日本の漢方世界では、八味丸(八味地黄丸)や牛車腎気丸および杞菊地黄丸が重用されているが、本来なら最も繁用されるべき六味丸が片隅に追いやられているのは、低レベルの証拠だろう。
日本漢方はともかくとしても、中医学においてこそ、最重要の基本方剤である六味丸(六味地黄丸)が繁用されないのが不思議でならない。
中医学系の有名製造メーカーでさえ、過去には存在した六味丸の製剤が、随分前に販売を中止して久しいのだから、呆れ果てる。
だからなおさら、薬系のなかでは、中医学派を名乗って中医師の資格が云々と自慢している連中のレベルが推し量れるというものだろう。
中医学系のメーカーでさえこの通りであるから、他の漢方メーカーで六味丸を製造されている所は、数えるほど少ない。
少し前まで愛用していた某社の六味丸エキスと粉末が混合されたユニークな製剤も、製造を止めてしまった。
漢方とは全然無関係なことでイライラすることがあったからか、突然、ないがしろにされる六味丸のことを思い出し、どうしたことか、ブログに八つ当たりしているのだった(苦笑。
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2009年03月07日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2021年03月07日
六味丸をないがしろにする日本の中医学派
posted by ヒゲジジイ at 19:59| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話
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