過去、慢性疾患などで、中国に行って、中医師などに診察を受け、処方してもらった方剤が、胃にもたれて続けられなかったという話を、以前、何度も聞かされてきた。
さらには、中国からやって来られた中医師が、日本人の体質などに馴染むまで、なかなか効果的な方剤を投与できなかったが、半年過ぎる頃に、ようやく日本人向けの方剤を適切に処方することができるようになったという話。
事程左様に、風土的な問題や、人種的な体質上の問題など、想像以上に侮れない問題が、中医学や漢方医学に潜在しており、西洋医学以上の大きな隔たりがあるように思われる。
日本という土地に暮らす人々には、和辻哲郎が書いた『風土』的な条件は、無視できないはずである。
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2012年03月15日の茶トラのボクチン(7歳)とクロちゃん(1歳未満) posted by (C)ボクチンの母
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