2020年04月16日

皆が熱望する新型コロナのワクチン開発は、とうてい無駄な努力

 テレビに出演するコメンテーターが、しばしばワクチンの開発には1〜1年半かかるので云々と、ワクチンさえ開発されれば急速に収束するように発言されるが、これほどおめでたい話は、ない!

 毎年繰り返されるインフルエンザワクチンが、ほとんど無効であるのと同じで、あるいは通常のコロナ風邪に、一年に何度も罹患する人がいるように、新型コロナウイルスも同様。

 これらは共通して変異スピードが早いのだから、毎年行われるインフルエンザワクチンの開発などと同様、製薬会社や関連組織の莫大な利益を生む温床となるだけである。

 どのテレビ局も、必ずと言っていいほど、ワクチン開発に期待を寄せる話が、当然のように報道されるが、唯一、テレ朝で、ノーベル賞受賞者の本庶先生だけは、ワクチンの開発は無意味であることを、何度も公言されている通りである。

 お先真っ暗な話のようだが、治療薬の開発こそ重要で、それなら漢方薬はどうか?と聞かれそうだが、中医学や漢方医学、中医漢方薬学においては、個人個人の病状と、その病状の推移によって、時々刻々と適切な方剤を変化させて投与されるべき医学薬学である性質上、公衆的な普遍性があるわけではない。

 但し、予防的な漢方薬としては、もちろん今回の新型コロナに対して実証されたわけではないが、積極的な相談を受けた場合に限り、従来のインフルエンザ予防で、我が薬局で長年推奨してきた方法を土台に、さらに個別的な体質にそった方剤を加味する方法に、多少とも期待を寄せているところである。
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2011年04月16日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年04月16日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 13:11| 山口 | とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする