2022年03月08日

非核三原則の末路は今日のウクライナの姿

 ソ連邦崩壊後、ウクライナには大陸間弾道ミサイル(ICBM)176基分の1240発が残され、アメリカやロシアに次ぐ世界第3位の核大国となっていた。

 ところがお人好しよろしく、なんとなんとリスボン議定書に基づき、いわゆる「非核三原則」を国是としたため、昨今のように「噓つきは泥棒の始まり」の言い伝え通りのロシアの独裁者は、昔の野蛮な強国ソ連に郷愁を感じる余り、一方的に領土を奪おうとする侵略戦争を受ける羽目に陥った。

 「非核三原則」を国是とする我が国も、遅かれ早かれ、ロシアを含めた核兵器を保有する隣国から、一方的に侵略される恐れ無しとしない。

 ただ、その前に、ヨーロッパにおいて第3次世界大戦がはじまる前に、ロシアの核兵器の使用や核施設の攻撃によって、核戦争がはじまり、世界は地獄と化す可能性の方が先かもしれない。

 いずれにせよ、核兵器を保有しない国は、遅かれ早かれ強欲な独裁国家によって侵略されるという前例として、日本より先にウクライナがやられてしまった。

 同情を禁じ得ないばかりか、BBCやCNNでは日本のおめでたい放送局とは異なり、多くの時間を割いて独裁者の狂気によるウクライナの民間人の殺戮など理不尽な仕打ちの放送に余念がないが、それらを見ていると、あまりの口惜しさと歯痒さで、常に歯軋りが止まない。(思わず涙腺が緩んでしまうことも多い。)

 なんともはや、人類の歴史は、戦争と感染症で血塗られて、死屍累々。

 悪魔に憑依された独裁者が跳梁跋扈する地獄の世界である。
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2012年03月08日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年03月08日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 20:30| 山口 | 近況報告 | 更新情報をチェックする