2019年04月28日

間質性膀胱炎をますます悪化させていた原因は美容目的の生野菜の大量摂取!!!

 医療関係者ながら、間質性膀胱炎で、極めて長期間、あらゆる治療や繰り返しの手術にも抵抗して治らず、終日続く続く下腹部の鈍痛と排尿時の不快感。

 明らかに冷えが原因となっており、あらゆる状況から当帰四逆加呉茱萸生姜湯+猪苓湯を10日間服用してもらっても、案に相違して、まったく無反応!

 手足も、肝腎な腹部も温まる兆候は皆無で、諸症状も不変だという。

 ところが、初回にチェックし忘れていた大問題を発見!

 10年以上前から、美容目的で日々大量の生野菜やグリーンスムージー、刺身なども含めて、生ものの大量摂取のオンパレード!

 資格が必要な医療関係者であっても、これがいつまでも間質性膀胱炎を治らなくさせている原因であることを疑いもしなかったことに、こちらは驚くばかり。

 こういう食事を続けている限り、いつまでも治らないばかりか、よっぽど大量の当帰四逆加呉茱萸生姜湯を使用しない限り、ほとんど効果も得られないだろう。

 というよりも、現在の食習慣をすべて改め、即刻、煮た野菜類を中心に、果物もレンジして食べるくらいに徹底して、生(なま)のつくものは、一切摂らないようにするなど・・・最近は、ダラダラとブログを書くのが面倒になっているので、過去に書いたブログ

2014年08月05日 生野菜や冷えた果物の常食によって膀胱炎を慢性化させてしまっていた実例 

 などを参照されたい。
 その他のところでも比較的詳細に何度も繰り返し、書きなぐったはずである。

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2012年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)
2012年04月28日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
 
ラベル:間質性膀胱炎

2019年04月23日

27日(日)〜令和元年5月6日(月)まで、9日間の長期休業が続くので

 我が薬局では、今月27日の日曜日から、来月の6日(月曜日)までの9日間の長期休業になる。

 さすがに用心深い人達は、昨日22日(月曜日)には、長期の連休を見越して、やや早めに補充購入に来られる人や、発送を依頼する人で、とりわけ午前中が、ごった返した。

 運送のクロネコさんも日々、集荷と配達荷物が増え続けて気の毒なほど。

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2012年04月23日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)
2012年04月23日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 07:51| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2019年04月20日

補陽還五湯エキス剤を本来あるべき効果を発揮させるための工夫

 日本で製造される補陽還五湯のエキス製剤は、本来この方剤としては、かなり大量に配合されるべき黄耆が、1日量が僅かに5gというのでは、この方剤の立方趣旨から考えても、あまりに少な過ぎる。

 中国における標準的な黄耆の配合量は、1日量で30〜120gであるから、せめてそれに少しでも近づけるには、衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)を併用すれば、1日量に黄耆がさらに6g加わって、合計11gに増やすことができる。

 補陽還五湯は、脳溢血で急性期を過ぎて出血がしっかり止まって以後の後遺症の治療目的として創方されたものであるが、各種の脳血管障害の後遺症に効果が期待できるもので、それ以外でも頚椎症による両手のシビレなど、様々な領域にも応用が可能である。

 それゆえ、補陽還五湯だけを様々な角度から論じた書籍が中国で発売されており、極めて参考価値が高いだけに、日本語に翻訳出版が期待されるくらい重要な方剤である。

 村田漢方堂薬局では、補陽還五湯がフィットしていると思われるケースで、期待するほどの効果を発揮してくれない場合には、必ず上記の衛益顆粒など、玉屏風散エキス製剤を併用してもらうことで、ようやく効果を発揮できたというケースもある。

 但し、本来大量の黄耆が主薬だけに、気虚が明らかでない場合は、使ってはならない。

 ともあれ、漢方薬は、適切な薬用量も重要だが、多くの場合、品質問題のほうが、より大きいケースも多く、それゆえに前回のブログで、重要な参考文献として
成川一郎氏の「漢方製剤の偽装」を読んで感じたこと
というリンクを貼り付けて、薬用量以上に、製造メーカーによっては、品質問題の方が重要ではないかという実例(保険漢方で効果がなかった茵蔯五苓散+猪苓湯が、保険適用外の二分の一濃度のエキス剤で著効を得たという証人の多い実例)に注意を喚起したものであった。

 しかしながら、たとえ品質優良であっても、時に薬用量が足りないために、まったく効果を発揮していなかったというケースもあるが、これを見分けるのは比較的至難の業かもしれない。

 最近遭遇した実例では、ご高齢者の進行した肺腺癌で、進行が早く、胸水が溜まってかなり呼吸が困難になりつつあるのに、五苓散料エキス製剤の通常量では、まったく効果を発揮しなかったのが、薬剤師のご家族の提案もあって、中国で一般的に使用される四分の三量まで増量したところ、一気に胸水が減じて呼吸が楽になったという報告を得たばかり。

 日頃から定評のある五苓散料エキス製剤であったが、病状の内容によっては、品質問題のみならず、薬用量の多寡によって、無効か有効かの大きな分かれ目が生じるケースもあるのが現実である。

 翻って、日本で販売される補陽還五湯は、方剤の趣旨から考えても、黄耆の配合量が極端に少な過ぎるので、せめて衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)の併用するなどの工夫は考えておく必要があるだろう。

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2012年04月20日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳)
2012年04月20日の茶トラのボクチン(もう直ぐ8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2019年04月17日

日本の漢方薬は「ツムラ漢方」だけ、と信じ込んでいた人達

 医療関係者以外の一般の人達が、病院で投与される「ツムラ漢方」のおかげで、日本の漢方薬は、すべて「ツムラ漢方」だけと思い込む人がいるとしても、まだ止むを得ないかもしれない。

 しかしながら、最近遭遇した新規相談者で、しかも医療関係者が、村田漢方堂薬局で出された漢方薬が、ツムラ漢方ではなく、保険のきかな某社の漢方エキス製剤ばかりであるのに、激しく驚愕されることがあった。

 というよりも、もっと激しく驚いたのは、こちらの方で、ややベテランの医療関係者であっても、「ツムラ漢方」だけが日本の漢方薬と信じ込まれていたとは、晴天の霹靂!

 某疾患で通院する大学病院では、この病気に効く漢方薬はないということで、合成医薬品の繰り返しの投薬を受けたり、挙句の果ては何度も手術を繰り返したが、一向に治る気配はないので、意を決して村田漢方堂薬局に相談に訪れたといわれるのだった。

 日本の漢方界の現実は、「ツムラ漢方」には存在しない漢方製剤は、素人さんたちには信じれれないくらい多種類豊富に存在する。

 ツムラ漢方の範囲内では不可能な場合でも、それら保険適用外の豊富な漢方薬類の中から、適切な方剤を組み合わせれば、ほとんどの分野でかなりな治療効果を発揮させることが可能であることを説明したものの、どれだけ納得されたことやら(苦笑。

 ところで数年前の話だが、市井の医師でさえ、治療に通っていた患者さんが、村田漢方堂薬局の漢方薬を飲んだら少し良くなってきたと報告したところ、「医師でないとツムラ漢方は投与できないはずだ!」と恐ろしいほどの剣幕だったので、それ以上の話ができなかったという。

 医療関係者といっても、医師でもそのような激しい思い違いをされる人もあるのは困ったものだが、我々のような漢方専門薬局では、「ツムラ漢方」は、ある重要で特別な理由から、一切取り扱わない漢方薬局はザラである。

 蛇足ながら、「ツムラ漢方にはコリゴリで、保険漢方では治らなかっ」たから、自費の漢方薬を求めて遠路はるばる相談にやって来たという人ばかりが集まっているのが、自費の漢方薬局(とりわけ村田漢方堂薬局ではそれが現実)なのである。

超重要な参考文献: 成川一郎氏の「漢方製剤の偽装」を読んで感じたこと

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2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年04月17日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:ツムラ漢方
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2019年04月14日

残念ながら、末期癌であっても漢方サポートが可能なのは、当然のことながら漢方薬の服用が可能であることが絶対条件

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:ご病気の方は40〜49歳の男性
【 地 域 】:中国・四国地方
【 お問い合せ内容 】:

 村田先生、お世話になります。

 2017年1月27日の午前中に伺った●●と申します。
 その節はお忙しい中色々とお話をして頂き、ありがとうございました。

 前回膵臓癌の再発転移の予防の目的で、漢方の話をお聞きしました。

 夫は2016年11月に膵体尾部及び脾臓摘出リンパ節除去手術し、抗癌剤や放射線治療をしてきました。

 現在は十二指腸、右側腹部、肝臓に転移し、腸が閉塞して鼻からイレウス管を入れている状態です。

 食べることも飲むこともできません。
 腸が腫れてお腹は大きく硬くなり痛みもありますし、足も浮腫んでいます。

 村田先生、教えて下さい。
 そんな夫に何か対処法があるのでしょうか?
 宜しくお願い致します。

 宜しければ◎月〇〇日(●曜)午前にご相談にお伺いしたく思います。

2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 残念ながら、2017年1月27日の午前中に来られた、という記憶がまったくありません。
(追記:相談カードの記録も残ってないので、求めに応じたお話しだけに終始したものと思われる。)

 また、せっかくのご質問に対しましても、さらに残念なことながら、

> 食べることも飲むこともできません。

 というご状況では、ご承知とは存じますが、漢方薬類は内服以外には方法はありませんので、まったく無理難題としかお答えしようがありません。

 病状のレベル的には、すべて病院治療にお任せする以外には、当方の漢方薬ではまったくなす術は、残念ながらまったく不可能な状況だと存じます。

 取り急ぎ、お返事まで。

【編集後記】 口から服用不可能ながら、例外的に手術不可能な食道癌が気管支に浸潤した最悪に近いケースで、抗癌剤と放射線治療に加え、医師の許可の上で、胃瘻から多種類の漢方薬類を水に溶解させたものを注入することで、極めて良好な結果(既に7年過ぎても再発・転移の兆候なし)を得たケースもあるが、これは極めて特殊なケースだろう。

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2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:膵臓癌 膵臓がん

2019年04月12日

数年前に永久削除したはずの『アトピー漢方専門ブログ』が、まるで幽霊ブログよろしく、こんなところに残されていた!

 アトピー性皮膚炎の漢方相談は、他の疾患と異なって、最も時間と労力を要するというのに、当時『アトピー漢方専門ブログ』を見た人達の中には、お断りせざるを得ない、最初から喧嘩腰の人達や、質問攻めがいつまでも止まない人達が続いたのもあって、それらの応対にまで余計な仕事が増えるばかりとなったため、とうとう体力的な限界を感じるようになってしまった。

 というわけで、とうとう数年前に、永久削除したはずの『アトピー漢方専門ブログ』が、気が付いてみると、こんなところに残されていた。

http://turfing3.rssing.com/chan-3470661/all_p1.html

 どうしてこのようなことがあるのか?

 しばらくの間、かなり力を注いでいたので、とても懐かしくもあるが、永久に消滅したものと思っていたブログだけに、不思議でならない。

 そのうちこれも永久に消滅するのではないかと思われるものの、通常の検索では滅多なことで発見できないサイトのようである。

 久しぶりに覗いてみると、記事内容よりも、様々に掲載していた写真の方がはるかに懐かしい(笑。

 まさか、このような形で永久保存されるとは信じられないので、幽霊ブログとしかいいようのない存在のはずである(苦笑。

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2010年04月12日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月12日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 12:45| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

4月末から始まる長期連休期間は、発送業務は大混乱必至!と心配される運送業界

 女性薬剤師の包帯も取れて、手を水につけてもよいと許可がでたところで、それを見越されたかのように、発送依頼が殺到!
 手の不自由も無くなったので荷造りの苦労もなく、スムーズに仕事が捗った。

 ところで、動物病院から本日電話があり、野良猫のクロちゃんは元気に回復したので、もう帰れるよ、という連絡。しかしながら、家ネコ3匹と馴染ませるには、土曜日の午後から日曜日にかけての仕事の無い日でなければ、面倒が見切れないので、予定通り、土曜日の午後に受け取りに行かせてもらう予定。

 それはともかく本日のタイトルの問題は、皆さん注意が必要!
 月末から続く連休は、たいへんおめでたい祝賀行事ではあるが、運送業界は今から頭を悩ませている大問題。
 
 当然、村田漢方堂薬局の発送業務にも直結する問題で、月末前から発送荷物が殺到すること必至ゆえ、配達遅延は相当期間続くことになりそうだから、できるだけ早めに、できるだけ必要なものは早めに調達されるに限るというお達し!

 村田漢方堂薬局では月末27日(土曜日)の午前中まで発送可能であっても、このような月末の発送荷物は、予定通りの配達はほぼ不可能で、配達遅延は必至だといわれる。

 配達の混乱を免れるには、遅くとも23日(火曜日)くらいまでであれば、希望通りの日時配達が可能だろうといわれている。

 いずれにせよ、運送業界では今から心配されているくらいだから、早めの調達に越したことはないようです。

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2009年04月11日の茶トラのボクチン(4歳半)
2009年04月11日の茶トラのボクチン(4歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 15:39| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

野良猫に右手を噛まれて、さあ大変!

2019年1月14日の2代目クロちゃん(1歳未満)
2019年1月14日の2代目クロちゃん(1歳未満) posted by (C)ヒゲジジイ

 4月3日(水曜日)の夜、パソコンをテレビに繋いで、外国映画を観ていたとき、外で突然、走っている車が衝突する激しい音に続いて、子供が悲鳴を上げるような声が続く。

 急ぎ、裏の塀越しに道路を見に行くと、クロネコらしき動物が、我が家の裏庭に駆け込んで、外階段の手前で座り込んだ。

 みると、ここ数か月以上、親しくなっていた一歳未満の野良猫のクロちゃんが、下半身がへたり込んで、動けなくなっている。

 夜も遅いので、どうしたものやらと思案していると、いつの間にか家の裏側の細い道を伝ってエアコンの室外機の傍にへたり込んで動かなくなっている。

 4日(木曜日)、まだ生きていたら動物病院に連れて行こうと、確かめに行くと、動けないものの目をときどき見開いている。

 そこで発送業務を終える午後3時を過ぎて、猫専用のバッグに入れて女性薬剤師に動物病院に連れて行ってもらう。

 ところが、病院では猫を抱えてくれという依頼に応じた瞬間、右手をガブリとやられてしまった。もともと温厚な野良猫だったが、急激な環境変化にパニックったらしい。

 出血も激しく、奥深くかまれているので、腫れるようだったら病院に行くようにアドバイスを受けたが、とんでもない! 猫の噛み傷は細菌の種類が半端ではなく、しかも深い傷ゆえ、治療が遅れると大変なことになりかねないので、帰宅するや、直ぐに近くの整形外科へ!

 念入りな消毒とともに、破傷風の予防注射とともに、オーグメンチン配合錠250RS75mgの3日分の投与を受けたものの、あくる日の5日(金曜日)は37度1〜3分の微熱が続いて、とてもだるそうにしていた。

 6日(土曜日)には微熱も引いて、手の腫れや疼痛もほとんど消えた様子ながら、抗生物質が胃に応えたのか、食欲がなく倦怠感は続いているという。

 この日は野良猫の退院の日だが、弱って食欲も落ちている野良猫のクロちゃん同様、女性薬剤師は仕事疲れも加わって弱り切っており、車を運転して受け取りに行く元気が出ないので、なお1週間入院させてもらうことになった。(その間に、去勢と予防注射と蚤取りなどを行ってもらう約束。)

 8日(月曜日)は、食欲はないものの、体調は回復して、傷の腫れも疼痛も皆無となっているが、通院は本日も続く。

 野良猫に噛まれた時の養生は、大袈裟にしてし過ぎはない。

 温厚な野良猫の2代目のクロちゃんは、昨年には1ヶ月間行方不明になっていたのが、今年になって久しぶりに帰ってきて、外で餌をやってなついていたのだから、退院した暁には、家猫として招き入れる予定ではあるが、女性薬剤師はとんだ災難だった。

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2010年04月08日の茶トラのボクチン(5歳半)
2010年04月08日の茶トラのボクチン(5歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 13:18| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2019年04月06日

抗癌剤による心毒性に対して漢方薬や中薬類がサポートできるかもしれないこと

 海外の研究でも、乳癌と診断されて9年を過ぎるころを境に、癌による死亡より心疾患による死亡のほうが多くなるという研究結果が2011年に示されていという。
(参考文献:【特集記事】がん患者の心毒性に循環器医・腫瘍医の連携で取り組むcardio-oncology

 この問題は一般的な抗癌剤のみならず、昨今、進歩の目覚ましい分子標的薬も同様の問題を抱えているといわれる。

 そこで中医漢方薬学的に考えられることは、抗癌剤の腎臓や肝臓に対する毒性の解毒的に働く茵蔯蒿湯のみならず、中医学においては抗癌中薬類としても分類されながらも、循環器系統に一定の薬理効果を有するとされる牛黄製剤や麝香製剤、あるいは雲南田七配合製品のみならず、神農本草経に掲載される代表的な上薬、霊芝(マンネンタケ)の利用も大いに考慮されるべきだろう。

 当然、状況によっては炙甘草湯や生薬製剤二号方などの丹参製剤も有用な時期もあるかもしれない。

 デリケートな問題だけに、敢えて遠慮した表現を取ったが、不必要な抗癌剤投与が目立つ日本の医療にこそ、大きな問題がある。

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2012年04月06日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月06日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:心毒性

2019年04月04日

今月は出産ラッシュ

 村田漢方堂薬局の漢方薬利用者では、分かっているだけでも今月3名の出産予定があるが、先月以前にも2人目が生まれた人もある。

 3名くらいのことで、出産ラッシュという表現はオーバーだが、村田漢方堂薬局は不妊治療や婦人科関連の漢方相談は、他の漢方薬局のように、特別な宣伝を行ってはいないので、同じ月に3名も重なるとは、珍しいので出産ラッシュとなるのである。

 のみならず、村田漢方堂薬局の漢方薬による不妊治療でそれぞれ第一子が生まれた後、2人目の妊娠の兆候がなかなか無いというので、2人目希望の女性たちが、再度漢方薬を求めて相談に来られている。

 中には期待の2人目を妊娠したと思ったらすぐに流産してしまったので、第一子の時は、妊娠して以後も引き続き、漢方薬の服用内容を切り替えて当帰芍薬散や補中丸を続けていたお陰か、流産することなく順調に出産できた人だった。

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2012年04月04日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月04日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ

2019年04月02日

ブログの散髪

 ホームページ制作用に借りていたYahoo!ジオシティーズが3月31日でサービスを終了したために、専門的な中医漢方薬学関連の拙論のホームページの閉鎖を余儀なくされた。

 そこで主な拙論は、中医漢方薬学専門薬剤師のブログ(過去の拙論多数掲載) このブログに移転した。

 ことのついでに、ブログの頭にたくさん掲載していた拙論関連のリンクの殆どを削除して、大掛かりな散髪を敢行したので、かなりスッキリした。

 これで少しは、以前よりも閲覧が楽になるかもしれない。

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2011年04月02日の茶トラのボクチン(6歳半)
2011年04月02日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:24| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする