八味地黄丸こそ世間では超繁用方剤であっても、我が薬局には、巷の薬局の相談で解決できる八味地黄丸証レベルの人が来られる必要はなかったということなのだろう(苦笑。
ところが、常連さんも、高齢者が増えるにつれ、年齢は争えない部分があるようで、夜間の頻尿などで八味地黄丸を必要とする人が次第に増えつつあるようだ。
とはいえ、よく奏功するからといっても、持病に潜在的な蓄膿症や後鼻漏などがあると、配合される附子のお陰で、再発させる場合があるので、他薬との配合バランスの配慮が必要となる時があった。とどのつまりは、辛夷清肺湯と併用するなど、寒熱錯雑に対する対処が必要となる。
附子剤というものは、いくらフィットしている場合でも、他の持病が潜在的にある場合、とりわけ肺熱や肺陰虚が潜在している場合には、肺熱を誘発したり肺陰を損傷しやすいので、その点だけは注意が必要である。
茯苓飲については、関東のベテランの開業医の先生が、逆流性食道炎には、茯苓飲や、茯苓飲+半夏厚朴湯でよく奏功する患者さんが多いことを数年前から伝授されていたのだが、最近になって、従来の方法では効果が乏しい場合に奨めてみると、劇的な効果があるタイプがあることに驚いている(苦笑。
よく奏功する人は、他にも諸症状があるため、一時休薬して他の症状に対する方剤に切り替えていて、何かの拍子に症状が再発した折には、直ぐに茯苓飲+半夏厚朴湯を再開すると、短期間で治まるという幸運な人もいる。
従来は、大柴胡湯+オルスビー錠、柴胡桂枝湯(あるいは安中散)+オルスビー錠やササヘルス、あるいは稀に六君子湯+オルスビー錠など、体質と症状によって様々であったが、茯苓飲+半夏厚朴湯が奏功するタイプの人は、上記のベテランの先生のアドバイス通り、かなり多いのかもしれない。
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2011年04月05日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:茯苓飲