して利尿作用が阻害されるので、実際には「猪苓湯去阿膠+連銭草・裏白樫(石流茶)」で対処したのだった。
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2011年03月17日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
これについては、このブログでは何年も前に繰り返し訴えたこともあったが、久しぶりに、やや具体的に昨今の状況を報告するものである。
たとえばお馴染みさんの中には、自費の漢方に費やす経費に余裕が出せないといつも嘆きつつも、膀胱炎でクリニックに受診しても、投与されるT社の猪苓湯ではまったく効果がなく、やむを得ず我が薬局を訪れる。
購入されるのは、ネットで派手な安売り競争が盛んなS社の猪苓湯で、これで即効を得るのは毎度のことである。
ところが、このS社の安売り猪苓湯では、常連さんの中にはアトピーで大事な配合の一角を占めるというのに、このS社の猪苓湯では逆に悪化するが、K社の猪苓湯であれば、間違いなくよくフィットしているのだから、猪苓湯の各社使用方法には、それぞれの体質や病状に応じて、いつも熟慮が必要である。
このような格差・優劣が生じるのは、エキス製造時の阿膠の投入方法に各社の違いが大きくものをいい、それぞれの優劣、あるいはそれぞれの特徴および特長が生じるのではないかと怪しんでいる。
どこかにヒントがあるとすれば、過去、尿路結石に苦しんだ私自身も愚妻の時も、煎じ薬で「猪苓湯+連銭草・裏白樫(石流茶)」として、阿膠が邪魔して利尿作用が阻害されるので、実際には「猪苓湯去阿膠+連銭草・裏白樫(石流茶)」で対処したのだった。
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ラベル:猪苓湯
posted by ヒゲジジイ at 15:13| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話
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2023年03月14日
風熱の花粉症とは言うけれど・・・
昨日のブログで、マスクで虫歯の口元を隠せる唯一の利点について、やや年上の開業医の先生から同感だとのファンレター?を頂いて、孤独な寂寥感をやや慰めることができました(苦笑。
ところで、県外の各地から「本題の花粉症」がひどい人達の相談が続いている。
こちらに相談される前に中国地方の中年男性は、目と鼻がかゆく、くしゃみと鼻水がたらたら出て、夜、お風呂上りにキシュ錠6錠、桔梗石膏半量飲むと、上半身と頭に汗をかき、もっと症状がひどくなり止まらなくなったといわれる。
そこで以下のアドバイス。
風寒に応じる葛根湯で悪化するのは明らかに風熱だから、銀翹散系の金羚感冒錠をT回8錠を試すべきで、もしも熱感が強ければ地竜を加えると痒みに効果的だが、まずは金羚感冒錠だけで様子をみてからのこと。(これらでも効果がないときは茵蔯蒿湯だが、多くは金羚感冒錠がフィットするはず。)
ということで、翌日出勤後に症状がひどく出始めたところで金羚感冒錠を服用するとかなりな即効で治まりつつあるとの報告あり。
関西地方の中年女性は、マスク&鼻の粘膜にワセリンを塗る、ゴーグルなどで予防しているにもかかわらず悲惨な状態とのこと。
症状のキツい順番でいうと・目の痒み・喉の奥の痒み・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり・顔面の痒み、湿疹などで。
喉の痒みに関しては板藍あめを舐めると和らぐとのことだが、この女性もあきらかに風熱の花粉症には違いないだろうが、銀翹散系の金羚感冒錠には甘草が多く含まれ、常用されている加味逍遥散にも適量とはいえ、甘草が含まれるので、敢えて金羚感冒錠は勧めなかった。
どうしたかというと、明らかな黄膩苔を認めることから、茵蔯蒿湯を飲んでもらったところ、かなりな即効で、「お陰さまで茵蔯蒿湯で症状が緩和され、悲惨な状態から脱出でき嬉しい限りです!」とのことだった。
このお二人は、一般的な中医学では風熱の花粉症というところだろうが、風熱とは無関係の肝胆系の湿熱に対応する茵蔯蒿湯でも症状を緩和することができるということは、中医学的には何を意味するのだろうか。
恐らく、上記の男性とて、金羚感冒錠でなくとも茵蔯蒿湯で症状を緩和できたであろうし、後者の女性にしても、茵蔯蒿湯でなくとも、風熱用の金羚感冒錠でも症状を緩和することができたことだろう。
結果がすべてとはいえ、いつも考えさせられる問題でもある。
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2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ところで、県外の各地から「本題の花粉症」がひどい人達の相談が続いている。
こちらに相談される前に中国地方の中年男性は、目と鼻がかゆく、くしゃみと鼻水がたらたら出て、夜、お風呂上りにキシュ錠6錠、桔梗石膏半量飲むと、上半身と頭に汗をかき、もっと症状がひどくなり止まらなくなったといわれる。
そこで以下のアドバイス。
風寒に応じる葛根湯で悪化するのは明らかに風熱だから、銀翹散系の金羚感冒錠をT回8錠を試すべきで、もしも熱感が強ければ地竜を加えると痒みに効果的だが、まずは金羚感冒錠だけで様子をみてからのこと。(これらでも効果がないときは茵蔯蒿湯だが、多くは金羚感冒錠がフィットするはず。)
ということで、翌日出勤後に症状がひどく出始めたところで金羚感冒錠を服用するとかなりな即効で治まりつつあるとの報告あり。
関西地方の中年女性は、マスク&鼻の粘膜にワセリンを塗る、ゴーグルなどで予防しているにもかかわらず悲惨な状態とのこと。
症状のキツい順番でいうと・目の痒み・喉の奥の痒み・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり・顔面の痒み、湿疹などで。
喉の痒みに関しては板藍あめを舐めると和らぐとのことだが、この女性もあきらかに風熱の花粉症には違いないだろうが、銀翹散系の金羚感冒錠には甘草が多く含まれ、常用されている加味逍遥散にも適量とはいえ、甘草が含まれるので、敢えて金羚感冒錠は勧めなかった。
どうしたかというと、明らかな黄膩苔を認めることから、茵蔯蒿湯を飲んでもらったところ、かなりな即効で、「お陰さまで茵蔯蒿湯で症状が緩和され、悲惨な状態から脱出でき嬉しい限りです!」とのことだった。
このお二人は、一般的な中医学では風熱の花粉症というところだろうが、風熱とは無関係の肝胆系の湿熱に対応する茵蔯蒿湯でも症状を緩和することができるということは、中医学的には何を意味するのだろうか。
恐らく、上記の男性とて、金羚感冒錠でなくとも茵蔯蒿湯で症状を緩和できたであろうし、後者の女性にしても、茵蔯蒿湯でなくとも、風熱用の金羚感冒錠でも症状を緩和することができたことだろう。
結果がすべてとはいえ、いつも考えさせられる問題でもある。
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2012年03月14日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:風熱の花粉症
posted by ヒゲジジイ at 17:37| 山口 | 花粉症・アレルギー性鼻炎・蓄膿症(慢性副鼻腔炎)・後鼻漏
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2023年03月13日
難行苦行の日々
苦しいけど止められない。
それは二重マスクと哲学のけむり。
ときに訪問者の中に、顎マスクでやって来る人もいるが、あれは頂けない。
日本ではマスク着用が「自由化?」されたようだが、ここ3年間でEvil Practiceが身に付きすぎてしまった。
とは言っても、二重マスクには、唯一優れた点がある。
それは歯科治療を20年以上怠っているため、ガタガタのみっともない口元を隠蔽できること(苦笑。
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2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
それは二重マスクと哲学のけむり。
ときに訪問者の中に、顎マスクでやって来る人もいるが、あれは頂けない。
日本ではマスク着用が「自由化?」されたようだが、ここ3年間でEvil Practiceが身に付きすぎてしまった。
とは言っても、二重マスクには、唯一優れた点がある。
それは歯科治療を20年以上怠っているため、ガタガタのみっともない口元を隠蔽できること(苦笑。
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2011年03月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:難行苦行
posted by ヒゲジジイ at 17:55| 山口 ☀| 近況報告
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2023年03月12日
不穏な空気
世界中が不穏な空気に覆われている。
3年前の武漢ウイルスのパンデミックに始まり、1年前にはプーチンの狂気の侵略戦争。
日本国内では、凶悪な強盗集団が各地で発生し、日本の政治家たちがオカルト教団との癒着が発覚。
噓つきは政治家のはじまりと言われるように、彼らは異次元の虚言癖がトレードマーク。
変異の激しい新型コロナウイルスに対して、逆効果で危険極まりないmRNAワクチンを国民を騙して繰り返し接種を勧める似非専門医と結託する政治家や官僚たち。
日々報道される著名人の悪性腫瘍の多発や、それによる死亡数の多さも、ターボ癌の発生など、mRNAワクチン接種と無関係とは思えない。
いよいよ日本を含めた世界中の人心は荒廃し、第三次世界大戦か、あるいは巨大地震や大洪水などの天変地異が生じる不穏な空気が流れている。
すくなくともmRNAワクチンの遅延性でしかも重大な副作用の出現、およびプーチンによる核戦争による「世界の終りの始まり」は覚悟しておいたほうがよいかもしれない。
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2011年03月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
3年前の武漢ウイルスのパンデミックに始まり、1年前にはプーチンの狂気の侵略戦争。
日本国内では、凶悪な強盗集団が各地で発生し、日本の政治家たちがオカルト教団との癒着が発覚。
噓つきは政治家のはじまりと言われるように、彼らは異次元の虚言癖がトレードマーク。
変異の激しい新型コロナウイルスに対して、逆効果で危険極まりないmRNAワクチンを国民を騙して繰り返し接種を勧める似非専門医と結託する政治家や官僚たち。
日々報道される著名人の悪性腫瘍の多発や、それによる死亡数の多さも、ターボ癌の発生など、mRNAワクチン接種と無関係とは思えない。
いよいよ日本を含めた世界中の人心は荒廃し、第三次世界大戦か、あるいは巨大地震や大洪水などの天変地異が生じる不穏な空気が流れている。
すくなくともmRNAワクチンの遅延性でしかも重大な副作用の出現、およびプーチンによる核戦争による「世界の終りの始まり」は覚悟しておいたほうがよいかもしれない。
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ラベル:不穏な空気
posted by ヒゲジジイ at 15:57| 山口 ☁| 日本残酷物語
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2023年03月10日
多発するmRNAワクチン接種の副作用による後遺症の問題
mRNAワクチンは現代社会のロシアンルーレット。
ロシアと名が付くと、すべてが恐(オソ)ロシアに思えるのは、昨今のロシアの狂気を見れば一目瞭然。
それはともかく、mRNAワクチンの接種後にアトピー性皮膚炎が再発した人の多くは、地竜エキスで容易に改善した人が多いが、様々な体調不良に見舞われた人々の回復は、意外に容易ではない。
「本当は、ワクチンを打つのが怖い……」医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由
ヤフーでは
「本当は、ワクチンを打つのが怖い……」医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由
上記のようにネットでも先日の記事が示すように、様々な副作用とその後遺症に苦しむ人達が日本全国に無数に存在する。
我が薬局の常連さんの中にも、mRNAワクチン接種後、千変万化の得体の知れない症状に繰り返し襲われている人達が数名ながらおられる。
ところが、残念なことに漢方で一定の効果があったと思っても、直ぐに変化して、あらたな症状に見舞われることを繰り返す人や、ほとほと体力を消耗して食欲減退を繰り返す人、食欲はあっても体力・気力が損耗し続ける人など。
こんなことから、そのうちの1名に限っては、先日書いた伝家の宝刀の三点セットを追加して試してもらうことになったが、以前と異なって、牛黄配合製剤が高騰しているので、よほどでない限りは、安易に勧めることは、どうしても躊躇してしまい勝ちとなる。
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2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ロシアと名が付くと、すべてが恐(オソ)ロシアに思えるのは、昨今のロシアの狂気を見れば一目瞭然。
それはともかく、mRNAワクチンの接種後にアトピー性皮膚炎が再発した人の多くは、地竜エキスで容易に改善した人が多いが、様々な体調不良に見舞われた人々の回復は、意外に容易ではない。
「本当は、ワクチンを打つのが怖い……」医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由
ヤフーでは
「本当は、ワクチンを打つのが怖い……」医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由
上記のようにネットでも先日の記事が示すように、様々な副作用とその後遺症に苦しむ人達が日本全国に無数に存在する。
我が薬局の常連さんの中にも、mRNAワクチン接種後、千変万化の得体の知れない症状に繰り返し襲われている人達が数名ながらおられる。
ところが、残念なことに漢方で一定の効果があったと思っても、直ぐに変化して、あらたな症状に見舞われることを繰り返す人や、ほとほと体力を消耗して食欲減退を繰り返す人、食欲はあっても体力・気力が損耗し続ける人など。
こんなことから、そのうちの1名に限っては、先日書いた伝家の宝刀の三点セットを追加して試してもらうことになったが、以前と異なって、牛黄配合製剤が高騰しているので、よほどでない限りは、安易に勧めることは、どうしても躊躇してしまい勝ちとなる。
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2011年03月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:mRNAワクチン
posted by ヒゲジジイ at 11:30| 山口 ☀| 近況報告
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2023年03月09日
企業秘密とはよく言ったものだが・・・
日本で漢方薬類の品切れが横行している原因は、中国でコロナでロックダウンが長く続いたために、中国で製造されているツムラ漢方さんが輸入が途絶え勝ちで、そのため品切れ漢方が続出したために、日本で製造されている小太郎さんやクラシエさんなどに注文が殺到し、そのため様々な方剤の製造が間に合わなくなり、その煽りを受けて、薬系漢方にまで品切れが生じてしまう事態が続いているのが真相ということらしい。
それはともかく、我が薬局が誇る各種の領域でそれぞれ存在する三点セットの中でも、唯一大事な企業秘密にしている最大・最高のシロモノことをうっかり忘れるほど、吾輩の老化が進んでいたようで、内心、自分自身に恥じいっている。
というのも、この特殊な三点セットこそ、我が薬局の誇る企業秘密であって、この三点セットのお陰で、元気を回復して大の漢方ファンを数多く生み出して来た貴重な組み合わせである。
中には十分な経費が捻出不可能なステージ4の各種悪性腫瘍の人達でさえ、せめてこの三点セットだけでも試してみられたら、ということで、劇的に体力・気力を回復して、これだけで少なくとも一定期間は寿命を延ばされたこと間違いなしと思われるほど、目覚ましい回復を見た例も枚挙に暇がなかったシロモノである。
これを思い出したのも、常連さん達の三点セットの購入依頼のとき「三点セットのどれかが欠けると効果が落ちるので、いつも言われていた通り、三つが揃わないと、効果がぜんぜん違うのを実感」したという述懐から、あらためて思い出したのだった。
各領域で存在する各種の3点セットの中でも、一番大事にしなければならない貴重なこの三点セットであるが、牛黄が含まれる製剤が一つ存在するので、昨今の牛黄の爆発的な値上がりを考えると、頭が痛い問題でもある。
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2011年03月09日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
それはともかく、我が薬局が誇る各種の領域でそれぞれ存在する三点セットの中でも、唯一大事な企業秘密にしている最大・最高のシロモノことをうっかり忘れるほど、吾輩の老化が進んでいたようで、内心、自分自身に恥じいっている。
というのも、この特殊な三点セットこそ、我が薬局の誇る企業秘密であって、この三点セットのお陰で、元気を回復して大の漢方ファンを数多く生み出して来た貴重な組み合わせである。
中には十分な経費が捻出不可能なステージ4の各種悪性腫瘍の人達でさえ、せめてこの三点セットだけでも試してみられたら、ということで、劇的に体力・気力を回復して、これだけで少なくとも一定期間は寿命を延ばされたこと間違いなしと思われるほど、目覚ましい回復を見た例も枚挙に暇がなかったシロモノである。
これを思い出したのも、常連さん達の三点セットの購入依頼のとき「三点セットのどれかが欠けると効果が落ちるので、いつも言われていた通り、三つが揃わないと、効果がぜんぜん違うのを実感」したという述懐から、あらためて思い出したのだった。
各領域で存在する各種の3点セットの中でも、一番大事にしなければならない貴重なこの三点セットであるが、牛黄が含まれる製剤が一つ存在するので、昨今の牛黄の爆発的な値上がりを考えると、頭が痛い問題でもある。
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2011年03月09日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:企業秘密
posted by ヒゲジジイ at 08:12| 山口 | 近況報告
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2023年03月03日
一連の症候に対する適切な漢方薬配合の微妙さについて
2023年02月22日 で取り上げた花粉症に対する「勝湿顆粒(高濃度の藿香正気散)+辛夷清肺湯」の続報である。
ところが勝湿顆粒を併用するとピタリと症状が治まったとのこと。
要するに、昨年までは勝湿顆粒だけで治まっていたが、今春ばかりはまったく効果がなく、辛夷清肺湯を併用するとピタリと治まる。
ところが辛夷清肺湯だけで様子をみると、勝湿顆粒単独のときと同様、まったく効果が出ない。
両者を一緒に服用してはじめて超即効を得られるという摩訶不思議・・・では決してない。
この女性の体質と持病を知っていると、(ここでは詳細を省くが)やや複雑な一連の症候に対する適切な配合を考えた結果が、両者の併用というわけだが、この配合でも、この女性に対してはやや欠点がみられ、花粉症の症状は基本的にピタリと治まるが、もともと某膠原病の持病に関連する眼球の乾燥感が出てしまう。
そこで、もう一つの持病である慢性気管支炎に対してしばしば利用されている竹葉石膏湯を加えることで、眼球の乾燥を保湿するべく追加したところである。
なお「一連の症候」というのは、日本漢方で表現される「証」を意味し、すなわち「証候=一連の症候」という謂いである。
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2011年03月03日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
花粉症たけなわの季節、多くの人は勝湿顆粒(藿香正気散)を筆頭に衛益顆粒やササヘルスあるいは茵蔯蒿湯などで、多少とも副作用の心配のある小青竜湯や麻黄附子細辛湯を使わなくとも、ほとんどの人が即効を得ている。この女性、その後、試しに辛夷清肺湯のみで様子を見たところ、再度激しく花粉症の症状、流れ出る透明な鼻水とくしゃみが止まらなくなった。
ところが常連さんの中には、毎年、勝湿顆粒(藿香正気散)だけで即効を得ていたのに、今年はどうしたことか、ほとんど効果がない。
ワクチンを4回も接種したお陰で免疫系が狂ったのかもと不安がられるが、従来からご主人のタバコのせいで、気管支や鼻が弱いことから、折々に使用されてきた辛夷清肺湯を加えて「勝湿顆粒+辛夷清肺湯」にすることを助言。
これによって超即効を得て、驚きと感激の電話をもらったところである。
ところが勝湿顆粒を併用するとピタリと症状が治まったとのこと。
要するに、昨年までは勝湿顆粒だけで治まっていたが、今春ばかりはまったく効果がなく、辛夷清肺湯を併用するとピタリと治まる。
ところが辛夷清肺湯だけで様子をみると、勝湿顆粒単独のときと同様、まったく効果が出ない。
両者を一緒に服用してはじめて超即効を得られるという摩訶不思議・・・では決してない。
この女性の体質と持病を知っていると、(ここでは詳細を省くが)やや複雑な一連の症候に対する適切な配合を考えた結果が、両者の併用というわけだが、この配合でも、この女性に対してはやや欠点がみられ、花粉症の症状は基本的にピタリと治まるが、もともと某膠原病の持病に関連する眼球の乾燥感が出てしまう。
そこで、もう一つの持病である慢性気管支炎に対してしばしば利用されている竹葉石膏湯を加えることで、眼球の乾燥を保湿するべく追加したところである。
なお「一連の症候」というのは、日本漢方で表現される「証」を意味し、すなわち「証候=一連の症候」という謂いである。
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2011年03月03日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:一連の症候
posted by ヒゲジジイ at 08:38| 山口 ☀| 花粉症・アレルギー性鼻炎・蓄膿症(慢性副鼻腔炎)・後鼻漏
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