ここ数年、しばしば相談を受ける難問は、昨今盛んに投与される分子標的薬による激しい副作用である。
心臓毒の心配もさることながら、しばしば遭遇するのは食欲不振と激しい倦怠感のみならず、顔面の激しい湿疹や、手足の肉が解けて出血する潰瘍など、様々な相談を受ける。
お世話になっている病院に、副作用に耐えられないので、しばらく休薬したいと申し出ようものなら、とりわけ大学病院などでは、薬を止めるなら面倒を見れないので、民間の病院に移ってくれと、それはそれは冷たく突き放されるので、病院不振に陥った人たちがなんと多いことかっ!
分子標的薬の実際の効果と副作用を天秤にかけながらも、最高に近い漢方サポートを行うことで、脳転移を含めた転移巣がすべて消滅して何年も経過している肺腺癌の人達も現実に存在するだけに、とても微妙な問題である。
心臓に対する毒性の問題もあるだけに、とうとう激しい副作用に耐えられず、きっぱりと拒否されて、漢方サポートだけに賭けられている転移がんの患者さんは、余命宣告からはるかに期間が過ぎても、通常の生活が送れている人も珍しくないだけに、タイトルのような相談は、いつもいつも難問であることに変わりはない。
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2009年7月31日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
2019年07月31日
昨今の難問中の難問、分子標的薬による激しい副作用が耐え難いので、中止したいという相談
posted by ヒゲジジイ at 23:14| 山口 ☀| 抗癌剤や分子標的薬の副作用や抗癌剤おぴよび分子標的薬治療の是非の問題
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