2018年10月31日

主治医の余命宣告はブラックジョークとしか思えない昨今

2011年10月31日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年10月31日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 毎月、月末最終日は、皆さんも仕事に忙しいので、比較的ヒマな1日になるはずが、そのジンクスが壊れた10月の多忙を極めた最終日。

 オプジーボを奨められていた人には、もう一度説得を試みたが、これまで受けた様々な点滴の抗癌剤や分子標的薬の激しい副作用にコリゴリされていて、主治医はオプジーボの有効率は2割強というのだから、その程度の確率なら、あの苦しい思いをしてまで、低い確率に賭けたくないといわれる。

 それでも運よくフィットした場合は大きいよ、副作用に耐えられないようなら、直ぐに中止すればよいのだから、と説得しても、ケンモホロロ。

 有効性のみならず、副作用の発現の強度も、人さまざまで異なるとはいえ、このように過去の苦しい経験から、二度と御免被るという人も少なくない。

 ましてや、漢方サポートによって、食欲旺盛がしっかり回復して、しかも無症状、生活上は健康な人とまったく変わりない。同様に余命宣告を受け、転移癌があってステージ4の人達でも、漢方薬類の継続服用で、問題なく普通の生活が送れている人は珍しくない現実がある。

 それなくとも、ステージ4の転移癌で、漢方サポートを求めて来られた時点では脳転移や骨転移があったり、あるいは腹膜播種ありながらも、既に漢方サポートを6年以上継続しながら、仕事をほとんど休むことなく通常の生活を送れている人もいれば、家庭の主婦でも漢方サポートも既に数年、元気を回復して無症状となり食欲旺盛、パートに行けるようになった女性もおられる。

 ともあれ、主治医の余命宣告の期間をとっくの昔に過ぎても、ほとんど無症状のまま、元気で通常の生活を送れている多数の人達が、現在、何人、村田漢方堂薬局の漢方薬類を利用されていることだろう。

 昨今つくづく考えるに、主治医の余命宣告は、ブラックジョーク、悪い冗談としか思えない。

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2011年10月31日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年10月31日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:余命宣告
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2018年10月29日

不妊症の問題は、女性側の問題だけでなく、男性の精子の問題が目立つ時代

2010年10月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 数十年前から、不妊症は女性だけの問題ではなく、男性の精子の問題や、性欲がほとんどない問題など、男性側に問題があったケースもあったものの、ここ十数年来、男性の問題がかなり目立つようになってきた。

 不妊相談がメインではない我が薬局でも、特別に宣伝しなくとも、当方の漢方薬で不妊症が治って、めでたく出産できた人達の紹介が紹介を呼んで、常に相談者が尽きることはない。

 その大多数は、体外受精など、西洋医学治療を断念して来られた人たちばかりであることは、少しは自慢のできるかもしれない(苦笑。

 ともあれ、ここ10年、特に目立つのは、せっかく女性側の体調面でしっかりト゚調っていても、いつまでも妊娠できないので、男性の精子を調べてみると、極少というか僅少というか、ほとんどゼロに近かったり、平均の10分のTだったり、あるいは不活発であるとか、問題が男性にもあったという例が、かなり増えている。

 それで、結局、男性にも適切な漢方薬を飲んでもらって、3〜6ヶ月後に妊娠できて、めでたく主産に漕ぎつけた例が多いのだが、最近もそのパターンに類似した相談者が続いている。

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2010年10月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2018年10月25日

長年の苦しい痼疾が漢方薬で超即効が得られる人は

2010年10月25日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月25日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 適切な漢方薬によって超即効が出る運のよい人が、年間何人もいるが、よっぽど前世の行いが良かった人達に違いない
 半分は冗談だが、半分は本当かもしれない(笑。

 ところで、最初に即効があったからといって、そのまま短期間で根治するとは限らず、まだまだ根治に近づくには、配合が不足していることが多々みられる。

 専門的に表現すれば、現実的には慢性疾患では標本同治すべきことが多いが、まずは標治で即効を得て、後に本治に移行すべきケースもあれば、季節変化に応じた配合の微調整の必要性も大いにあり得ることである。

 即効が出た人の中には、その後、効果が落ちてくると、ひどく落胆する人がいるが、そうではなくて、一度、素晴らしい効果を味わったのを徳として、細やかな微調整にしっかりついて来れる人こそ幸いである。

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2010年10月25日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月25日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2018年10月23日

ストレスの多い医師たちこそ、突然の大病に見舞われて・・・

2008年10月23日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年10月23日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 世間一般の患者さんたちが、病気に困って救いを求めて訪れる病院や各科のクリニック。

 ところが、医師も同じ生身(なまみ)の人間、長年のハードで神経を消耗し続けた影響が大きかったに違いない。突然、大病に見舞われて、第一線を退かざるを得なかったケースをしばしば耳にする。

 中でも、最も多いのが、発覚したときは手遅れだった様々な悪性腫瘍である。

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2009年10月23日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月23日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2018年10月19日

末期癌における余命宣告の不思議

2010年10月19日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月19日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 現在、余命宣告を受けながらも、主治医の予想に反して、それを過ぎてもほとんど無症状のまま、元気で日常を過ごされている膵臓癌末期の人や、各種肺癌末期の人達がおられるが、いずれも抗癌剤の副作用に耐えられずに、途中で拒否した人達ばかり。

 ところが、過去には余命宣告に恐れをなして、抗癌剤の強い奨めに応じて、強い副作用に耐えながら、指示通りをまっとうされた人の多くが、余命宣告通りに亡くなられている人がとても多い。

 とりわけ残酷だったケースでは、肝臓癌で肺転移を生じていた40代の女性。

 抗癌剤がきかなければ余命3ヶ月と宣告されていたが、その内服の抗癌剤のあまりの副作用の激しさに、主治医も恐れをなして中止となった。

 そこで、村田漢方堂薬局に漢方サポートを求めて、一か八かの10種類前後の漢方薬や中草薬によって、劇的に体調が回復して1週間ほどで日常生活がまったく普通に送れるようになった。
 
 医師の宣告通りであれば、あと余命は1ヶ月もなかったが、漢方薬類の劇的な効果によって、すでに余命宣告を1ヶ月以上過ぎても、体調はますます好調。

 ところが、元気を回復したところで、主治医は再度、同じ内服の抗癌剤を使用することを強く奨められ、それに応じたばかりに、一気に肺転移が爆発的に増加して、1ヶ月もしないうちに酸素吸入をするまでに劇的に悪化しまい、結局は漢方薬だけでサポートしていた2ヶ月間余命を延ばしただけに終わってしまった。

 逆算すれば、もしも漢方サポートのみの劇的な元気回復の2ヶ月がなかったら、明らかに逆効果だった抗癌剤のお陰で、医師の余命宣告通りの3ヶ月で終わっていた計算に近かったことだろう。

 だからこそ、この人の場合では、再度の抗癌剤の投与がなければ、漢方サポートだけで、どれだけ延命できたことか、もしかするとあの健康回復度合いから考えると、年単位で十分に延命できたように思えてならないのである。

 ともあれ、短い余命宣告を受けるくらいだったら、苦しい抗癌剤治療は御免被るとて、断固拒否した奇特な人達。

 手前味噌と言われれば、身も蓋もないが、短い余命を宣告されるほどの人達の中でも、抗癌剤治療を諦めて、漢方サポートだけに頼っている人達の寿命は明らかに延びている印象が強いのである。

 但し、各種転移癌のケースでも、一般的な抗癌剤や、分子標的薬を使用しながら、漢方薬類と併用することで、副作用を激減できているケースでは、両者の併用によって、劇的に良好に推移し、もしかしたら根治が目指せるのでは、と期待が持てる状況にある人も多いので、上記の問題は、かなり短い余命を宣告されている人達の話に限定される問題かもしれない。

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2010年10月19日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月19日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2018年10月17日

肺癌で、間質性肺炎を伴っているケースでは八仙丸(味麦地黄丸)でサポート

2008年10月17日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年10月17日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 肺癌の中でも、腺癌であれ、扁平上皮癌であれ、しばしば間質性肺炎を伴って、すでに転移が生じている人達の漢方相談が増えている。

 こうなると、昨今注目を浴びるオプジーボなどの分子標的薬など禁忌であるから、西洋医学的にはなす術がなくなって、漢方サポートを求めて来られるケースが増えてくる。

 その場合、重症でない限りは、間質性肺炎に対して、証候(一連の症候)が八仙丸(味麦地黄丸)証にマッチしているケースが多く、これによって一定の軽減を得たり、あるいは悪化を防ぐ目的でも貢献できているように思われる。

 また、中医漢方薬学的には、中国の書籍で「抗癌中草薬」と分類される各種の中草薬類との併用が望ましい。

 ところが、これらによって体調を回復して、一見健康的で無症状の期間が続くと、やや高齢の人達は、往々にして服用が途切れがちになる。
 
 しばらく服用が途絶えているので、どうしたのだろうと心配していたものの忘れかけいた頃になって、落ち着いていた転移が、さらに増えてきたり、手術で取り切っていたはずが、リンパ節に転移が発見されたりして、慌てて漢方薬類の再開を希望されるケースも珍しくない。

 その場合は、従来の内容では、パワー不足に陥るケースが多いので、少なくとも従来よりもしっかりした補強が必要になる。

 間質性肺炎のために、幸か不幸か、分子標的薬など、各種の抗癌剤が使用できないお陰で、苦しい副作用がないだけに、各種漢方サポートも大いに役立って、無症状のまま長期間、良好な体調を維持できるケースが多いのだが、上述のように往々にして、体調がよいことに安心されたのか、服用が途切れがちになったり、半年間以上ご無沙汰となるケースなど。

 こちらが忘れかけた頃になって、上述のような状況が勃発して、再開を希望されて来られるケースが、昨今やや目立っている。

 ともあれ、八仙丸というネーミングのために、やや高齢の人達は、八味丸と誤解されることがあって、これは大問題なのである。

 六味丸に麦門冬と五味子を加えたものが八仙丸(味麦地黄丸)であり、もしも間質性肺炎の人が、間違って八味丸を服用しようものなら、八味丸中の附子が肺陰を損傷して、ますます間質性肺炎を悪化させ兼ねないので、本当に注意が必要である。

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2009年10月17日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月17日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2018年10月15日

風邪関連の漢方薬を補充される常連さんが急に増える季節

2009年10月15日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月15日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 気が付いたらもう10月半ば。

 本日15日は年金支給日とて、地元スパーの特別割引き日となるのだそうで、これは2ヶ月に1回の恒例行事だという。

 それにしても、急に朝晩の冷え込みを感じる季節となり、今月に入って風邪関連の漢方薬や中草薬類を補充される常連さんやお馴染みさんたちが目立つ。

 すなわち、参蘇飲や葛根湯のみならず、最も数多く目立つのが天津感冒片などの銀翹散エキス製剤類に、定番の板藍茶など。

 ブログに特別書くこともないので、こんな季節的に目立つことでも書いておかないと・・・。

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2011年10月15日の体調を崩して4ケ月半になる茶トラのボクチン(8歳)
2011年10月15日の体調を崩して4ケ月半になる茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2018年10月11日

来年の3月一杯で、Yahoo!ジオシティーズというHP開設サービスが終了するため

2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 本ブログの上部に案内している各ホームページの多くは、来年3月一杯で完全消滅させられる。
 ヤフーさんが突然、ジオシティーズというHP開設サービスを終了するためである。

 10年前の体力があれば、他のレンタルサーバーに移転する方法もあるが、そこまでの意欲も体力もないので、それぞれ思いついた記事から、無料ブログの

中医漢方薬学専門薬剤師のブログ(過去の拙論多数掲載)

にコピーして、各HP消滅までに主なものを保存しておきたいと考えている。

 そこで、まず手始めにやったのが、内容のわかりやすいタイトルに変更して、内容はそのままにコピーした下記の記事から。

数十年前に漢方に無知な医師達による「ツムラの小柴胡湯」乱用によって生じた社会問題となる前に、偶然警告していた拙論

日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱(平成元年の提言!)

 10年以上前に作成した多くのホームページが消滅させられるというヤフーさんの残酷な仕打ち、というよりも過剰な老婆親切。老兵をネット社会から追い出しにかかっているな、とひがみ心も生じないでもない。

 ともあれ、先日も少し書いた本州最北端から来られた人は、幸いにも1回目の3種類の方剤の併用で、わずか1日の服用にして諸症状が軽減した。

 帰路の運転の疲れで多少の波はあっても、こられの方剤でいずれは9割以上の寛解が得られることを期待したい。

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2010年10月11日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月11日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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2018年10月09日

最近の新規相談者は、疾患内容はまったく異なるのに

2008年10月10日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年10月10日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 最近は、どうしたことか三十代の比較的若い女性達の新規相談者が続いている。

 そのため、10日前後で通ってもらっても、まだまだしっかり相談カードを見ないと、誰がどの相談だったか、直ぐには判明できないほど、皆がみな、似た人に見えて区別がまったくつかないことが多い。

 決して老人ボケの始まりではなく、中にはそれほどよく似た美人たちも多いので、相談内容はまったく異なるというのに、ほんとうに直ぐには区別できないほど、よく似た背格好に顔立ちの人達が、何組も続いている。

 ともあれ、上記のような不思議な女性達とは別に、本州の最北端から、数日かけて、わざわざ下関まで漢方相談に来られた人もいる。

 以前、関東地方から軽自動車で2回ほど通って来られた人もおられたが、さすがに本州の最北端から本州の最南端まで、軽自動車で来られたのには驚いた。

 最近の軽自動車はとても性能がよくなっているという。

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2012年10月10日の体調を崩して4ヶ月以上経過した茶トラのボクチン(8歳)
2012年10月10日の体調を崩して4ヶ月以上経過した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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2018年10月04日

悪性腫瘍に対する漢方サポートの問題について、先日の2日に頂いた漢方専門医の先生からのおたより

2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

某漢方専門医の先生からの貴重なおたより:

 いつも御ブログを楽しく拝読させていただいております。本日のテーマに関連しまして。

 各種のがん患者さんの漢方併用治療は内科医、漢方専門医としましても重要な課題と考え、長年、自分なりに併診、処方させていただいてきております。病院の癌の主治医先生との共同治療、連携がうまくできていればよいのですが、現実はかなり厳しいものがありますことは、先生の御経験談のごとくでございます。

 漢方に無理解、あるいは拒否的な医師も少なくないのが現実でしょう。医師のみならず、看護師、職員たちに対する、漢方への正しい知識の普及は常に大きな課題でございます。

 自分が病院の主治医として治療する立場であったころは、自由に漢方も処方しておりました。また、有効と思われるOTCの漢方の希望者には、それも喜んでお教えしておりました。現在、開業の町医者ですから、漢方サポート治療しかできませんし、病院主治医のご理解があることが前提であり、大切ですね。

 健康保険適応の補気血剤、駆瘀血剤などの合理的な併用であっても、それなりの有効性があり、抗癌治療の副作用の軽減、予防、全身状態や感染防御能の改善、精神面のサポートなどにきわめて有用であることは周知の事実です。ぜひ、こういった面で漢方への理解が進むことを希望しております。

 先生のますますの啓蒙活動を期待しております。

2010年10月4日の、茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月4日の、茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 貴重なおたより、ありがとうございます。
 まだまだ、漢方薬の理解は得られない状況が続いていますが、それでも以前に比べれば、全否定される医師の方々が次第に減りつつあるように思われます。

 数十年前は、西洋医学でまったく打つ手がなくなって、はじめて主治医の先生が、漢方など、なんでもやりたいものは使ってよいよと。

 それをもっと早く言ってくれればよかったのにという時代が長く続きましたが、あの時代よりも患者さんもずいぶん賢い行動をとられる人が増えているように思います。

 つまり、漢方薬を毛嫌いされる主治医らしいと思われた人達は、抗癌剤と併用するにあたって、最後まで漢方薬の利用を隠したまま、完全寛解に至ったステージ4の悪性リンパ腫の人。

 慢性リンパ性白血病の人の場合は、10年以上たってもますます好転していくので、とうとう漢方薬の利用がバレて、定期検査の都度、漢方薬はまだ飲んでいるのかね?とからかわれる始末。すでに21年が経過してますますお元気ですが、検査上は根治にまでは至っておりません。

 昨今では、消極的ながら入院中に漢方薬類の使用を許可された例では、気管支にまで浸潤した食道癌で、抗癌剤と放射線治療を行うにあたって、胃瘻から漢方薬を自由に使用することを許され、その後、再発することなく既に5年、ほぼ根治が近づいている人がおられますが、許可された理由が、万一のことがあったとき、漢方薬を使わせてもらえなかったと、恨まれたくなかったから、というような理由だったといわれます(苦笑。

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2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月4日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:食道がん 食道癌
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2018年10月02日

イレッサの副作用に懲りて、次の選択肢、オプジーボの投与を拒否される困った患者さん

2010年10月2日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年10月2日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」だとノーベル賞受賞者の本庶佑氏が説かれている。常識を疑う大切さを述べられているのだが、オプジーボの実際の有効性は2割強だといわれる。

 最近、やや困った患者さんがおられ、当時、余命半年を宣告された肺腺癌のステージ4。

2018年06月15日 やや高齢でも、抗癌剤による副作用の程度はマチマチだが

 イレッサによる激しい副作用に懲りて、当方の多種類の漢方薬類で体調も復調し、肝機能も正常になったところで、薬を減らしたいために、肝機能も正常になったのだから茵蔯蒿湯を止めたいという。

 それは構わないが、次の選択肢として主治医さんにオプジーボの投与を提案されているのに、頑迷に拒否されるので、今回は以前と違って、漢方薬類で体調も調っているのだから、うまくいけば、副作用をかなり軽減できる可能性もあるのだから、主治医の奨めに応じて、一度オプジーボを使ってみてはどうか?

 どうしても副作用に耐えられないようなら、その時点で中止すればよいでしょうと、何度も強く奨めるのだが、二度とあの副作用は御免だとケンモホロロ。

 医師の宣告された余命半年も、全く元気なまま、過ぎ去ろうとしている。とはいえ、一度も試さないというのは、実にもったいない話である。

 ところで、「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」 と説かれる本庶佑氏だが、オプジーボの無効率は裏返せば8割弱ということだから、ネイチャー誌やサイエンス誌よりも、オプジーボの有効性のほうが、やや信頼度が高いとおっしゃりたいのだろうか?

ちょっと気になる参考文献: 近藤誠の重要医療レポート 近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来 夢の新薬・オプジーボは無効だった

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2011年10月2日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年10月2日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母