2020年06月12日

令和2年の女性達は加味逍遙散がフィットする時代

 長年の不妊症が、漢方薬だけで一人目も二人目も妊娠できた女性に、昨年、この女性の紹介で来られた同じく不妊症の人が、男性は無精子、奥さんの問題もあり、お二人に適切な漢方薬で、短期間で妊娠。

 その後、何の音沙汰もないので、上記の女性が安産用の漢方薬の補充注文の電話がかかった折に、紹介された例の女性はどうなったの?と訊ねると、無事、出産を終えてますよという話だった。

 昨年も、一昨年も、長年の不妊症が、ほんの短期間の漢方薬の服用で、妊娠できた女性たちが多かったが、いずれもその後は無音のまま。

 長年の不妊が、短期間の漢方薬で妊娠できたケースでは、却って価値が感じられないのか、その人たちに限って、ほとんどの場合、その後の報告がないまま、何年もたって、無事主産されたことが分かるケースが多い。

 むしろ何年もかかって、苦労の果て、ようやく妊娠・出産を終えた人達こそ、しっかり報告をしてくれる。世の中はこうしたものだろう。

 それはともかく、新型コロナウイルスの問題もあってか、令和2年の今年に限っては、例年以上に加味逍遙散がフィットする女性がかなり目立つ。

 過去、加味逍遙散証を卒業していた人達の再発や、常連さんのご家族の新規相談で加味逍遙散で即効を得られている人など。

 中には、数年前まで、不妊治療に加味逍遙散・大黄牡丹皮湯・温経湯などで、ついでの持病だったアトピー性皮膚炎まで消滅し、生理の不調も、体調も、すべてにおいて順調に経過していたものの、なかなか妊娠できないので、とうとう諦めて、いつのまにか遠ざかって何年か過ぎた頃、久しぶりの来局だった。

 聞けば、漢方薬を飲んでいたころは、すっかりアトピーまで治っていたのに、今年になって、次第にアトピーが悪化して、夜が眠られないほど痒くなるという。

 あの頃のような便秘症も治っており、皮膚の苔癬化も見られないのだから、大黄牡丹皮湯は必要ないので、まずは加味逍遙散だけで様子を見てもらっていたところ、20日分の服用で、ほとんどアトピーは寛解して、補充購入に来られた。

 このブログで少し前に書いたことのあるコロナ恐怖の女性で、咳嗽もあって、しかも急な熱感を繰り返すようになり、熱感に伴っていつもより体温が上昇するので、コロナの感染ではないかと、極端な不安に襲われていた女性も、数年前まで加味逍遙散の愛用者だっただけに、今回も加味逍遙散を1ヶ月近く連用していたら、すっかり回復してコロナ感染の不安が解消された。

 以前のように、またしばらく常用したいと、しっかり補充購入されたのだった。
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2010年6月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:41| 山口 ☁| 時代的な傾向や使用頻度が増加中の漢方薬方剤 | 更新情報をチェックする