2021年10月26日

人生の途上にて

 頑固な疾患を抱えながら、人生の途上で得られた、ある種の諦観が感じられるメールのお話し。

 お馴染みさんや常連さんの中には、漢方薬の補充依頼の序に、折々にハッと目が覚めるような名文を寄越される方がおられる。

 とりわけ、我が家の猫ちゃんたちに会うのを楽しみに通われていた女性。
 最近はコロナのせいで、クロネコ代引きでお送りするようになってしまった。

 本日、いつもの多種類の漢方薬類の送付依頼の序に送られて来たメールの文末では、ヒゲジジイが次のステージでの再会を最も楽しみにしている9年前に亡くなったボクチンのことを気にかけて下さっている。

 様々な疾患で闘病中の人達にも参考になるかもしれない、人生の途上で得られたある種の諦観漂うメールの内容、無理なお願いながら、ご本人の了解を得て、原文そのままをコピーして転載させて頂く。
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気づいたらもう10月も最終週でした。
最近は、一週間があっという間に過ぎていきます。

仕事をしていますから生活サイクルは1週間決まっていて、それこそ朝の行動パターンも決まっています。
これが崩れたり1分2分押しのイレギュラーが発生すると自宅を出発するまでの逆算パターンを組み立てなおしてバタバタと出かけていき、落ち着かない一日を過ごしてストレスになります。

まわりから見るとテンポが違うのでイラつかれることはわかっているのですが
もうそこまでして他者とむりにあわせていこうと思わなくなりました。
過去に相手に合わせすぎて疲れすぎて勝手に想像以上のストレスを抱え込んでひとりでイライラを募らせていました。

がんになったことでメリットデメリット両方を気づかせてもらったと思います。
期待しない、比較しない、批評しない
人間関係は誰に対してもこれ尽きますね。

あとどれくらい今の生活(仕事を続けることを含め)ができるかわかりませんが
ぼちぼちとやっていけたらなと思っています。

猫のようになりたいと常々思います。
ボクチンはどうしてるでしょうか。
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2010年10月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 21:25| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする