半夏厚朴湯加麦門冬の存在意義は、先日のブログ
2019年11月16日 燥性の強い柴朴湯には必ず麦門冬を加えるべきこと
と同様である。
最近も、咽喉の異物感を訴えるやや高齢の女性に、定石通り、半夏厚朴湯で8割がた改善を得ていたが、咽喉の一部に、痰が張り付いた箇所が、どうしても取り切れないという。
そこで、これも村田漢方堂薬局では定石通り、半夏厚朴湯エキス剤の全量に対して、麦門冬湯の半量を併用してもらうことにしたばかり。
40年前の日本漢方しか知らなかった時代でも、しばしば半夏厚朴湯合麦門冬湯によって、咽喉の異物感に悩む人たちに好評を得ていたが、しっかりした理論武装のないまま行っていた合方だっただけに、常に、些かなりとも、うしろめたさが付き纏っていたのだった(苦笑。
その後、中医学理論を学ぶことによって、このような合方の必然性が折々に生じることに、大いに自信を得たものだった(呵々。
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2011年11月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2019年11月22日
柴朴湯加麦門冬のみならず、半夏厚朴湯加麦門冬という優れた加味方剤
posted by ヒゲジジイ at 14:53| 山口 ☁| 中医漢方薬学
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