2019年01月30日

漢方系の健康食品の開発、『漢方の臨床』誌、本年の「新年のことば」

2012年01月30日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月30日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 今年も例によって、『漢方の臨床』誌1月号に「新年のことば」の特集が発行された。

 そこで、ヒゲジジイの書いたものだが、読み直してみると短文であるというのに、後半の文章が乱雑な悪文。いよいよ焼きが回ったかっ!?
新年、おめでとうございます。

 私自身も何度か繰り返してきた尿路結石。数年前、排石に有用な猪苓湯の効果をサポートする健康食品をコタローさんに提案して実現した商品「石流茶」は、さいわい好評を博しました。

 本年は、腹水に対する補気建中湯や分消湯の効果をサポート可能な健康食品を、今度は別の某社に提案して製品化まであと一歩となりました。この製品が実現しますと、それ以外の領域の多くの方剤の補完的な健康食品として貢献できた過去の実績もあるだけに、いよいよ最後の置き土産となるかもしれません(呵々。
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2012年01月30日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月30日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:石流茶
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2019年01月25日

20年以上経過して、いつの間にか白血球数7,000に下がった慢性リンパ性白血病だが

2012年1月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年1月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 このブログでも何度か書いたことのある慢性リンパ性白血病の女性。

 初期には白血球は3〜4万が続いていて、細菌感染やウイルス感染、リンパ節の腫脹などの問題が大きかったこともあって、最初の10年間は毎月欠かさずご主人の運転される車で直接通い詰め、それらの問題がほぼ完全にクリアされて以後の10年間は、通信販売に切り替えられている。

 1年前までは、まだ16,000前後だった白血球数が次第に下がって、最近ではいつの間にか7,000になるなど、正常範囲に下がっている。(実際にはリンパ球の占有率等の問題も大きいのだが)

 とはいえ、ご本人はやや怪訝な声で、いつもの漢方薬類の補充購入依頼の電話ついでの報告である。

 それで体調は如何?と問えば、あまり良いとは言えない、昨今歳のせいか、だるいのだといわれる。

 20年前にはしばしば問題になっていたウイルス感染や細菌感染については、どうか?と問えば、まったく問題ないと。

 ハハ〜ンっ!
 とすれば80歳近い年齢による体力低下に違いないので、やむを得ないのでしょう。漢方薬を長年利用中の事実をご存知の主治医の先生からも、何の問題の指摘もないのだったら、ほとんど根治に近いくらいに思っていてもよいのかもしれませんよ。

 感染症の問題もなければ、やはり歳のせいでしょうから、でも、百歳までいけるかもしれませんよ!

 これが励ましになったかどうかは不明(苦笑。

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2012年1月25日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年1月25日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2019年01月23日

「試しに一度飲んで見られませんか?」などのおべんちゃらは、絶対にあり得ない

2011年01月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 少ないスタッフの我が漢方薬局においては「お話だけでもお聞きしたい」と直接やって来られる人達ほど、有難迷惑なことはない。

 いつも説得してご帰宅願うのに、一苦労である。仕事の邪魔になるばかりで、貴重な時間の損失は計り知れない。

 先日も、こちらのホームページを見たからやってきたという人も、文字通り「見た」だけで、読まれたわけではない。

 「お話だけでもお聞きしたい」という人達は暇人としか思えない人ばかりで、質問攻めのテクニックに長けておられるので、いかにしてお引き取り願うか、苦心惨憺、ほとほと疲れ果てる。

 いまさら、迷っている人や、お話だけでよい人たちにまで、漢方薬の優れた点を縷々説明して、「試しに一度飲んで見られませんか?」などのおべんちゃらは、絶対にあり得ない(苦笑。

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2011年01月23日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 13:00| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2019年01月20日

アトピー性皮膚炎の状況変化による漢方薬微調整のご質問

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 職 業 】:医療関係
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:こんばんは

 アトピー性皮膚炎でお世話になっている●●です。
 薬の注文をする前にご相談したくてメールを送らせていただいております。

 携帯を買いかえたら今までのメールが見られなくなってしまい、先生のメールアドレスがわからなくなってしまったので、こちらのメールフォームを使わせていただいております。

 アトピーは落ち着いています。
 ただ、季節的なものなのか薬を服用していると体がとても冷える感じになってしまいました。
 今、服用しているのは一回量で、茵陳蒿湯1包・猪苓湯1包・杞菊地黄丸3丸・ガジュツです。

 また、10日位前から首と肩の凝りや後頭神経痛が出ておりましてそれも冷えかなと思っています。葛根湯を何度か服用し、後頭神経痛はだいぶ良くなりましたが、首と肩凝りはあまり変化ありません

 後頭神経痛等が出たことで思い当たる点が一つあります。職場でインフルエンザが流行ってしまい、職場の指示でタミフルを数日予防で服用していました。飲み始めた次の日から後頭神経痛等が出始めました

お聞きしたいのは葛根湯はしばらく服用したほうが良いのか、それとも、今服用している薬を調整したほうが良いのか…です。
 お時間のあるときに返信くださると助かります。

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:


 漢方薬を服用することによって身体が冷えるのは、茵蔯蒿湯がやや冷やす作用があるので、これを中止してみるとよいと思います。

 また、葛根湯は温める漢方薬ですが、「後頭神経痛」だけでも効果があるのでしたら、続けておくとよいと思います。

 というのも、アトピー性皮膚炎でも特殊なケースでは、葛根湯がフィットする時期が、意外にあるものですので、あきらかにアトピーに悪影響が出ない限りは、この寒い時期、しばらく続けておくのがよいと思います。

 茵蔯蒿湯は、また季節によっては必要になることがあると思いますが、現時点では休んでみるとよいと思います。
 取り急ぎ、お返事まで。
(最近、ブログが寂しいので、使わせてもらうかも・・・。)

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 早速のお返事ありがとうございます。茵陳蒿湯を中止はまったく思い付きませんでした!これから夜の漢方を服用するつもりだったので、さっそく試してみます。

 葛根湯は常用してはいけないものだと思っていました。
 葛根湯が必要になる時期もあるんですね…しばらく服用を続けてみます。

 あ、これがブログのネタになるならぜひ使って下さい!クリックいっぱいします!

 それでは、薬の注文もお願いします。送っていただきたいのは(以下略)

2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返しのお返事メール:


 最近、ブログをなかなか更新できないので、助かります!

 現在のように服用する都度、冷えを感じるのは配合バランスが悪くなっている証拠ですので、いったんは、茵蔯蒿湯を中止して、そのかわりに温める作用のある葛根湯でしばらく様子を見るのが順当です。

 しかしながら、茵蔯蒿湯を中止して、葛根湯を続けることで、万一、痒みが出てくるようでしたら、そのときこそは茵蔯蒿湯を再開するとバランスが取れると思います。

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2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月20日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 19:57| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

厚生労働省発表によると、2016年の新規がん患者は大腸・胃・肺・乳房・前立腺の順で多いというが・・・

2011年01月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 タイトルの通り、今月16日の厚生労働省の発表によると、2016年の新規がん患者は大腸・胃・肺・乳房・前立腺の順で多いという。

 しかしながら、村田漢方堂薬局における各種がん疾患で、新規の相談者の多い順は、全国的な順とは異なって、各種の肺がんが最も多く、次に乳がん、婦人科がん、大腸がん、胃がんという順だから、かなり全国的な順とは異なる。しかも相談者の過半数がステージ4。

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2011年01月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:悪性腫瘍 がん
posted by ヒゲジジイ at 22:20| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2019年01月12日

休業日の前後は新規相談は受け入れ不可能なのに

2011年01月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 当方のHPやブログを見て来られる人は、ほとんどの人が休日前後は新規相談は受け付けない旨を承知され、初回は通常の火曜日〜金曜日を狙って来られる。

 ところが県内や近県などで、友人に紹介されたとかいう複数の集団でやって来られるケースは、気を付けないと、まったくお気軽なレベルのこともあるので警戒が必要である。

 そのような人達に限って、不思議と土曜日や月曜日を狙って来られるので、比較的近くでもあるので、日を改めて出直してもらわざるを得ない。

 のみならず、本当にお気軽だった場合は、きっぱりとお断りせざるを得ないことになる。村田漢方堂薬局では「お気軽にご相談」はして欲しくないのである(苦笑。

 ただ、本日は魔が差したというか、朝早いときだったので、せっかく来られたのだからと、うっかり同情心が湧いて、いまは時間が空いているから・・・と思った矢先、女性薬剤師が事情を話してきっぱりとお断りして幸いだった!

 入れ替わるように常連さんがやって来られたのを皮切りに、電話やメールによる発送依頼の注文ばかりでなく、店頭にも数年来の深刻な相談者が通って来られる。

 発送依頼の人達にしても、店頭に通って来られている人も含めて、半ドンの土曜日の本日のような3時間内でも、同じ悪性腫瘍でも3名はステージ4の転移癌だった人達。

 うっかり「だった」と書いてしまったのは、幸いにも転移巣が基本的に消滅してかなりな期間が経過している人もおられるからである。

 とはいえ、一進一退を何年も繰り返されている人もおられるだけに、ない頭を振り絞りに絞らなけれならないケースも少なくない。

 というわけで、やっぱり土曜日や月曜日、のみならず休日前後に新規相談を受け入れるのは、少人数のスタッフで運営する村田漢方堂薬局では明らかに無理がある。

 それ以外の日は、意外とのんびりとできる日があるのだから、新規の人達は、それらの日を狙って来られるのが無難である。

 そうすればこちらも落ち着いて、しっかりとした弁証論治が可能なのである。

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2012年01月12日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月12日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:20| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2019年01月11日

数回以上、直接通うことで見えてくる、隠れたもう一つの疾病の本質

2012年01月11日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月11日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 初回から一定の効果があっても、まだまだ不十分なことが多いのは当然で、かなりな時間を費やして様々に弁証したところで、初対面ということもあって、十分に疾病の本質を把握できるとは限らない。

 何度か通われるうちに、次第に打ち解けたところで、比較的詳細な生活史が語られたところで、弁証上、重要な情報がもたらされることも多い。

 だから、1〜2回通われたところで、一定の効果があったといっても、できるだけ数回以上、直接通われる人の方が、断然有利なことは間違いない。

 昨今、しばしば遭遇するところでは、多くの頑固な慢性疾患にともなって、肝氣鬱結が伴っていたことが判明するケース。
 すなわち、フィットすれば、あらゆる領域に介入可能な四逆散証系列の病機が伴っているケースで、最終的にこれらのうち、適切な方剤を追加することで、しっかりと安定した効果が出て来たケースがとても多い。

 あるいは、初期に把握していたよりも、想像以上に重度な瘀血を伴っており、強力な活血化瘀の方剤を追加することで、安定した効果が出せたケースなど、内容は実に様々なことが、後になって判明することは珍しくない。

 だから一度来られたくらいで、直ぐに通販に切り替えようと考えている人は、何度も通う人に比べて、とても不利であることに間違いない現実がある。

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2012年01月11日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01月11日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 14:13| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

中医学のレベルに、ようやく西洋医学が追い付いてきた部分

2011年01月06日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月06日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 中医学においては、五臓相関こそは基本中の基本だが、ようやく西洋医学でも科学的に証明できたという特集番組が、NHKのBS放送で繰り返し流されている。

 なかでも腎臓こそが、生命に関わる最も重要な臓器であることが判明したというが、いまさらながら、21世紀の今頃になっていわれるとは、中医学ではとっくの昔に常識とされていたことである。

 過去、東大医学部出身の某大学医学部教授が、某漢方専門誌に「陰陽五行など中医学理論は荒唐無稽である」と激しく批判された記事に対し、若かりし頃のヒゲジジイが、激しく反論して、コテンパンに論破した経験があるのだが・・・。

 ずいぶん減ったとはいえ、いまだに東洋医学を馬鹿にする医師や薬剤師、看護師がいるという話が届くことがあるが、これこそ馬の耳に念仏。

 視野狭窄の連中など知ったことではないので、明日からまた始まる終わりなき日々の仕事に専念するだけである(呵々。

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2011年01月06日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月06日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:五臓相関
posted by ヒゲジジイ at 20:19| 山口 ☀| 漢方薬や中医学の学習方法および懐かしい拙論 | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

年賀状の習慣は廃れつつある中、骨折の報告が2名とか

2012年01年01日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01年01日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 年々、年賀状を送る習慣は廃れつつあるという。

 たしかに我が家でもヒゲジジイは一切目を通すことがないのだが、愚妻の報告によると骨折の報告が2名あったとか。

 いずれも愚妻の友人関連の同年代の人達ばかり。

 高齢者の仲間入りをしているというのに、イオン化カルシウムを摂らないからだろう(苦笑。

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2012年01年01日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年01年01日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 17:55| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする