2022年06月17日

老体には応えるほど

 まったくの新規相談は、コロナ禍を口実に相変わらずご遠慮願っているものの、先週から今週いっぱい、以前なら難なくこなせていたというのに、老体には応えるほど仕事量が増えにふえていた。

 それだけに嬉しい話も多く、以前、2回目のワクチン接種後、肺炎が悪化して西洋医学治療で見放されたのを、多種類の漢方薬類で九死に一生を得た同年代の女性は、以前にも増して元気になり、食欲旺盛となり、ガリガリだった体躯も、ふくよかとなり、過食気味によって脂肪肝になるほど。

 最近では様々な家事をこなすようになり、なんでもやってくれるので、ご家族の手伝いがほとんど不要になっているという。

 本日もまた嬉しい報告があり、70代半ばの女性が、ここ最近腰痛がひどくなり、腰を屈めて歩行するようになり、このまま行けば車椅子が必要になる恐怖に襲われていたところ、疎経活血湯加減のエキス製剤に、活楽宝と併用してもらっていたところ即効を得て、ほとんど回復され、その効果に驚かれていた。

 この女性は以前、長年、検査しても原因不明の吐き気が、我が得意の茵蔯蒿湯で即効を得ており、排尿時の不快な症状はご多分に漏れずに猪苓湯の愛用者でもあり、様々な方剤を長期間愛用され、それぞれの方剤が、それぞれの分野で、しっかり効果が持続しているので、長年多種類の漢方薬類が手放せないのである。

 我が薬局のジンクスとして、30〜45年以上、長期に亘って多種類の漢方薬類を常用されている常連さん達は、超高齢となっても滅多なことでボケずに発癌することもなく長生きされ、人生100年時代というのは、まんざら嘘ではないといえるのは、我が薬局の常連さん達のことに違いない。

 既に100歳を超えて、同じ説明を2回繰り返すと、1回聞けばワカルイネ、と叱られるほどの常連さんのことは、既に何度か書いた通りである。

 ところで、お馴染みさんのご家族で、ややご高齢の肝臓癌で漢方サポートを始めて1ヶ月半、服用後体調も良く、仕事を継続されながら、回りからも元気そうになったと言われるほど。

 様々に治療方針を考慮されていた主治医の判断では、患部に進行する気配はないので、そのまま何もせずに様子を見ようということになったという嬉しい報告もあったばかり。
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2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:老体
posted by ヒゲジジイ at 20:32| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする