2019年01月20日

アトピー性皮膚炎の状況変化による漢方薬微調整のご質問

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 職 業 】:医療関係
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:こんばんは

 アトピー性皮膚炎でお世話になっている●●です。
 薬の注文をする前にご相談したくてメールを送らせていただいております。

 携帯を買いかえたら今までのメールが見られなくなってしまい、先生のメールアドレスがわからなくなってしまったので、こちらのメールフォームを使わせていただいております。

 アトピーは落ち着いています。
 ただ、季節的なものなのか薬を服用していると体がとても冷える感じになってしまいました。
 今、服用しているのは一回量で、茵陳蒿湯1包・猪苓湯1包・杞菊地黄丸3丸・ガジュツです。

 また、10日位前から首と肩の凝りや後頭神経痛が出ておりましてそれも冷えかなと思っています。葛根湯を何度か服用し、後頭神経痛はだいぶ良くなりましたが、首と肩凝りはあまり変化ありません

 後頭神経痛等が出たことで思い当たる点が一つあります。職場でインフルエンザが流行ってしまい、職場の指示でタミフルを数日予防で服用していました。飲み始めた次の日から後頭神経痛等が出始めました

お聞きしたいのは葛根湯はしばらく服用したほうが良いのか、それとも、今服用している薬を調整したほうが良いのか…です。
 お時間のあるときに返信くださると助かります。

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:


 漢方薬を服用することによって身体が冷えるのは、茵蔯蒿湯がやや冷やす作用があるので、これを中止してみるとよいと思います。

 また、葛根湯は温める漢方薬ですが、「後頭神経痛」だけでも効果があるのでしたら、続けておくとよいと思います。

 というのも、アトピー性皮膚炎でも特殊なケースでは、葛根湯がフィットする時期が、意外にあるものですので、あきらかにアトピーに悪影響が出ない限りは、この寒い時期、しばらく続けておくのがよいと思います。

 茵蔯蒿湯は、また季節によっては必要になることがあると思いますが、現時点では休んでみるとよいと思います。
 取り急ぎ、お返事まで。
(最近、ブログが寂しいので、使わせてもらうかも・・・。)

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 早速のお返事ありがとうございます。茵陳蒿湯を中止はまったく思い付きませんでした!これから夜の漢方を服用するつもりだったので、さっそく試してみます。

 葛根湯は常用してはいけないものだと思っていました。
 葛根湯が必要になる時期もあるんですね…しばらく服用を続けてみます。

 あ、これがブログのネタになるならぜひ使って下さい!クリックいっぱいします!

 それでは、薬の注文もお願いします。送っていただきたいのは(以下略)

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返しのお返事メール:


 最近、ブログをなかなか更新できないので、助かります!

 現在のように服用する都度、冷えを感じるのは配合バランスが悪くなっている証拠ですので、いったんは、茵蔯蒿湯を中止して、そのかわりに温める作用のある葛根湯でしばらく様子を見るのが順当です。

 しかしながら、茵蔯蒿湯を中止して、葛根湯を続けることで、万一、痒みが出てくるようでしたら、そのときこそは茵蔯蒿湯を再開するとバランスが取れると思います。

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2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 19:57| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする