2019年05月31日

生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意!

 前回のブログで取り上げたウチダの生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意を、我が薬局のHPに掲載した「生薬製剤二号方」より、以下に引用するものの、イスクラ製の冠元顆粒もまったく同様の注意が必要である。
 生薬製剤二号方における中医学的な使用上の注意を述べます。

 肝腎陰虚の人や火盛の体質などでは慎重に用いるべきで、弁証論治の基本原則を怠り、売らんかな主義で販売することばかりに熱中して安易に投与すると、本方の温燥の性質により、ますます傷陰して肝陽偏亢を助長したり、あるいは肝陽化火を誘発し、実熱証では熱毒を助長してしまうので、適切な弁証分析に基づいて滋陰剤や清熱解毒剤などを併用して、必ず配合のバランスを取る必要ががあります。

 また、気滞血瘀証に間違いなく、しかも明らかな陰虚や実熱が認められないようでも、本方を服用すると熱感などを生じて不快な場合は、五臓六腑のどこかに陰陽バランスが極めてデリケートな部分がある証拠です。温燥の本方では傷陰の影響が出たり、あるいは化火してしまうタイプですので、適切な滋陰剤や清熱剤を加えるべきです。あるいは血府逐瘀湯に変方してみるのも、一つの方法です。

 明らかな気血不足の人には、補気剤や補血剤、あるいは気血双補剤を併用します。このような正虚に対する配慮が欠けた使い方をすると、たとえ即効があったにせよ、次第に正気を支えられなくなり、いずれは治療効果も失って、生薬製剤二号方の本来の役割を十分に果たせなくなります。

 脾胃に問題があり、単方の投与で胃腸にさわるような体質の人でも適切な方剤と併用すれば、胃腸を丈夫にしながら本方の効能を十分に発揮させることも可能です。
     ━「生薬製剤二号方」より
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2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月31日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:生薬製剤二号
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2019年05月29日

生薬製剤二号方を加えて『低血圧』を改善

 前回のブログ 介護疲れでダウンする人達 で書いた血圧が60まで下がっていた女性。

 「人参+麝香+牛黄の3種類が豊富に含まれる数種類の製剤」に加えて、生薬製剤二号方を規定量通り1回1包を加えたところ、直ぐに120近くまで上昇。

 それでとどめておけばよいものを、自主的に1回2包に増やしたところ、150近くまで上昇したという。1回1包で適量という証明にはなったが・・・。

 ともあれ、生薬製剤二号方や冠元顆粒などは、効能・効果は、高血圧の傾向のある人に伴う諸症状に効果があるように記載されているが、血行障害を伴う低血圧にも劇的な効果を発揮する。

 逆に考えれば、高血圧の傾向がある人が使用するときには、体質によっては、逆にさらに血圧を上昇させることがあるので、細心の注意が必要である。

 実際には、正確な弁証論治を行って、適切な方剤を併用すれば、昇圧にも働けば、降圧にも働かすことが可能であるが、使ってはいけない体質の人もあるので、素人療法は怪我の元。

 なお、ウチダの生薬製剤二号方や、イスクラの冠元顆粒の使用上の実際的な注意は、次回のブログ 生薬製剤二号方の実際的な使用上の注意! に掲載!

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2012年05月29日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月29日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2019年05月26日

介護疲れでダウンする人達

 年々、介護疲れてダウンされる人達の漢方相談が続いている。

 このまま続けば、共倒れどころか、介護されるご家族の方が危ない!

 ヒゲジジイも過去、母親の長期間の介護経験があるが、もっとも負担が大きいのは、どうしても女性の方である。

 愚妻などは、介護疲れからか、虹彩炎と診断されるほどの眼科疾患にかかり、病院治療ではステロイドの点眼薬以外には打つ手がないのだが、炎症が激しいときには有用でも、連用すると副作用が激しく、眼圧が激しく上昇してどうにもならなかった。

 そこで、ステロイドは二度と使用することなく、様々な漢方薬や中草薬類を駆使して、結局は完全寛解。

 すでに10年以上は無症状だが、最近の介護疲れでダウンされた人の中には、血圧が60に下がるほど、極端な体力低下を来した女性もあった。

 さいわい、やや高価ではあるが、人参+麝香+牛黄の3種類が豊富に含まれる数種類の製剤を併用してもらったところ、翌日には100近くまで血圧が上がって、かなり元気を回復されたが、体調を完全に元に戻すには、まだしばらく時間がかかるかもしれない。

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2012年5月26日のボクチン(8歳)
2012年5月26日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:虹彩炎
posted by ヒゲジジイ at 09:46| 山口 | 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2019年05月23日

ノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑先生の小野薬品に対する新たな上乗せ要求は、もしかして相当に理不尽かも

 基礎研究で新たな成果が出ても、それだけで、すぐすぐ優れた薬が出来上がるわけではないでしょう。

 続く関連する多くの研究者や、製薬会社の多くのスタッフが加わって、莫大な費用をかけた様々な種類の試作などを経て、多くの様々なテストや臨床試験を経て、一定の効果と副作用の比較的少ないものが得られたときのみ、ようやく上市が可能となるのだろう。

 効果と副作用の天秤で、差し引き、人体に有用なもののみが上市を許されるはずのもの。

 もしもそれらが失敗続きで、上市できなかった場合の莫大な費用の損失が出た場合、その赤字部分を本庶先生が自腹を切られて、補填されることは絶対にあり得ない話。

 それゆえ、成功した時のみ、お約束以上の後出し要求をされるというのは、どう考えても、個人的にはあきれ果ててしまうお話し。

 だから、ますます人間嫌いが頂点に達する昨今(苦笑。

 ともあれ、オプジーボは、それほど効果があるものなのでしょうか?
 近藤誠医師によると、相当にけちょんけちょんに書かれている。

 参考文献:
治療の真実を知ろう! 近藤誠の重要医療レポート
   夢の新薬・オプジーボは無効だった
 

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2009年05月23日の茶トラのボクチンの大あくび(5歳)
2009年05月23日の茶トラのボクチンも霊界から呆れる大あくび(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:本庶佑先生
posted by ヒゲジジイ at 00:37| 山口 | とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2019年05月22日

数十年前に、民間療法の薬草類の販売を、一切止めた理由

 45年前の開局当初から、漢方薬専門の相談薬局を標榜していたとはいえ、民間療法の薬草類、ドクダミやゲンノショウコ、決明子やオオバコなども販売するのがスジだと思い込んでいたが、確かによく売れていた。

 ところが、漢方薬とは、まったく似て非なるものである民間療法の薬草類の愛好者は、病気の相談をもちかけられても、こちらの話をまともに聞き入れる人は皆無で、独自に調査した民間療法に固執して、本格的な漢方薬類には、決して移らない のは意外だった。

 当時、同じ地元の漢方薬局経営のいまは亡き女性も、「薬草を買いに来る人を漢方療法に導くために、薬草を誘い水として置いて開業したのに」、そんな奇特な人は皆無だと嘆かれていた。

 そうこうするうち、民間薬といわれる薬草類の販売を一切止める決断をしたのは、とんでもない出来事がきっかけだった。

 当時、世間でブームになり、癌によいと噂されていた、ある民間薬草を、求めに応じて販売していたところ、まったく効果がなかったといって、店に入るなり、大声で喚きながら、残りの薬草を、こちらに向かって投げ付けた中年女性の鬼の形相!

 世の中のいい加減な噂やブームに惑わされ、自分たちで選んで、購入を依頼したくせに、こちらの責任に転嫁しようという醜い行状に遭遇するにつけ、人間様というのは、まったく油断がならない最低・最悪の動物であることに気が付いた、青天の霹靂の出来事だった。

 こんなことから、こちらのアドバイスに馬耳東風で、世の中のブームばかりを追い求める薬草愛好者と付き合わないで済むように、漢方薬以外の民間薬草を一切販売しないことにした次第。

 ともあれ、ここで書かなくてもよいような蛇足であるが、一般的には素晴らしい効果を発揮する漢方薬といえども、中には防風通聖散のように、滅多なことで痩せることはないのに、いまだに各社が競って、まるで肥満治療の特効薬のように宣伝しまくっている現状は、実に、じつに噴飯ものである。

 だから人間様という動物は、猫や犬よりも信用がならないのである(苦笑。

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2011年05月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:防風通聖散
posted by ヒゲジジイ at 17:41| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2019年05月21日

90歳を超えた数十年来の常連さんたちは

 最近、今年98歳を迎える前になって、牛黄製剤や霊芝含有食品を主体に40年近く多種類の漢方薬類を愛用されていた女性が、麝香製剤大黄製剤疎経活血湯エキス製剤の3種類しか飲むのが困難になってきた。

 この女性は、あらゆる合成医薬品で副作用が激しく、一切受け付けない特殊な体質だったので、あらゆる疾患をすべて村田漢方堂薬局の漢方薬だけで解決して来たものだが、さすがに100歳近い高齢になると、身体的には大きな問題は皆無というのに、長年愛用していた漢方薬類も、最低限必要なもの以外は服用するのが困難になった模様。
 
 昨年までは、漢方薬類や漢方系の健康食品類を10種類以上、40年近くも、1日どころか1回も欠かさず服用されていたものだが、それでも、上記の3種類だけは欠かせないものらしい。

 過去、常連さんの中には、「霊芝+かわらたけ+梅寄生」の3種類の煎じたものを90歳になるまで数十年以上愛飲していた男性が、やや老衰もあってか、飲むのが飽きたということで、これを中止していたところ2〜3年後になって、はじめて悪性腫瘍が見つかったものの、まったくの無症状ゆえ、特別な西洋医学治療はしないまま、老衰で亡くなられた。

 蛇足ながら、数ヶ月前、ウチダ和漢薬の要請もあって、村田漢方堂薬局で長年多くの人に頗る評判のよかった上記の「霊芝+かわらたけ+梅寄生」の3種類とまったく同じ成分のエキス化が実現し、我が薬局の女性薬剤師のネーミングによる「霊竹梅」という製品名で、新発売された。

 ともあれ、村田漢方堂薬局の漢方薬の愛用者でもっとも長生きされた人は、あと数日で100歳を迎える一歩手前でお亡くなりになった男性は、最期まで救心製薬の「霊黄参」という牛黄製剤を長年愛用されていた。

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2009年05月21日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月21日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:霊竹梅
posted by ヒゲジジイ at 00:13| 山口 ☔| 漢方薬や漢方系健康食品の長期連用によるメリット | 更新情報をチェックする

2019年05月16日

我が家の4匹の天使たち

2019年5月16日の全4匹の我が家の天使たち
2019年5月16日の全4匹の我が家の天使たち posted by (C)ボクチンの母

 ようやく野良猫の2代目クロちゃん(1歳未満)も、5〜6歳の先住猫たちと馴染んで、一緒にくつろぐことも増えてきた、

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2019年5月16日の二代目クロちゃん(一歳未満)
2019年5月16日の二代目クロちゃん(一歳未満) posted by (C)ボクチンの母

2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:天使

2019年05月15日

小谷野敦という物書きのおっさんに、過去、こんなことを書かれていた!

 このおっさんの本、過去には相当数読んで、大ファンだったのだが、この一件以来、大嫌いな物書きになった。
2014-11-10
http://murata-kanpo.seesaa.net/article/408277870.html
 『バカのための読書術』にアマゾンレビューを書いていたやつ。「イジケタ国家観」というのはどうせ天皇制のことだろうと思い、『天皇制批判の常識』を読め、とコメントしたら、買ったが埃をかぶっている読んでないと返答があった。匿名のやつは相手にしないことにしていたが、この村田恭介という漢方薬局店主であることが分かったので電話した。(10日12時10分)。

 ところが「いじけた国家観」とは何かと訊いても「東大出ていてそんな読解力もないんですか」と言い、「天皇制のことだろう」と言っても同じことをくりかえして「不愉快になってくる」と言って切りやがった。不愉快なのはこっちだ。

村田恭介。1950年下関市生まれ。大阪薬科大学卒。著書に『求道と創造の漢方』東明社 1985

 長州の村田清風の末裔でもあるのか。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20141110より

 村田恭介は、村田清風の末裔ではなく、長州藩士、重藤林左衛門の末裔(戦前の戸籍には士族、重藤林左衛門と記載)である!

 証拠として、戦前の和紙に印刷された戸籍謄本が、しっかり残っている。

 ともあれ、昨今、物書きのおっさんでは、先日、俳優の佐藤浩市を非難した百田尚樹氏こそ、健全で日本人の鑑であると考えている。

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2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年05月15日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:小谷野敦
posted by ヒゲジジイ at 16:10| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

カード決済を導入しない理由

 最近、カードは使えませんか?と聞かれることが増えている。

 しかしながら、恐らく半永久的に村田漢方堂薬局ではカード決済を導入するつもりはない。

 その理由は、カード会社に売り上げの4〜5パーセントの手数料を支払はなければならないからである。

 だからといって、カードを使用する人から手数料を請求することは規約違反になるので、違反を犯さないためには、現在販売している漢方薬類を、すべて4〜5パーセント値上げしないと(器械の導入費等の諸経費を相殺するためにも)採算が合わなくなる。

 以上が、カード決済を半永久的に導入しない理由である。

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2012年05月13日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月13日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 17:17| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

「向こうの世界」でまた必ず再会できます

 「向こうの世界」でまた必ず再会できるといのは当然としても、いま現在でも、自身が気が付かないだけで、近くに寄り添ってくれている。

 この長い連休中に、村田漢方堂薬局の漢方薬を利用されていた人達で、2名の方が亡くなられた。

 いずれも90歳を超えておられた、女性と男性。

 「しばらく前まで元気な姿でいたのに、どうしても信じられないのと、まだ話し足りなかったこともあったように思われて、なかなか立ち直れません」と、ひどく落ち込まれている人も多い。

 でも、気付かないだけで、生前と同じように近くに寄り添ってくれている。

 どんな懐疑論者でも、以前、早川書房から翻訳出版された
魂の呼び声に耳をすまして』というローラ・リン・ジャクソン女史の書籍を読めば、少しは納得がいくはず。

 これを読んでも納得できない人は、単なる懐疑論者というよりも、救いようのない頑固アタマというべきかもしれない。

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2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月09日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2019年05月08日

今年の花粉症で遭遇した四方山話

2019年5月8日のシロちゃん(雌6歳)
2019年5月8日のシロちゃん(雌6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 先月、東北地方の女性に、下半身の浮腫を軽減する目的で、防己黄耆湯を他薬と併用してもらうようになったところ、花粉症にこそ、かなり効果を感じるといわれた。

 こちらは、花粉症もあるとは聞かされていなかったような気がするのだが、嬉しい副効果である。
 配合中の黄耆が役立ってることと思われる。

 生理不順と不妊症の治療を兼ねて、新規で来られていた九州地方の女性が、例年通りに花粉症がはじまって目がとても痒いというので、従来の婦人科系の漢方薬とともに、あらたに茵蔯蒿湯エキスも併用してもらったところ、わずか10日間の併用で、ほとんど治まり、その後は茵蔯蒿湯は不要になっているという。

 腎機能低下で数年以上、茵蔯蒿湯+六味丸+猪苓湯が主体で、クレアチニンの正常化を得ている男性は、花粉症がひどく、上記の配合では花粉症にはビクとも効果がないので、当時、衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)も併用してもらったところ、超即効を得ていたが、翌年くらいからはこれを併用せずとも、花粉症が再発することはなくなっている。

 以上は、愛猫のシロちゃんの写真を貼る口実を見付けて、昨今遭遇した事例を書に過ぎない(笑。

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2019年5月8日のシロちゃん(雌6歳)
2019年5月8日のシロちゃん(雌6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年05月08日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年05月08日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:花粉症

2019年05月05日

野良猫のクロちゃんは、交通事故後の後遺症も少なく、家猫の仲間入り

2019年5月5日2代目のクロちゃん(1歳未満)
2019年5月5日2代目のクロちゃん(1歳未満) posted by (C)ヒゲジジイ

2019年04月08日 野良猫に右手を噛まれて、さあ大変! の続報。

 野良猫のクロちゃんは、交通事故による下半身の打撲がひどいので、1週間以上入院させてもらって、かなり回復したところで、家に連れ帰っても、以前のように懐かず、家の中では逃げ隠れして手に負えないので、やむを得ず、以前のように外庭に放す。

 するとどこかえ消えていき、朝と晩だけ、食事を請いにやって来るものの、他の野良猫に威嚇されることが多く、不自由な身体で歩行も不自然で、怯えた日々が続いていた。

 そんな状態が1週間以上も続いていたが、1日に3度くらい食事を請いに来るようになったころから、少し元気が出てきた模様。

 そしてある日、突然、家の中に突進して入り込むと、一目散に10m以上ある廊下を、やや不自由な動作ながら勢いよく走って、家の中のどこかに消えてしまった。
 これは家で飼ってほしいというデモンストレーションに違いないと、ようやく一安心。

 ここ1週間は、交通事故前のように、先住猫3匹分と同量の大食が続いている。

 しだいに5〜6歳の先住猫たちと、僅かずつではあるが馴染みつつある昨今。
 まだまだ怯える兆候が残っているものの、あとは時間の問題だと思われる。

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2019年5月5日2代目のクロちゃん(1歳未満)
2019年5月5日2代目のクロちゃん(1歳未満) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年05月05日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳)
2012年05月05日の茶トラのボクチン(ほとんど8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:野良猫